イベント概要
会期〈制作期間〉3月18日(火)─3月28日(金)
〈展覧会期〉3月29日(土)─7月6日(日)
12:00〜19:00/※月曜(祝日の場合は翌日)休館/入場無料
共同企画者graf(クリエイティブユニット)、IN/SECTS(編集プロダクション)
入居者(出展者)・展示期間
〈第1期/3月〜4月〉→展示内容
美術家・飯川雄大(3/29〜6/1)
写真家・倉科直弘(3/29〜4/27)
イラストレーター・鈴木裕之(3/29〜5/1)
ファションデザイナー・Né-net 高島一精(4/11〜7/6)
アーティスト・MASAGON(3/29〜4/27)
編み師・203gow(3/29〜7/6)
〈第2期/4月〜5月〉
写真家・赤鹿麻耶(4/29〜5/11)
庭師・ニワプラス・辰己兄弟(5/3〜5/17)
写真家・Patrick Tsai(4/12〜7/6)
美術作家・原田郁(4/29〜5/18)
〈第3期/5月〜6月〉
福祉とデザイン・poRiff(5/16〜6/1)
イラストレーター・蒼室寛幸(5/20〜6/1)
漫画家・大嶋宏和(5/20〜6/1)
ミュージシャン・漫画家・こいけぐらんじ(5/20〜6/1)
イラストレーター・タダユキヒロ(5/20〜6/1)
ショップ・ON THE BOOKS(5/20〜6/1)
ショップ・CLAZY MARKET(5/20〜6/1)
ショップ・FOLK old book store(5/20〜6/1)
ショップ・HOP KEN(5/20〜6/1)
〈第4期/6月〜7月〉
美術作家・奥原しんこ(6/3〜7/6)
美術作家・永岡大輔(6/3〜7/6)
音楽家・VOQ(6/3〜7/6)
映像作家・松本力(6/3〜7/6)
会場設営dot architects
主催アートエリアB1
アートや知の可能性を探求(=search)する企画展「サーチプロジェクトvol.3」では、大阪を拠点に活動する【graf】と【IN/SECTS】と【アートエリアB1】が協同し、中之島1丁目1-1に位置する当館を「アパートメント・ワンワンワン」と名付け、”様々な表現活動の集合空間”として活用します。
家具・空間・プロダクト・グラフィックのデザインから、食、アートにわたってさまざまなクリエイティブ活動を展開する【graf】(グラフ)。雑誌の発行・web制作・イベントの企画など多様な編集スタイルによってローカル・カルチャーを発信する【IN/SECTS】(インセクツ)。企業とNPOと大学の共同運営によって芸術文化と学術知の可能性を社会に提案する駅ナカのコミュニティスペース【アートエリアB1】。
三者三様のネットワークを活かした多種多様な”入居者達”を迎え、個々の活動を通じた仮設のアトリエ・事務所・アンテナショップ・シアター等々が雑居する試行の日々を繰り広げます。111日間の出来事に、どうぞ、ご期待ください。
共同企画者プロフィール
g r a f
大阪を拠点に家具の製造・販売、グラフィックデザイン、スペースデザイン、プロダクトデザイン、アートから食、イベントの企画運営に至るまで「暮らしのための構造」をキーワードに、暮らしにまつわる様々な要素をものづくりから考え実践するクリエイティブユニット。decorative mode no.3 なるユニット名で1993年から活動を始め、1998 年、大阪の南堀江にショールーム”graf” をオープン。2000 年に大阪中之島へ移転し、graf bld. を運営。2012 年~は、自社家具工場を改装したgraf studio を拠点に、デザインワーク、ショップ、キッチンから生まれる様々なアイデアを実験的に試みながら、異業種が集まる環境と特性を活かした新たな活動領域を開拓している。 http://www.graf-d3.com/
IN/SECTS
大阪を本拠地に、雑誌やweb サイトの企画から運営、編集、取材執筆、デザインと一連の業務を手掛け、ローカル・カルチャーマガジン「IN/SECTS」を制作・発行する編集プロダクション。これまでにVol.005 まで刊行され、坂本龍一、コーネリアス、EYE(BOREDOMS) × OORUTAICHI、星野源、二階堂和美 × Bose(スチャダラパー)、小籔千豊の巻頭インタビューや、『生駒が面白い。』、『ひとり。』『ローカル・アート』、『クロスカルチャー 2011』、『もうかりまっか?~私たちの働き方2011~』、『OSAKA VISION』など、独自の視点による特集が組まれている。また一方で、様々な場所や人とコラボレーションし、トークやライブ 等、幅広いイベントの企画・運営等を行っている。 http://www.insec2.com/
入居者(出展者)プロフィール
第1期(3月〜4月)
飯川 雄大 Takehiro Iikawa 【展示期間:3/29〜7/6】
美術家
Hight Lights Scene “GoalKeeper” (2014) / Takehiro Iikawa
兵庫県生まれ。主に写真・映像を用い、「衝動をつくる」をテーマにプロジェクト単位で作品を制作。代表作には、日常の断片や見過ごした風景を定点撮影した映像作品『時の演習用時計』(2006)など。また、ハジメテン、ばうみみ、COUMAなどアーティスト・コレクティブの活動も精力的に行う。
倉科 直弘 Naohiro Kurashina 【展示期間:3/29〜4/27】
写真家
長野県安曇野市出身。2008年に撮影アシスタントの仕事で初の来阪。高速を降りた瞬間に大阪の色と空気に魅せられ、一ヶ月後には東京から移住。フィルムでの撮影と自らのプリントすることにこだわり、西成を始め大阪の街とその土地で生きる人々の一瞬を切り取っている。
鈴木 裕之 Hiroyuki Suzuki 【展示期間:3/29〜5/1】
イラストレーター
大阪生まれ、大阪在住。イラストレーターとして雑誌やweb、広告媒体、CDアルバムジャケット等音楽関係で活動中。名古屋のインディペンデント出版レーベルELVIS PRESSより『ODD 図画帖』を、青幻舎より『ナンセンス図画帖』を上梓。(本展メインビジュアルを描く!)
高島一精 Kazuaki Takashima 【展示期間:4/11〜7/6】
Né-net 、ファッションデザイナー
熊本県生まれ。1996年、(株)イッセイ ミヤケ入社、2005年グループ会社A-net Inc.から新ブランドNé-netをスタートさせる。デザイナー・髙島一精がつくる空想的でハッピーなネ・ネットの服は、親子、男女などあらゆるカップルでシェアできるのがコンセプト。着て、みて、みんな思わずにっこり。ネ・ネットというネーミングには仏語で”生まれる”という意味も含まれている。
MASAGON 【展示期間:3/29〜4/27】
アーティスト
フランスでの「2008A/W&S/S Rendez-Vous」出展をきっかけに、洋服のリメイクや人形を使ったカラフルで愉快痛快な作風が様々なメディアから注目を集める。2010年、IN/SECTSのサポートで「100bears living in my head」を開催。大阪を拠点に幅広い活動を展開している。
203gow Nimarusangow 【展示期間:3/29〜7/6】
編み師
風変わりな編み物作品 「へんなあみもの」を作り続け、街中を編み物で埋め 尽くす、ゲリラ編み(Guerrilla Knitting)集団 「編み奇襲団」を立上げる。百貨店、路面店ショーウインドウやファッション誌背景、美術館、ギャラリー展示、ワークショップなども多数開催し精力的に活動中。
第2期(4月〜5月)
赤鹿 麻耶 Maya Akashika 【展示期間:4/29〜5/11】
写真家
1985年大阪府生まれ。2008年関西大学中国語中国文学科卒業後、2010年ビジュアルアーツ大阪写真学科夜間部卒業。 2011年キヤノン写真新世紀グランプリ受賞し、写真集『風を食べる』(赤々舎)を出版。誰もが持つ身体表現の可能性を探りながら、場所、人物、物の三点を組み合わせ、写真や映像にしている。
辰己兄弟 Tatsumi Brothers 【展示期間:5/3〜5/17】
庭師・ニワプラス
八尾市のGREENSPACEで庭づくりをしながら、関西を中心とした「庭」や「緑」に関わる若手集団「ニワプラス」を主宰。LIVING&DESIGN2013ではセミナー講師と会場の庭空間を担当、また「庭的晩餐」や「ニワプラストショカン」など様々な「庭」に関わる活動もニワプラス名義で展開中。
原田 郁 Iku Harada 【展示期間:4/29〜5/18】
美術作家
PC上に仮想空間を創りその中に自身が立ち、そこから切り取った風景を描いている。現在は仮想空間のアップデートとアーカイブを軸にし、美術作家としての活動を広げている。http://www.ikuharada.com/
パトリックツァイ Patrick Tsai 【展示期間:4/12〜7/6】
写真家
パトリック・ツァイ。アメリカ出身の写真家。現在東京在住。日本に移住するまで、中国と台湾で制作活動を行っていた。代表作は、フォトダイアリーシリーズの「My Lsittle Dead Dick」と、「Talking Barnacles」。作品はFoamマガジン、イエール国際フェスティバル、写真新世紀、スーザン・ブライトの”Autofocus: The Self Portrait in Contemporary Photography”、パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)、などでも取り上げられている。
第3期(5月〜6月)
poRiff ポリフ 【展示期間:5/16〜6/1】
福祉とデザイン
poRiffとは、お買い物のたびにもらうレジ袋や、割れ物を包む際に使うプチプチシート等を切り抜いてコラージュしたものに熱を加え、圧着させることで出来上がるシート及び活動のこと。poRiffは精神障がいのあるひとが通う大阪・岸和田の地域活動センター「かけはし」で生まれた。現在は岸和田市・就労継続支援B型事業所オーロラと、東大阪市・生活介護事業所活動センターいっぽによって制作され、薮内都によりディレクト、プロデュースが行われている。買い物袋の裁断から縫製まで、作業は障がいのある人たちが全て手仕事で行い、商品の売り上げは彼らの工賃として還元されている。
蒼室 寛幸 Hiroyuki Aomuro 【展示期間:5/20〜6/1】
イラストレーター
兵庫県育ち、大阪府在住。ハードコアバンドでギターを弾いたり野菜を育てたりしながら、漫画やイラストを描いている。主な受賞歴は兵庫県三田市たこあげ大会総合優勝。好きな食べ物はシャービック(いちご味)。
大嶋 宏和 Hirokazu Oshima 【展示期間:5/20〜6/1】
漫画家
1980年生まれ。大阪市在住。2005年から独学で自作マンガ冊子「ORDINARY FUNERAL」をスタート。京都、大阪を中心に配布中。好きな作家は、ハーヴィー・ピーカー。
こいけ ぐらけんじ Koike Guran.G 【展示期間:5/20〜6/1】
ミュージシャン・絵描き
愛知県立芸術大学油絵科2005年卒業後はバンド活動に専念。2011年にmap comparenotes(Gofish/二階堂和美/トクマルシューゴetc)より『部屋』/シラオカをリリース。2012年頃から知人の影響で漫画を描き始める。
タダ ユキヒロ Yukihiro Tada 【展示期間:5/20〜6/1】
イラストレーター
大阪生まれ、大阪在住。京都精華大学美術学部デザイン科卒業。国内外で書籍、雑誌、展示等で漫画作品、イラストを発表している。キャラクターワークにMoshシリーズ等。趣味は散歩。
ON THE BOOKS 【展示期間:5/20〜6/1】
ショップ
写真・デザイン・ファッション等のアートブックをはじめ、マンガ・音楽・オカルト等のポップカルチャー&サブカルチャー、グッドデザインな文房具や雑貨をセレクトした古本屋です。
CLAZY MARCKET 【展示期間:5/20〜6/1】
ショップ
千日前は味園ビル内のミックスメディア・プロダクション”COSMICLAB”のフラッグショップ。オリジナルアイテムを中心に、”GALAXY GALLERY”と連携したアートピース、エクスパンデッドなアートやパーティー、音楽を通じて繋がった大阪~国内外のグッドカルマなアーティストの作品など、ここでしか購入出来ない珠玉の作品を多数取り揃える。
FOLK old book store 【展示期間:5/20〜6/1】
ショップ
大阪の北浜で本屋とレストランが合体したお店を営んでいます。本屋のメインは古本ですが、最近は新本や雑貨なども充実中です。レストランでは、定番のカレーのほか日替わりメニューもやってます。トークイベントやライブ、演劇、展示など店内イベント多数開催しています。
HOP KEN 【展示期間:5/20〜6/1】
ショップ
関西で音楽イベントなどを企画制作するHOPKEN が、昨年8 月から西区立売堀のビルに構えたセレクトショップ。CD、レコード、雑貨、古本etc.、”これは置いておきたい” という気持ち/見立てに忠実にセレクト。ときおり店内にてライブ、企画展なども開催している。
第4期(6月〜7月)
奥原 しんこ Shinko Okuhara 【展示期間:6/3〜7/6】
美術作家
宮城県出身。横浜美術短期大学、セツ・モードセミナー卒業。主な仕事は雑誌や書籍、広告、CM、WEB、CDジャケットなどのアートワーク。 日本を中心にアメリカ、フランス、イタリア、韓国など国内外で個展やグループ展にて作品を発表。最近の主な個展は、2008年「眠る人」SCAI THE BATHHOUSE(東京)、 2009年「花嫁の手紙」H.P.FARANCE WINDOW GALLERY(東京)、2012年「そのつづき」書肆サイコロ(東京)、2013年「おちこち」hase(名古屋)、2014年「La promenade」MEISON’S ART(大阪)2004年に初作品集「KU U K」、2008年に「眠る人」を出版。ここ数年植物に興味を持ち、日常の中の散歩や旅先で見かけた草花や自然のある風景を描いている。www.shinko.cc
永岡 大輔 Daisuke Nagaoka 【展示期間:6/3〜7/6】
美術作家
1973年山形県生まれ、東京都在住。 Wimbledon School of Art修士修了後、国内外にて個展・グループ展による発表多数。記憶と身体との関係性を見つめ続けながら、創造の瞬間を捉える実験的なドローイングや、鉛筆の線画を早回ししたアニメーション作品を制作。現在、朗読体験を通じて人々をつなげるプロジェクト[Re-constellation] に取り組み、映像、公演等様々な表現活動を展開している。
http://daisukenagaoka.jimdo.com/
VOQ 【展示期間:6/3〜7/6】
音楽家
音楽家。エレクトニカバンド「オルガノラウンジ」のボーカルとして活動。作詞作曲を手がける。2010年よりソロ名義VOQ(ボック)をスタート。楽曲制作やライブパフォーマンス、映像作家との共同制作と平行し、音楽による美術表現を目指している。www.organ-o-rounge.org/voq/
松本 力 Chikara Matsumoto 【展示期間:6/3〜7/6】
映像作家
1967年東京都生まれ、在住。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン専攻修了。ドローイングを撮るアニメーションで絵による映像表現を目指す。国内外での展覧会に発表する他、音楽家・VOQとのライヴによる空間表現や手製映像装置「絵巻物マシーン」のワークショップを町や学校などで行う。近年、自治体間連携モデル事業に端を発して、夕張での滞在制作を通して表現活動を行う。http://chikara.p1.bindsite.jp/