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2013
10 22

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景 〜言葉・本・名物による展覧会〜」

会期
2013年10月22日 - 2013年12月25日
会場

イベント概要

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
   12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会


鉄道芸術祭vol.3 松岡正剛プロデュース
「上方遊歩46景 ~言葉・本・名物による展覧会〜」

鉄道の創造性に着目した企画展「鉄道芸術祭」の第三弾は、鉄道と同じく近代文化の一つである”言葉による芸術表現としての本” をテーマにしています。プロデューサーには、” 本”を多角的に捉える” 知の巨人” 松岡正剛を迎え、上方(京街道)を巡る言葉と本と名物による展覧会を開催します。約2ヵ月の会期中に、松岡正剛と多彩な言葉の表現者たちが上方文化の要塞地を結ぶ京街道沿いの京阪沿線46 駅を探訪したり、様々な資料を元に思いを巡らせ、言葉による多様な表現によって作品を創造します。また、沿線やゲストに関する書籍・名物、松岡正剛やゲストのドキュメント映像、松岡正剛による格言や歌詠みの書、様々な音源を元にしたサウンドインスタレーション等、独自の”立体街道図” を会場に構築するワークインプログレス(創作過程の公開)を実施します。また、ゲストによるトークイベントやワークショップを開催し、”語る言葉の魅力”にも着目します。過去から現在、そして未来へと誘う言葉のチカラとイメージの旅をお楽しみください。

鉄道芸術祭vol.3共同企画者・松岡正剛プロフィール

松岡正剛1944 年、京都府生まれ。編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。1970 年代、工作舎を設立し『遊』を創刊。1980年代、人間の思想や創造性に関わる総合的な方法論として”編集工学”を提唱し、現在まで、日本・経済・物語文化、自然・生命科学、宇宙物理、デザイン、意匠図像、文字世界等の研究を深め、その成果をプロジェクトの監修や総合演出、企画構成、メディアプロデュース等で展開。2000 年、ブックアーカイブ「千夜千冊」の執筆をスタート、古今東西の知を紹介する。同時に、編集工学をカリキュラム化した「イシス編集学校」を創設。2009 ~ 12 年、丸善店内にショップ・イン・ショップ「松丸本舗」をプロデュース、読書体験の可能性を広げる” ブックウエア構想” を実践する。近著に『松丸本舗主義』『連塾方法日本1 ~ 3』『意身伝心』。

〈関連サイト〉
■編集工学研究所:http://www.eel.co.jp/
■千夜千冊:http://1000ya.isis.ne.jp/
■セイゴオちゃんねる http://www.isis.ne.jp/seigowchannel/


ゲストプロフィール

(各ゲストの出展時期は、会期中随時となります。詳細はアートエリアB1までお問い合わせください。)

有栖川有栖有栖川有栖 / 「上方遊歩46景」出展、著作からの選書
小説家。1959年、大阪府生まれ。小学生の頃より推理小説に魅せられ創作活動を開始。1989年、『月光ゲーム』でデビュー。2000年、本格ミステリ作家クラブの初代会長に就任。2003年、『マレー鉄道の謎』で日本推理作家協会賞、2008 年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞。執筆活動の一方で、有栖川有栖創作塾を主宰し、作家志望者の指導を行う。

いしいしんじいしいしんじ / 「上方遊歩46景」出上方本談(11/9)出演、著作からの選書
小説家。1966年、大阪府生まれ。2000年、長編小説『ぶらんこ乗り』を発表。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、2012年、『ある一日』で織田作之助賞を受賞。独自の即興パフォーマンス「その場小説」を全国各地で展開し、様々な表現者ともコラボレーションを行う。現在インターネット上で「いしいしんじのごはん日記」を連載中。

桂南光桂南光 / 上方本談(12/14)出演
落語家。1951年、大阪府生まれ。1970年、桂小米(故・枝雀)に入門。当時の芸名は、桂べかこ。1972年、梅田トップホットシアターで初舞台。1993年、三代目・桂南光襲名。1994年「上方お笑い大賞」受賞。落語家として活躍する一方で、舞台やテレビ・ラジオへの出演等、多方面で活躍するとともに、無類の読書家としても知られている。

川崎和男川崎和男 / 上方本談(10/23)出演、著作からの選書
デザインディレクター、大阪大学&名古屋市立大学名誉教授。1949年、福井県生まれ。デザインディレクターとして、伝統工芸品からメガネ、ロボット、人工臓器、宇宙空間まで幅広くデザイン活動を行い、国内外で数々の賞を受賞する。現在、デザインによる世界平和構築を目指すプロジェクト「Peace-Keeping Design(PKD)」を提唱し活動を行う。

久坂部羊久坂部羊 / 上方本談(11/30)出演、著作からの選書
小説家。1955年大阪府生まれ。1981年、大阪大学医学部卒業後、外務省外務医務官として、サウジアラビア、オーストリア等の日本大使館に勤務。その後、老人医療に従事し、同人誌「VIKING」での活動を経て、2003年『廃用身』で作家デビュー。近著の『ブラック・ジャックは遠かった』は、中之島で過ごした大阪大学医学部生時代を描いた青春回想記である。

小松和彦小松和彦 / 上方本談(12/20)出演、著作からの選書
民俗学者、文化人類学者。国際日本文化研究センター所長。1947年、東京都生まれ。民俗学、文化人類学双方を視野に入れ、一貫して鬼、妖怪、呪術、憑依といった日本文化の奥深くに潜む「闇」を透視し、日本人の心性を浮かび上がらせる特異な文化論を展開している。著書に『神々の精神史』『憑霊信仰論』『異人論』『京都魔界案内』『いざなぎ流の研究』他多数。

柴崎友香柴崎友香 / 「上方遊歩46景」出上方本談(11/17)出演、著作からの選書
小説家。1973年、大阪府生まれ。2000年のデビュー作『きょうのできごと』が映画化され、話題となる。2006年『その街の今は』で織田作之助賞大賞受賞等、2010年『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞を受賞。2012年の『わたしがいなかった街で』では、空爆にさらされた大阪・京橋の街が描かれる。現在「Lmaga.jp」にて「よう知らんけど日記」を連載中。

束芋束芋 / 「上方遊歩46景」出上方本談(12/20)出演、著作からの選書
現代美術家。1975 年、兵庫県生まれ。1999年《にっぽんの台所》で「キリンコンテポラリーアワード」最優秀作品賞受賞。以後、国内外の展覧会で高い評価を得る。本の装丁等も多数手がけ、2006年、朝日新聞で吉田修一「惡人」の挿絵を担当。2011年『大阪観考』で大阪民話を題材にした作品を書籍の中で展開。今秋、「杉本文楽曾根崎心中」では舞台美術の一部を務める。

仲野徹仲野徹 / 上方本談(11/30)出演、著作からの選書
大阪大学大学院・生命機能研究科および医学系研究科教授。医学博士。1957年、大阪府生まれ。1981 年、大阪大学医学部卒業後、研究者として「いろいろな細胞はどうやってできてくるのだろうか」をテーマに研究を進める。主な著書に、『なかのとおるの生命科学者の伝記を読む』等。愛読家としても知られ、書評サイト「HONZ」にて多数の書評を連載中。

橋爪節也橋爪節也 / 上方本談(11/28)出演、著作からの選書
美術史家、大阪大学総合学術博物館館長。1958年、大阪市島之内生まれ。大阪大学文学研究科教授を経て現職。美術史にとどまらない観点から近世・近代大阪を探究する。木村蒹葭堂や北野恒富、佐伯祐三等の数々の展覧会に携わり、「没後200年記念木村蒹葭堂―なにわ知の巨人」の企画・編集に参加。編著に『戦後大阪のアヴァンギャルド芸術:焼け跡から万博前夜まで』等。

春野恵子春野恵子 / 上方本談(12/14)出演エディット・トレイン(12/22)出演
浪曲師。東京大学卒業後、日本テレビ「進ぬ!電波少年」ケイコ先生としてデビュー。2003年関西浪曲界の重鎮・春野百合子に入門。2006年初舞台以降、天満天神繁昌亭等に出演する他、浪曲ワークショップ付きのライブ「春野恵子のROUKYOKUROCK YOU!」など企画公演を精力的に行う。今年3月浪曲界初の全編英語浪曲を披露、来年3月NY浪曲公演予定。

ほしよりこほしよりこ / 「上方遊歩46景」出、著作からの選書
漫画家。1974年生まれ。2003年、『きょうの猫村さん』がインターネット上で連載され話題になり、2005年に単行本化。今夏、愛媛県宇和島市の木屋旅館でのアートプロジェクト「ATARTUWAJIMA2013」では、建築家・永山祐子と束芋とのコラボレーションし、小説を出展した。著書は他に『僕とポーク』、『山とそば』、『カーサの猫村さん1、2』などがある。

町田康町田康 / 「上方遊歩46景」出、著作からの選書
小説家、ミュージシャン。1962年、大阪府生まれ。高校時代より町田町蔵の名で音楽活動を開始。1996年、処女作『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。2000年『きれぎれ』で芥川賞、2002年『権現の踊り子』で川端康成文学賞を受賞。2005年には「河内十人斬り」を題材にした『告白』で谷崎潤一郎賞を受賞。

山本精一山本精一 / エディット・トレイン(12/22)出演
音楽家。1958年、兵庫県生まれ。1987年より、大阪のライブハウス「難波ベアーズ」の店長。2002年までボアダムスにギタリストとして参加。現在は、PLAYGROUND、PARA、PSYCHEDELIC JET SETS、ROVO、MOST、YA-TO-I等、ソロを含め多彩な音楽フィールドで活躍。また、様々なメディアへの評論、文芸誌等への寄稿等、文筆家としても活動を展開する。

※ 出・・・沿線探訪や資料を参照にした言葉によるオリジナル作品


まもなく開催予定のプログラム※プログラムの内容は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。