イベント概要
日時9月30日[木]19:00─21:00
プレゼンテーターNathaniel Parks(シカゴ美術館アーカイブ・ディレクター)
Katja Leiskau(ドイツ建築博物館アーカイブ部長)
※いずれも収録映像での出演
ディスカッサント五十嵐太郎(建築史・建築批評家、東北大学大学院教授)
渡部葉子(慶應義塾大学アート・センター教授)
モデレーター植木啓子(大阪中之島美術館学芸課長)
木ノ下智恵子(大阪大学准教授、アートエリアB1運営委員)
主催大阪中之島美術館、アートエリアB1、クリエイティブアイランド中之島実行委員会
助成公益財団法人ユニオン造形文化財団
観覧方法
<実来場観覧>
会場:アートエリアB1/定員:100名程度(無料/申込不要/当日先着順)
「ご来場の皆様へ」をご確認・ご了承のうえお越しください。
<オンライン視聴>
ライブ配信にて開催します。
こちらのYouTubeリンクよりご覧ください。
(観覧無料/申込不要)
※「オンライン配信ご視聴の皆様へ」をご確認・ご了承のうえご視聴ください。
2022年2月に開館する大阪中之島美術館は、近年その重要性が語られている「アーカイブ」を、美術館の主要機能のひとつと位置づけ、積極的に推進しています。中核都市・大阪にある美術館にとって、アーカイブの活用を都市へと拡げていくこと、この場所における意義を形成していくことは、アーカイブの機能的な充実と並行して考えるべきことではないでしょうか。
アーカイブにおいて整理され固定された、言い換えれば「凍結」された資料は、未来へ向かう可能性です。この可能性を私たちはどのように展開、いわば「解凍」するのか。新たな都市の歴史の記述に活かしたり、次の創造的な活動に寄与したり、どのような「第二の生」=意味を持つことができるのか。水都大阪と同じ特性を持つ都市、シカゴとフランクフルトの実践を参照しつつ、議論を展開します。
<オンライン観覧方法>
こちらのリンクからご視聴ください→ https://youtu.be/F6EerUDwFPQ
※トークの録音や画面録画はご遠慮ください。\\質問・感想募集//
内容に関する質問や感想は、
トーク開催中に、YouTubeコメント欄、Facebookメッセンジャー、E-mailよりお寄せください。
・受付時間:9月30日[木]19:00─20:45
・Facebookメッセンジャー: @artareab1
・E-mail:mail●artarea-b1-old.tasko.jp(●は@に変えてください)
※時間の都合上、全てのご質問をご紹介できない場合があります。
あらかじめご了承ください。ご視聴ありがとうございます。アンケートへのご協力をお願いいたします。
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ゲスト プロフィール
Nathaniel Parks(ナサニエル・パークス)|シカゴ美術館アーカイブ・ディレクター
マサチューセッツ州ボストンのシモンズ大学にて図書館及び情報科学の修士号を取得後、シカゴ美術館のライアソン&バーナム美術・建築アーカイブズにてアーキビストとして活動。「ダンクマール・アドラー&ルイス・サリバンによるシカゴ証券取引所トレーディング・ルームの再建」をはじめ、多数の展覧会プロジェクトに参画。現在は、同美術館アーカイブズのディレクターとして、すべてのアーカイブズやその活用、関連プログラムを統括。また、プルマン歴史財団の理事会メンバーとして、鉄道車両製造で一時代を築いたプルマン社のアーカイブズのマネージメントにあたっている。
Katja Leiskau(カチャ・ライスカウ)|ドイツ建築博物館アーカイブ部長
ヘッセン州マールブルクにて美術史、ロシア文学などを学び、博士課程在籍中、ドイツ美術史ドキュメンテーション・センターにてアーキビストとして活動。さらにベルリン工科大学建築博物館やドレスデン美術館、ザクセン州立大学図書館にて、プロジェクト・コーディネーターや専門研究員としてキャリアを重ねる。2019年にフランクフルト市にあるドイツ建築博物館のアーカイブ部長に就任。25万件の建築ドローイングや図面、1600件に上る建築模型を含む、同博物館の広範囲に及ぶコレクションを統括している。
五十嵐太郎|建築史・建築批評家/東北大学大学院教授
あいちトリエンナーレ2013芸術監督、第11回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展日本館コミッショナーを務める。「インポッシブル・アーキテクチャー」「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」「装飾をひもとく〜日本橋の建築・再発見〜」などの展覧会を監修。第64回芸術選奨文部科学大臣新人賞、2018年日本建築学会教育賞(教育貢献)を受賞。『建築の東京』(みすず書房)ほか著書多数。
渡部葉子|慶應義塾大学アート・センター 教授/慶應義塾ミュージアム・コモンズ副機構長
近現代美術史を専門とし、東京都美術館、東京都現代美術館において学芸員として活動。2006年より慶應義塾大学アート・センターにて、展覧会や各種催事を企画実施する(現代美術のシリーズ展など)とともにアート・センターが所管するアーカイブの活動にも関わる。「東京ビエンナーレ’70」研究プロジェクトや慶應義塾の建築プロジェクトなど、アーカイブ活動と展示やワークショップを結びつけた活動を実践している。