イベント概要
会期2020年1月24日(金)─3月22日(日)
※月曜休館(祝日の場合は翌日)
世界に誇る歴史と文化の集積地である大阪の中之島エリアは、パリのシテ島、ベルリンのムゼウムス・インゼルなど、世界に類する都心の中州(島)の可能性に満ちています。本事業は、中之島エリアを「創造的な研究所(クリエイティブ・ラボ)」として見立て、中之島に点在する文化施設や団体との連携、アーティストや研究者によるリサーチなど、3つのプロジェクトを通じて、中之島の創造的な活用法を探ります。
3つのプロジェクト
中之島ポスタープロジェクト
展示企画「ビルダーズ:工事記録にみる都市再考」
中之島文化ネットワーク
主催アートエリアB1
(大阪大学、NPO法人ダンスボックス、京阪ホールディングス(株))
共催クリエイティブアイランド中之島実行委員会
助成大阪市
中之島ポスタープロジェクト
被写体との独特の距離感をもった写真作品で知られる写真家・野口里佳が、春夏秋冬の中之島を巡り、独自の視点で捉えた写真をもとに、中之島をプロモーションするイメージポスターを制作しました。もう一つの中之島の姿を、大阪や京都の駅、街のなかに展開します。
ポスター展示期間2020年1月〜3月
場所アートエリアB1、京阪本線および中之島線の駅、ほか
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展示企画「ビルダーズ:工事記録にみる都市再考」
本展では、企業等が保有する大阪の都市形成に深く関わる地下鉄や巨大ビルディングの工事記録映像などを上映します。特に大大阪時代の1930年代と戦後復興の1960年代の工事記録映像には、当時の風景はもとより、職人の土木技術と身体性、街ゆく人々のふるまい、そして大事業を成し遂げる人々の労苦や歓喜をも映し出し、蓄積された都市の記憶が刻まれています。今回は、これらの工事記録映像とともに、現代の中之島を川から捉えた映像をあわせて展示し、過去から脈打つ都市の様相を俯瞰します。 また会期中には、建築家、アーキビスト、視覚文化研究者、工学研究者など、さまざまな専門家による視点から読み解くトークシリーズを並走させることで、都市の成り立ちを後世に示す文化資産としての映像アーカイブの可能性について多角的に探ります。
会期2020年1月24日(金)─3月22日(日)12:00─19:00
会場アートエリアB1
休館日月曜休館(2/24のみ開館、翌2/25休館)
入場料無料
展示協力大阪市高速電気軌道株式会社、株式会社大林組、
株式会社竹中工務店、京阪電気鉄道株式会社
上映内容
「大阪瓦斯ビルディング 建設の記録」(1933年/40分/株式会社大林組所蔵)
「大大阪観光」(1937年/29分/大阪市所蔵)
「新朝日ビル誕生」(1958年/30分/株式会社竹中工務店所蔵)
「鉄路と汗」(1963年/49分/京阪電気鉄道株式会社所蔵)
*本展では、写真家の野口里佳による中之島のポスターおよび、現在の中之島を川から記録した映像をあわせて展示予定。
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中之島文化ネットワーク
中之島周辺には、美術館やホール、科学館、図書館など16以上の文化拠点が集積しています。これら文化施設や機関と連携して、各拠点が有する固有の資源(人・コレクション・歴史・取組み)を活かしたトークやツアーなどを展開します。連携企画の積み重ねを通じて、施設固有の客層の拡張や観客の回遊性を誘引するとともに、中之島の文化ネットワークの構築と組織体制づくりに繋げます。
※各連携プログラムについては、以下の「関連イベント・関連情報」をご覧ください。