イベントを読み込み中
2019
9 21

「新収蔵品:サラ・モリス《サクラ》展」

会期
2019年9月21日 - 2019年10月6日
会場

イベント概要

会期9月21日[土]─10月6日[日] 12:00─19:00 *最終日は15:00まで
休館日9月24日(火)、30日(月)
入場料無料

「大阪中之島美術館 開館プレイベント2019」特設サイトはコチラ

お問い合わせ大阪中之島美術館準備室 TEL:06-6469-5194

主催大阪中之島美術館準備室
共催アートエリアB1
協力パナソニック / graf / PARALLAX / Friedrich Petzel Gallery, New York.
   Kevin P.Mahaney Center for the Arts Foundation / タグチファインアート
後援駐大阪・神戸米国総領事館

2021年度に開館を予定している大阪中之島美術館は、ニューヨーク在住の現代美術作家、サラ・モリスの作品を2018年度に収蔵しました。そのうちの1点《サクラ》は、大阪の春の姿と都市の暮らしの中に見えるさまざまな色合いと風土を撮影した、50分を超す映像作品です。
大阪中之島美術館はその開館に先駆けて、今の大阪の姿を鮮やかにとらえた本作を、特別に公開します。
《サクラ》は、モリスが自身の代表的な作品である抽象絵画と平行して制作に取り組む、都市がもつカラーをテーマにした映像作品シリーズのひとつです。これまでにも北京、アブダビ、パリ、ロサンゼルス、リオデジャネイロ、シカゴなどの都市で撮影されてきました。モリスが現地で綿密なリサーチを行うことで選び出した、それぞれの街を象徴する鮮やかなカラーで映像全体が構成されています。《サクラ》はそのシリーズの最新作にあたり、大阪の高層ビルが立ち並ぶ都市風景や、街かどの様子、そこで出会った人々の姿といった日常の中にちらばる色が次々と映し出されます。《サクラ》というタイトルは、撮影時期が春であっただけでなく、桜が日本を代表する植物のひとつであること、またモリスが幼少のころ親しんだクレパスの名前にサクラが使われていることなどに由来しています。
映像として、大阪という街の日常的な姿を映しながら、その断片的な場面をつなぎ合わせることにより、人や景色、場所の持つ色や形が強調され、抽象的な美しさを描き出す作品となっています。

アーティスト プロフィール

サラ・モリス | Sarah MORRIS

1967年、イギリス生まれ。現在はニューヨーク及びロンドンを拠点に活動する。色鮮やかなグリッドによる幾何学的な抽象絵画で国際的に評価され、公共施設の壁画など、パブリックアート作品も多く手がける。また映像作品も制作し、独自の視点で都市に内在する政治や社会の構造をとらえて、その深層を露わにする作風で知られる。
サンパウロ・ビエンナーレ(2002年)、釜山ビエンナーレ(2002年)などの国際展への参加のほか、パレ・ド・トーキョー(パリ、2005年)、バイエラー財団美術館(バーゼル、2008年)、ルイ・ヴィトン財団(パリ、2014年)、UCCA(北京、2018年)など、世界各地の美術館で大規模な個展が多数開催されている。また、ポンピドゥー・センター、グッゲンハイム美術館、テートモダンなど各国を代表する美術館にコレクションされており、日本では大阪中之島美術館が初めて、《サクラ》と絵画作品3点を収蔵した。

まもなく開催予定のプログラム※プログラムの内容は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。