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2017
6 15

「視覚がもたらす不思議と脳細胞の秘密」

会期
2017年6月15日
会場

イベント概要

時間19:00-21:00
定員50名程度(当日先着順・入退場自由)

ゲスト藤田一郎(脳科学者、大阪大学大学院生命機能研究科 教授)

カフェマスターやんツー(アーティスト)、寺田英史(dot architects)、木ノ下智恵子(大阪大学21世紀懐徳堂 准教授、アートエリアB1運営委員)

わたしたちの知覚の中で最も発達しているとも言われる視覚は、世界や空間を精緻にとらえる受容器であるとともに、実際とは異なる知覚を得てしまう錯覚現象などももたらします。心や行動を支える情報処理機械として機能する脳は、ものを見ることに関わるたくさんの領野があり、そのそれぞれで、何千万という数の神経細胞が働いています。現在、アートエリアB1で開催中の企画展サーチプロジェクトvol.6「ニュー”コロニー/アイランド”〜わたしのかなたへ〜」では、そうした視覚の不思議に着目した”バーチャルリアリティーブランコ”など、宇宙的な体内空間を浮遊して体感するため装置があります。今回のラボカフェでは、視覚に注目して、知覚の形成の脳内メカニズムを研究されている、脳科学者の藤田一郎さんをゲストにお迎えし、「つくり、しくみ、なりたち、はたらき」の4つの解明を通して、脳が心を生み出す秘密についてお伺いします。


■イベントレポート(スタッフブログ)はこちら
視覚がもたらす不思議と脳細胞の秘密(藤田一郎さんをお迎えして)

視覚がもたらす不思議と脳細胞の秘密(藤田一郎さんをお迎えして)

ゲストプロフィール


藤田一郎氏プロフィール.jpgのサムネイル画像藤田一郎

脳科学者、大阪大学大学院生命機能研究科 教授
1956年広島県生まれ。東京大学理学部卒業、同大学院理学系研究科修了。理学博士。岡崎国立共同研究機構生理学研究所、カリフォルニア工科大学、理化学研究所、大阪大学医学部教授を経て、現在は大阪大学大学院生命機能研究科、同大学基礎工学部教授​および
脳情報通信融合研究センター教授。視覚に注目して、知覚の形成の脳内メカニズムを研究。とくに、両眼立体視(3Dビジョン)の脳内メカニズム、大脳皮質視覚野の機能的構造、アクティブビジョン(能動的視覚)、質感情報処理に着目し、霊長類の大脳皮質のつくり(構造)、しくみ(機構)、なりたち(発達)を、神経細胞のふるまい(生理反応)、かたち(形態)、ならび方(機能構築)、つながり(神経回路)という4つの視点からの解明を目指している。著書に『「見る」とはどういうことか~脳と心の関係をさぐる』(2007、化学同人)、『脳ブームの迷信」』(2009、飛鳥新社)、『脳の風景~「かたち」を読む脳科学』(2011、筑摩書房)、『脳がつくる3D世界~立体視のなぞとしくみ』(2015、化学同人)など多数。

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