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2017
5 24

「膜であるヒトの内と外」

会期
2017年5月24日
会場

イベント概要

時間19:00-21:00
定員50名程度(当日先着順・入退場自由)

ゲスト永田和宏(細胞生物学者、歌人、京都産業大学 タンパク質動態研究所 所長/総合生命科学部 教授)

カフェマスター家成俊勝(dot architects)、木ノ下智恵子(大阪大学21世紀懐徳堂 准教授)

わたしたちの体内、細胞という極小宇宙のなかには、舌を巻くほど緻密で巧妙な仕組みがあります。そこでは日々、分解と合成、通過と輸送、構造変換とフィードバック制御、という高度なはたらきが繰り返され、まるでひとつの社会を形成しているようでもあります。現在、アートエリアB1では、サーチプロジェクトvol.6「ニュー”コロニー/アイランド”〜わたしのかなたへ〜」と題して、”わたしたち”の内にある、巨大な宇宙と似て非なる未知なる世界(彼方)について考察する展覧会を開催中です。今回のラボカフェでは、生命活動を維持する上で欠かすことのできないタンパク質の誕生から死までのメカニズムを研究されている、細胞生物学者の永田和宏さんをゲストにお迎えします。今年、”ヒトは「膜」である”という視点から、内と外の絶え間のないせめぎ合いこそが生命の本質であるという著書『生命の内と外』を出版された永田さんに、わたしたちの体内の世界や生命を維持する恒常性(ホメオスタシス)についてお伺いします。


■イベントレポート(スタッフブログ)はこちら
「膜であるヒトの内と外」(永田和宏さんをお招きして)

「膜であるヒトの内と外」(永田和宏さんをお招きして)

ゲストプロフィール

永田写真(屋外) のコピー.jpg永田和宏
細胞生物学者、歌人、京都産業大学 タンパク質動態研究所 所長/総合生命科学部 教授
1947年滋賀県生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。後に結婚する河野裕子らと共に大学時代から本格的に短歌を始め、高安国世氏に師事。森永乳業に就職後、京都大学胸部疾患研究所へ移り、市川康夫氏に師事、細胞生物学研究者となる。米国NIHに留学しコラーゲン特異的分子シャペロンHSP47を発見する。京都大学再生医科学研究所教授を経て、京都産業大学総合生命科学部教授・初代学部長。現在、宮中歌会始詠進歌選者を務める。主な著書に、『生命の内と外』(2017、新潮社)、『タンパク質の一生―生命活動の舞台裏』(2008、岩波書店)、『歌に私は泣くだらう: 妻・河野裕子 闘病の十年』(2014、新潮社)、『たとへば君』(2011、文藝春秋社)等。


まもなく開催予定のプログラム※プログラムの内容は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。