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2015
6 19

「生物と工学と藝術〜ハイブリッドの創造性」

会期
2015年6月19日
会場

イベント概要

時間19:00─21:00
定員50名程度(当日先着順・入退場自由)

ゲスト久保田晃弘(アーティスト、多摩美術大学情報デザイン学科教授)
    原正彦(東京工業大学大学院総合理工学研究科教授)

カフェマスター稲福孝信(アーティスト、プログラマー)
        木ノ下智恵子、久保田テツ(大阪大学CSCD教員、アートエリアB1運営委員)

支援JST(科学技術振興機構)科学技術コミュニケーション推進事業「ネットワーク形成型」

従来のコンピューターとは全く異なる「知的ナノ構造体」の実現可能性を示唆する「粘菌コンピューター」の研究・開発者である原正彦氏。数値流体力学、人工物工学に関する研究を経て、さまざまな領域を横断・結合させながら作品表現へと結実させるアーティスト久保田晃弘氏。それぞれに生物に関係する、工学と藝術の専門家をゲストに迎え、個別の探求を踏まえながらも他分野との融合によって付加される発想力や発明の源泉についてお聞きします。そして複合要素によって予想不可能な変化を続ける「ニュー”コロニー、アイランド”」のハイブリッドな創造性について、プロジェクトメンバーの稲福孝信氏らとともに語り合います。

■イベントレポート(スタッフブログ)はこちら →
ハイブリッドなトーク

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ゲストプロフィール

原正彦(はら・まさひこ)
(東京工業大学大学院総合理工学研究科教授)
1957年生まれ。1980年東京工業大学・有機材料工学科卒業、85年理化学研究所入所、88年工学博士。専門分野は、ナノテクノロジー、自己組織化、バイオインターフェース、バイオ情報処理、さらに化学進化と生命の起源と多岐に渡る。また、理研揺律機能研究チームのチームリーダーとして、粘菌の行動観察から新しい計算原理を導きだし、2005年「粘菌コンピューター」の特許出願、2006年に論文発表。この研究を通じて、生物が周囲の環境の変化に適応して行動する様子を情報処理と捉える新たな視点を提供するとともに、従来のコンピューターとは全く異なる新しいタイプのコンピューター「知的ナノ構造体」の実現可能性を示唆した。
http://www.youtube.com/watch?v=uv3OYtQExD4
http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/publications/news/2013/rn201312.pdf
http://www.riken.jp/pr/press/2013/20130809_1/

久保田晃弘(くぼた・あきひろ)
(アーティスト、多摩美術大学情報デザイン学科教授)
1960年大阪生まれ。東京大学大学院工学系研究科船舶工学専攻博士課程修了、工学博士。数値流体力学、人工物工学(設計科学)に関する研究を経て、1998年から現職。世界初の芸術衛星と深宇宙彫刻の打ち上げに成功した衛星芸術プロジェクト(ARTSAT.JP)をはじめ、バイオアート(BIOART.JP)、デジタルファブリケーション、自作楽器によるサウンドパフォーマンスなど、さまざまな領域を横断・結合するハイブリッドな創作の世界を開拓中。著書に『消えゆくコンピュータ』(岩波書店、1999)、『FORM+CODE–デザイン/アート/建築における、かたちとコード』(BNN新社,監訳,2011)などがある。
http://artsat.jp
http://bioart.jp
http://www.flickr.com/photos/akibatamabi21/sets/72157632795904122/
https://dl.dropboxusercontent.com/u/1336163/BioMediaArtBook.pdf
http://www.facebook.com/hemokosa

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