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2018
11 10

鉄道芸術祭vol.8「超・都市計画 〜そうなろうとするCITY〜」

会期
2018年11月10日 - 2019年1月27日
会場

イベント概要

会期2018年11月10日(土)─2019年1月27日(日)

開館時間12:00〜19:00(12/14(金)〜12/24(月・祝)は21:00まで開館)
     *休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12月30日〜1月7日
     *入場無料(一部有料イベント)

参加アーティストTHE COPY TRAVELERS(加納俊輔、迫鉄平、上田良/アーティスト・ユニット)
          Oscar Peters(アーティスト)
          飯田和敏(ゲーム作家)

プレスリリース
「コンセプト & アーティスト発表について」(2018.7.24/PDF形式1MB)
「企画詳細およびイベントプログラムの発表について」(2018.10.15/PDF形式1.2MB)

主催アートエリアB1
企画制作大阪大学共創機構社学共創本部21世紀懐徳堂/NPO法人ダンスボックス
助成芸術文化振興基金、大阪市、花王芸術・科学財団、朝日新聞文化財団
協力京阪電気鉄道(株)、TSUKUMO

鉄道芸術祭vol.8では、アートエリアB1開館/中之島線開業10周年を記念して、沿線開発という「都市計画」の産物である当館の出発点に立ち返り、「鉄道と都市計画」をテーマに開催します。  
 産業革命以後、鉄道は近代都市計画の要でありつづけてきました。その沿線開発に伴って日常環境が向上した一方で、都市風景や生活様式の画一化と私たちの感性の均質化をもたらしたともいえるでしょう。  
 そこで本展では、異なる三組の表現者による「超・都市計画」を試行します。
加納俊輔、迫鉄平、上田良によるユニットTHE COPY TRAVELERSは、風景や人々のふるまいを観察・採取・コラージュした平面表現によって、都市の混沌や多層性を表出させます。
日本初紹介となるオランダ出身のオスカー・ピータースは、巨大な木製コースター型の立体表現によって、鉄道や道路などの軌道を連想させる都市の空間構造を出現させます。
ゲーム作家の飯田和敏は、仮想現実の世界においてこそ可能な都市の浮遊体験を実現させると同時に、都市生活者のあり方にも言及します。  三者三様の手法と表現を手がかりに、さまざまな課題を抱える都市とそこに住む人々の現実を、創造的観点から超越的にとらえた「都市の鳥瞰図」を創出します。

アーティストプロフィール

THE COPY TRAVELERS | アーティスト・ユニット(加納俊輔、迫鉄平、上田良)
京都および東京を拠点として活動する美術家、加納俊輔、迫鉄平、上田良によるユニット。「複製」や「コラージュ」といった手法の可能 性について、コピー機やスキャナ、カメラなどのツールを用いて実験を繰り広げている。こうした実験から生まれた60 枚の印刷物から成 るアートブック『THE COPY TRAVELERS by THE COPY TRAVELERS』を2015 年にBLUE ART 社より出版。主な展覧会に「水に浮か んだフォーシーム」(eN arts、京都、2016)、「ストーブリーグ2016」(Division/VOU、京都、2016)、「THE COPY TRAVELERS by THE COPY TRAVELERS」(NADiff gallery、東京、2015)など。


Oscar Peters | アーティスト
1981 年オランダ・ボルゲル生まれ。アムステルダム拠点。 動きをともなう立体作品や、人が入り込める大掛かりなインスタレーション、写真作品などを制作。馴染みのある道具や日用品が シンプルな仕掛けで予想外の動きを繰り返す。そこに暴力性やユーモア、アイロニーが絶妙なバランスで見え隠れして鑑賞者の意 識を捕らえる。ピータースは笑いや可笑しみの構造を最大限に利用しながら、環境や政治、暴力といった現代社会が抱えるさまざ まな課題を、鮮やかに切り取って見せる。主な展覧会に、「The Wild」( W139、アムステルダム、オランダ、2017)、 「Maelström」(Arti et Amicitiae、アムステルダム、オランダ、2016)、「The you inside of me」(Miller Gallery、ピッツバーグ、 アメリカ、2016)他多数。鉄道芸術祭では、レール機構を用いた大型インスタレーション(下記参考写真)を、大阪での滞在制作 により新作として発表する予定。日本では初めての紹介となる。http://oscarpeters.com/


飯田和敏 | ゲーム作家
立命館大学映像学部教授。1968 年東京都生まれ。多摩美術大学卒業。 1995 年、勝ち負けや明確な目的を定めない海底散策ゲーム『アクアノートの休日』(PlayStation) でデビュー。以降『太陽のしっぽ』 (1996、PlayStation)、『巨人のドシン』(1999、Nintendo64DD)、『ディシプリン* 帝国の誕生』(2009、WiiWare) などをリリース。 既存のビデオゲームの価値観や概念にとらわれない斬新な表現と作風で知られる。2011 年、日本科学未来館の常設展示『アナグラの うた- 消えた博士と残された装置-』の制作に参加し、本作品は同年第 15 回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞受 賞。現在、ゲーム菩薩グループのメンバーとして、フリーの地図情報「Open Street Map」から生成された都市空間を舞台にした VR ゲーム『水没オシマイ都市』を制作中。

まもなく開催予定のプログラム※プログラムの内容は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。