イベント概要
日時12月26日(土)16:30〜19:00 (参加無料・申込不要)
※展覧会のご観覧は16:00までとなります。
トークゲスト:西谷真理子(編集者、京都精華大学特任教授)
千葉雅也(哲学者、立命館大学大学院准教授)
ショー出演者:NAZE(アーティスト、鉄道芸術祭vol.5参加アーティスト)
PUGMENT(ファッションブランド、鉄道芸術祭vol.5参加アーティスト)
小山友也(アーティスト、鉄道芸術祭vol.5参加アーティスト)
dot architects(建築ユニット)
三重野龍(グラフィックデザイナー)
contact Gonzo(アーティスト)
監修ホンマタカシ(写真家、鉄道芸術祭vol.5プロデューサー)
全体進行木ノ下智恵子(アートエリアB1運営委員、大阪大学CSCD教員)
クロージングイベントは、展覧会のテーマを改めて多角的に捉え直す機会として、ファッションやサブカルチャーを含む表象文化に関するゲストトークと、鉄道芸術祭vol.5参加アーティストのNAZE、PUGMENT、小山友也をはじめとした多彩な出演者たちによるスペシャルプログラムを開催します。
都市生活や現代社会の規制や既存の価値観に揺さぶりをかける新進気鋭のアーティストやファッションブランド、グラフィックデザイナー、建築ユニットたちによる実験的な”ニューショー”と、その可能性と未来について考察するトークによる、展覧会フィナーレにぜひご期待ください。
※本プログラムでは、出演者によるライブペイントや木材の裁断を行います。ご観覧には、汚れてもいい服装でご来場ください。
■イベントレポート(スタッフブログ)はこちら
→鉄道芸術祭vol.5大団円。「もうひとつの電車」ならではのクロージングイベントとなりました!
トークゲストプロフィール
西谷真理子(にしたに まりこ) | 編集者、京都精華大学特任教授
1950年兵庫県生まれ。1974年東京都立大学卒業後、文化出版局に入社。1980〜82年パリ支局勤務。「装苑」「ハイファッション」他に在籍し、2011年退職。編集者として数々の企画を手がけ、ファッションを多角的に捉える試みを展開。
編著に『感じる服 考える服』(以文社)『ファッションは語りはじめた』『相対性コムデギャルソン論』(ともにフィルムアート社)。
千葉雅也(ちば まさや) | 哲学者、立命館大学大学院准教授
1978年生まれ。研究者(現代哲学、表象文化論)、批評家。20世紀フランスの哲学者ジル・ドゥルーズを中心とした現代思想を専門としつつ、哲学をベースに美術・文学・音楽・ファッションなどを巡って横断的な批評活動を行う。また、新しい男女観や家族関係のあり方などについても独自の視点から考察し注目を集める。
著作『動きすぎてはいけない』(河出書房、2013)で表象文学学会賞、紀伊國屋じんぶん大賞受賞。
ショー出演者プロフィール
NAZE (なぜ) | アーティスト
1989年茨城県生まれ、京都府在住。京都精華大学卒業。ゴミや廃材などの収拾物、印刷物や写真など既存のモチーフに描くドローイング作品や、グラフィティを用いた作品などを制作。個人での活動の他にcontact Gonzo、犯罪ボーイズといったアーティストユニットでも活動。主な展覧会に、2011 年「NAZE?」 FOIL GALLERY( 東京)、2013 年「GO OUTSIDE」 FOIL GALLERY( 京都) など。
PUGMENT (ぱぐめんと) | ファッションブランド
1990年東京都生まれの今福華凜と大谷将弘が2014 年に設立。「捏ねられたもの」としてPUGMENT と名付け、ファッションを軸に活動を始める。主なコレクションに「存在するものは、変化のためにのみ存在することを忘れるな。Don’ t forget that entities exist only for a change.」(東京、2015)、「正しい装い」(東京、2014)、「MAGNETIC DRESS」(東京、2014)、「熱鉄衣」(東京、 2014)。http://www.pugment.com
写真:《正しい装い》2014
小山友也(こやま ゆうや) | アーティスト
1989年生まれ。2015年東京造形大学大学院修了。既存の枠組みの外にどのように開くかを考えながら活動を展開。一般的な枠組みを捉えなおし、別のしかたで対象との関係が作られるプロセスを、作品として扱っている。コミュニケーションの中の要素をいろいろ引き出したり差し引いたりして作品を制作。展示では主に映像、インスタレーション、音声、彫刻などの形式で発表している。
dot architects(ドット・アーキテクツ) | 建築ユニット
家成俊勝、赤代武志により2004年設立。大阪を拠点に活動し、建築設計に留まらず、現場施工、アートプロジェクト等、様々な企画に携わる。2014年、土井亘参加。2015年、寺田英史参加。鉄道芸術祭では、展覧会場及び「光善寺駅カメラオブスキュラ」の設計と施工を担当している。
http://dotarchitects.jp
三重野龍(みえの りゅう) | グラフィックデザイナー
1988年生まれ。2011年、京都にてフリーで活動開始。ペイントユニット”uwn!(うわん)”の一員としてFREE MAGAZINE “AT PAPER.”のデザインを担当。2013年よりパフォーマンスグループMuDA(ムーダ)に参加。鉄道芸術祭では、展覧会ロゴや印刷物のデザインを担当している。
http://mieno-ryu.com/
contact Gonzo(コンタクト・ゴンゾ) | アーティスト
2006年結成。肉体の衝突を起点とする独自の牧歌的崇高論を構築し、パフォーマンスや映像、写真作品を制作。現メンバーは塚原悠也、三ヶ尻敬悟、松見拓也、小林正和。鉄道芸術祭では、小林がNAZEとして出展。また塚原はNPOダンスボックスのディレクターとして企画に携わっている。
http://contactgonzo.blogspot.jp