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「見えない世界の現し方」(五十嵐大介さんをお迎えして)

 2017.3.20(B1事務局 スタッフ 菊池)

展覧会「ストラクチャーの冒険」最終日の前日、1月21日(土)に、出展作家の一人である漫画家の五十嵐大介さんをゲストにお迎えして、トークプログラム「見える世界と見えない世界を描く/漫画家・五十嵐大介」を開催しました。今回は、進行役として京都マンガミュージアムの研究員である伊藤遊さんにもお越し頂き、五十嵐さんの作品の魅力に迫りました。

「魔女」紹介

五十嵐さんは、緻密な描写と独特の世界観で、自然と人間の繋がり、神話や伝承の世界、生態系や生命のなりたちを描き出す漫画家として知られています。今回の鉄道芸術祭では、五十嵐さんの代表作の一つである短編集『魔女』(小学館)などの原画をもとにしたインスタレーションにより空間を構築しました。

五十嵐さんの代表作には、
魔女という一貫したテーマに独自の視点を加えて描かれた短編集『魔女』、
海と港町と水族館を舞台に、宇宙と生命の成り立ちに迫る長編作品『海獣の子供』、
五十嵐さんご自身の自給自足の経験をもとに描かれ、2014〜2015年に映画化された『リトル・フォレスト』などがあります。

今回のトークでは、それぞれの作品のルーツを紐解きながら、展覧会のテーマである「ストラクチャー」(文明や歴史を内包する世界の構造)に対する、五十嵐さんの視点や考えをお伺いしました。

 展覧会使用コマ

五十嵐さんの作品に共通する魅力の一つとして、非常に緻密に描かれる風景・景色がありますが、それらの風景や景色のほとんどは、実際に五十嵐さんが見てきた景色が多いそうです。

五十嵐さんにとって、旅先での風景のスケッチは、初めて行った場所や空間と仲良くなる為の行為だと言います。

もともとは、周りの生き物を観察したり、好きな歌を口ずさんだりすることで、その場所と徐々に馴染んでいく感覚があったそうですが、次第にその詩や言葉が自分のもので無いことが気になりはじめます。そして、自分なりの手法で場所へアプローチすることを考えた結果、スケッチという手法に行き着きました。
スケッチを通して、初めて会った場所と仲良くなり、描き終わった時にはその場所と繋がる感じがして、顔を上げると景色が違って見えるそうです。

「自分と空間を隔てている距離感がなくなり、"自分がちゃんとそこにいる感じ"」

その行為は、漫画のためのメモというわけでも、練習というわけでもなく、五十嵐さん曰く、その場所に「あいさつ」をする行為なのです。 

意外にも、漫画という平面的な表現に対して、空間の捉え方がすごく身体的で驚きました。

 スケッチ

今回の展覧会「ストラクチャーの冒険」では、社会や経済、そして生命のシステムを構成する既成概念や既知のストラクチャー(様々な構造や制度、仕組みなど)をアーティストが独自の視点で捉え直し、創造的にそれらを超えていく、ということが狙いの一つです。

では、五十嵐さんは、どんなふうに世界を捉えているのでしょうか。

以前、沖縄の取材から帰ってきた五十嵐さんは、飛行機から見た都市の姿が、地面にくっついている瘡蓋のように見えたと言います。何か下にあるんじゃないか、うごめいているんじゃないかと。 

また、五十嵐さんは「絵を描く」ということは「見る」ことが前提であり、「描く」より「見る」ことの方が大事で、大きな要素を占めていると言います。その結果として、こうした作品が出力されていっている、と。

おそらくこの「見る」という行為の背景には、表面的な情報をただ受け取るだけではなく、どのように見るのか、何を見るのか、そして何が見えていないのか、ということが非常に大事なこととしてあると思います。

五十嵐さんの作品をみていると、現代の日本に生きる私たちにとって、とても見え辛くなっている世界があることを再認識します。五十嵐さんにしか見えない、感じられないものを丁寧に漫画へと変換して、もう一つの世界のストラクチャーを示して下さっているのだと思いました。

 海獣の子供

 五十嵐さん

「見えない世界」を通じて考えるメディアの構造(ヴァージル・ホーキンス氏をお迎えして)

 2017.1.22(B1事務局 サポートスタッフ 小河)

1月17日(火)のラボカフェは、大阪大学大学院国際公共政策研究科の准教授であるヴァージル・ホーキンスさんをお迎えして、「『見えない世界』を通じて考えるメディアの構造」と題し、私たちを取り巻くメディアの構造について考えるトークイベントを開催しました。

 

ホーキンスさんのご専門は、国際政治、紛争研究(特にアフリカ)、メディア研究。中でも「見えない世界と情報の流れ」について関心をよせておられます。
今回は、マスメディアが伝えない事象の中でも、国際報道に焦点を当ててご講演いただきました。

 

ホーキンス氏.jpg

 

 

国際報道といえば、40数ページある紙面でも4項くらいで、紙面全体の10%程度だそうです。これは、私が新聞を読んだときの印象と同様の割合。

経済新聞等、専門紙を除いてはスポーツ欄のほうが余程充実しています。

 

そんな数少ない国際報道の中でも、実際に記事として取り扱われた事象には偏重傾向があるそうです。

 

今まで読んだ国際報道を思い起こしても、アメリカの記事は毎日のように何かしら掲載され、中国・韓国・中東アジアをはじめとした同じアジア圏、ロシアやユーロ圏の記事もよく目にしますが、中南米・アフリカでの記事が殆ど思い当たりません。

その状況を、統計資料を提示しながら具体的に説明していただきました。

 

報道数割合.jpg

 

ホーキンスさんはその中でも、紛争関連記事はニュースの歪んだ価値基準が色濃く反映されていることに警鐘を唱えられておられました。

近年において、思い当たる紛争と言えば、アフガニスタン、クリミア紛争、イスラエル-パレスチナ紛争、パリで起きたテロなどは一時期、連日報道されていたこともあり記憶に新しい方も多いと思われます。

しかし、アフリカでの紛争と言えば、エジプトのクーデター、ソマリア紛争、ルワンダ紛争等は報道されていたこともあり記憶にも残っているのですが、ホーキンスさんが提示した、紛争死者数の統計資料を見て、コンゴで起こった紛争が他のそれとは比較にならないくらいの死者数が出ていることを今回初めて知りました。

 

紛争死者数.jpg

 

それは、第二次世界大戦を除いては、ベトナム戦争の300万人を遥かに上回り、朝鮮戦争450〜700万人に並ぶくらいの500万人以上の死者を出しながらも、世界で認知されていない紛争があることを物語っているものでした。

その資料には、大小に拘わらず、報道されず、私たちの目にも耳にも触れられていない紛争がいくつも記載されています。

 

ホーキンスさんは新聞に載ることのないニュースが多くあることを説明し、それが戦争の規模(期間や死者数等)とは関係ないことを、綿密にリサーチされた資料を用いて解説されました。また、世界の紛争でイスラエル-パレスチナ紛争がいかに特殊で特権的な位置で扱われ、アフリカ・中南米地域が添え物のように、紙面を満たすために必要に応じて記事がピックアップされているのか。それは、特派員の配置や通信社もないような現状では物理的に致し方がない要因もあると思われるが、国民の多くが関心を持つ地域、何かしら自国に影響のある国、国益に関わる国、センセーショナルでストーリー性があるか否か等、マスメディアの偏った視点で記事が出来上がることを危惧しておられました。

結果的に国民は、報道されて記事になったことしか起きていないと思い込んでしまう状況に置かれていることになります。

 


問題の背景.jpg

 

自国や国民自身に影響・関心がなければ、それに関わる国以外に意識を向けることは困難なのかもしれないけれど、これだけ世界を知るためのインフラが構築されている時代であるにも拘わらず、それは非常にもったいないことです。

その国のことを知らないから関心を持つことが出来ないのか、報道等の情報が少ないから関心を持ち難いのか、定かなことはいえませんが、個人としては、そのための手段の一つを今回のトークで提供していただいたように思います。

 

その手段の一つとなるのが、現在ホーキンスさんがインターネット上で取り組まれている「Global News View (GNV)」という活動デす。「Global News View (GNV)」は、世界と世界が抱える問題を包括的に、客観的に把握できる情報環境の実現を目指すメディア研究機関です。報道されない世界に関する情報・解説の提供と、既存の国際報道の現状を分析しその改善を促進する活動を展開されています。

 ホーキンスさんが取り組まれている「Global News View」のご紹介

国際報道は新聞・TVで見聞きはしていますが、国別・世界の地域別に分けて報道割合を考えたことがなかったので、ホーキンスさんが見せてくださったたくさんの統計資料や、分析手法がとても新鮮でした。
そして、メディアによってこのような「見えていない世界」が形成されていることに気づかされる、とても貴重な機会となりました。

「航空機の運航に見る物理学の役割に関して」(小川哲生さんをお迎えして)

 2016.12.27(B1事務局 くはの)

12/22(木)、鉄道芸術祭の関連企画として「航空機の運行に見る物理学の役割について」というトークプログラムを開催しました。ゲストは、昨年の鉄道芸術祭vol.5でもトークゲストとしてお越しいただいた、理論物理学者であり大阪大学理事・副学長の小川哲生さんです。昨年のトークでは「電車に乗る」ということを出発点に、物理学の視点から「移動の未来」、「車窓の景色/何が見えるか」、「ワープ・ワームホール」、 「光の形」、「速度」、「線の移動と点の移動」ということをキーワードにお話をしていただきました。今回は、「航空機の運行」に着目します。

小川さん曰く、物理学とはいろいろなものの動きのメカニズムについて「なぜこう動くのか?なぜなんだ!?」

という疑問が起こるか否かが勝負の学問とのこと。

ご自身は、目の前の物事に対して「どうなってるの?」「なぜこうなってるの?」という好奇心を元来からお持ちだったそうです。

 

そんな小川さん、なぜ飛行機に興味をもたれたのでしょうか?

約2年前に伊丹空港の近所に引っ越しされたとき、ふと生駒山の方向をみていると飛行機が着陸してくるのが見えたそうです。

暗くなってから南のほうをみると、特に離着陸が多い時間帯である夕方から夜にかけての伊丹空港周辺は、飛行機が一直線上に並ぶように順序良く降下していくのだとか。

そのとき小川さんは、「どうやって等間隔に並べているのだろう?」「どこで飛間距離を調整しているんだろう?」といった疑問がわきました。

着陸の際、飛行機は管制塔からの指示で誘導され、一定の角度を保ち、線を描きながらだんだん降下していくのですが、その様がとても美しかったそうです。

「管制官たちは、目にみえない"着陸ルートの滑り台"に各飛行機をのせていかなきゃいけない。滑り台の入口に等間隔に導いていくために、その手前で絶妙に距離を調整していかなければいけない、それが彼らすごくうまいんです」

と熱っぽく語る小川さん。管制官とは、とても緊張感のある仕事だと改めて感じました。

↓写真は、飛行機が「飛びながら前に進む」仕組みについて解説される様子です。

航空機の運航に見る物理学の役割に関して1.JPG 

さらに、トークのなかでは飛行機にまつわる様々なマメ知識もお話してくださいました。

*パイロットと捕パイロットは別の食事をたべる

→どちらかが万が一食事であたっても、運転・操作できるようにするためです。

*昔はジャンボ機は、エンジンが4つあった

→4つあれば一つ破損しても飛べるということが理由でしたが、結局整備に手間がかかるので現在の大型機のエンジンは2つになっています。

そして、右と左のエンジンの整備はそれぞれ違う人が担当します。同じ目で両方を整備してしまうとヒューマンエラーが起きる可能性が高くなるためです。

*飛行機のガソリンタンクはどこにあるのか

→主翼のなかにあります。左右をバランスよく使うようになっています。

また、静電気の発生を防ぐため、放電で逃がすように翼のうしろにはアンテナがついています。

などなど、へぇぇえーと思わず唸るお話しが次々に飛び出してきました。

 

次はプロジェクターに地図が表示されました。

これは、インターネットで公開されているフライトレコーダーです。

航空機の運航に見る物理学の役割に関して2.JPG

小川さんがマップ(飛行経路)をみせながら説明してくださいます。

地図上を移動する飛行機をクリックすると現在飛んでいる飛行機の種類、発着場所などが分かるようになっていて、飛行機の高度まで色分けで表示されます。

お仕事で飛行機に乗られることも多い小川さん。伊丹空港は夜9時を過ぎると着陸できないため、飛行中に9時をすぎると関西国際空港に変更になるそうです。そのような時は、嫌だなぁと思いながらも、イレギュラーなフライトを楽しまれているのだとか。

会場のお客さんも、集中して画面に映し出される地図を食い入るように見つめていました。

次に小川さんが取り出したのは、なんと無線機です!

「ハム無線とは違います、あくまでも聴くだけです。航空無線は傍受してもよいことになっているんですよ。合法です。ただし聞いた内容は他言無用です」

通常、パイロットと管制官のやり取りは英語です。しかし、非常時には日本語が飛び出すこともあるようです。例えば、雷の危険がある場合、地上スタッフは外に出てはいけないので、離陸も着陸もできません。そういう時、パイロットから咄嗟に日本語で「どうなってるんだ!」という交信も入るそうです。

普段、飛行に乗っているだけでは気にすることもないパイロットと管制官の交信。でもこの「声の交信」によって、飛行機の運行は支えられていることを改めて知りました。当たり前といえば当たり前ですが、空を見上げて、そこに飛行機が飛んでいるということは、そこには眼に見えなレーダーの通信網があり、人間の声が飛び交っている。そういうことを考えると、今日から少し空の景色が変わって見えそうです。

航空機の運航に見る物理学の役割に関して3.JPG 

参加者からの質問タイムも盛り上がり、名残惜しい空気を残しながらあっという間の閉会。

いつもいつも、面白い切り口で聴き手の心を掴む小川さん。物理学という一見難しそうなテーマですが、身近な現象を出発点に、世界の仕組みの一端を紐解いて見せてくださいます。

普段、私たちが特に疑問をもつこともなく見慣れているもの、乗り慣れているもの、感じ慣れていること等について、その仕組みを知るということは、異なる世界が広がるということです。

今日のお話では、「航空機の運行」をテーマに、飛行機の仕組み、空のこと、風のこと、そして管制官とパイロットの"声による飛行機の運行"について、今まで知らなかった世界のほんの一端を知ることができました。

イノシシとブタとヒトの関わりから見えるストラクチャー(野林厚志さんをお迎えして)

 2016.12.22(B1事務局 三田)

12月21日は、「イノシシと人間の関係を野林さんにきく。そして考える。」と題し、国立民族学博物館の野林厚志さんをお迎えしてトークを開催しました。

 野林厚志さんのご専門は、人類学や民族考古学です。イノシシという動物を通じて、人間と動物との関係、狩猟や食生活といった人間の暮らし、動物観や自然観からまちづくりまで幅広い研究活動をされています。そんな野林さんの、イノシシ、ブタ、ヒトをめぐる話題は、イノシシとブタの関係のお話からはじまりました。

まず、イノシシとブタの違いについて。

両者は、見た目、発育速度、出産頭数等、様々な面で異なっています。けれど実は、イノシシとブタは生物学的には同じ(同族亜種)で、ブタはイノシシの「家畜亜種」なのだそうです。

ブタとイノシシの違い

 

ブタの誕生(イノシシの家畜化)は、多地域的に発生した可能性が高いけれど、中でも西アジア、中国という説が有力だそうです。そして、干支の十二支でイノシシを扱っているのは日本だけで、他の国でイノシシのあたる動物はブタなのだとか。

というのも、干支が入ってきたときには、日本にはまだブタがいなかった(まだ家畜化されていなかった)からなのだそうです。意外なところにもイノシシとブタとヒトの関わりが影響しているのだと、改めて気付かされました。

そしてお話は、野林さんが研究されている台湾での、イノシシとブタとヒトとの関わりのお話へと進みます。

台湾の原住民族パイワン族にはイノシシ狩猟の文化があり、今も伝承として受け継がれています。

けれど16世紀頃台湾に入ってきた漢族にはこの狩猟文化がなく、漢族にとって、狩猟は野蛮なものと考えられていました。国民党統治時代には、狩猟も禁止されていたそうです。

やがて1980年代の民主化運動の流れの中で原住民の権利運動も活発になり、今では、狩猟は法律で原住民族の権利として認められました。憲法の中にも「原住民」という文言が明記されていますが、これは世界的にも珍しいのだそうです。

そして中国ではブタを大変尊ぶ文化があって、それは台湾の儀礼の中にも現れています。

台湾の客家人には、義民節という、日本でいうお盆のような行事があります。この行事では、灯籠流しなどと共に、「神猪」としてブタの奉納も行われています。

ブタの奉納 義民節で祀られる義民とは、かつて客家を守るために戦って亡くなった戦没者のこと。そしてブタは、神様に捧げる動物です。ではなぜ、義民に神猪を祀っているのでしょうか?

客家の人たちは、自分たちのために戦ってくれた先祖を敬うために、ブタを奉納することで義民を道教の神様と同格にして祀ったのだそうです。

神猪とは 今回のトークでは、台湾における、動物の中のブタの地位や、人々の生活との関わり。また、漢族が台湾に入ってきた16世紀頃からの、漢族、原住民族、客家各民族の関係等。信仰や文化が凝縮された義民節を元に、順を追って丁寧に解説してくださいました。

「イノシシと豚、野生と野生ではないもの、先住民と漢族、動物と人間の関係などから、自然観や宇宙観がみえてくる」と野林さんは仰られます。そして、「人間と動物の構造、ストラクチャーが儀礼として成立している」とお話しを締めくくられました。

動物とともにある人間の営み。

イノシシとブタとヒトの関係の中から、人間と動物の関わり、文化や儀礼、社会や歴史など幅広い営みの構造=ストラクチャーに想いを馳せる、貴重な機会となりました。

「圧倒的物質で人と社会を揺さぶる/現代美術家・榎忠」(榎忠さんをお迎えして)

12月17日、鉄道芸術祭vol.6「ストラクチャーの冒険」参加アーティストのお一人、現代美術家の榎忠さんをお迎えして、トークイベントを開催しました。

ラボカフェスペシャル featuring 鉄道芸術祭
「圧倒的物質で人と社会を揺さぶる/現代美術家・榎忠」

榎忠さんは、「グループZERO」として、神戸の市街を都市劇場に見立て集団でハプニングを繰り広げたり、大阪万博のシンボルマークを体に焼き付けた 「裸のハプニング」や、「ハンガリー国へハンガリで行く」など独特のパフォーマンス活動を展開する他、 大砲や銃、原子爆弾、ゴミなど、身の回りに潜む危機や不穏因子に着目し、鉄の廃材や金属部品を用いた全長数十メートル、 総重量数十トンといった超スケールの作品でも知られる現代美術家です。
今回のトークでは、見るものを圧倒する力強い作品を生み出し続ける榎さんの創作活動について、また、その作品の背景に見えてくる人類の文明の歴史や、世界の様々な構造(ストラクチャー)などについて、お話いただきました。

榎忠さんトーク.JPG

超満員で立ち見が出る中、トークが始まります。
榎さんは、20代の頃には絵画制作をされていましたが、絵だけではご自身の考えを表現しきれないと感じ、体を使ったパフォーマンスもされるようになりました。 写真に写っているスライドは1970年の「裸のハプニング」。これは、日光でご自身の腹部に大阪万博のシンボルマークである桜型を焼き付けて行われたパフォーマンスの写真です。
そして、"自分の生活は自分でまもる"という榎さんの信念を表した「LSDF(Life Self Defense Force)」、「ハンガリー国へハンガリ(半刈り)で行く」、榎さんの願望から生まれた"ローズねえさん"が営む幻のバー「Bar Rose Chu」、神戸ポートアイランド博覧会で発表された巨大な「スペースロブスター」等々、歴代の代表作の制作経緯をユーモアを交えてお話いただきました。

超スケールの作品の印象からか、「『大きな人』とイメージをされがち」と笑いながら語る榎さんは、神戸で旋盤工として勤めながらアーティスト活動をされてきました。
榎さんの作品は、どれも廃材にアクセスできる特殊な環境にいたからこそ生まれた問題意識が元になっているといえます。

榎忠さんトーク.JPG

榎忠さんトーク.JPG

「いつまでも繰り返される戦争や紛争。開発する一方で、後の処理を考えない人間。
新聞やニュースで得られる情報はごく一部で、正しいのかも定かではない。だから想像し、表現する。
戦いが起こらないようにアートで戦っている」。 
そう語る榎さんは、作品を発表する場として、より社会や人々の日常に近い場所を選ばれます。「美術館など制約がある場所ではなく、好きな場所でやりたい」という言葉通り、毎回時間をかけて展示のための場所を探し、交渉し、困難な搬入や設営を経て、作品が生み出されていきます。そしてそのなかでは、様々な人との出会いも重ねられていきます。
そうして、いろいろな人々と関わり合いながら生み出される作品からは、そこに関わった人たちの存在を感じることができ、だからこそ、 対峙する鑑賞者を圧倒する力強さがあると感じました。

榎忠さんトーク.JPG

トークの最後は、会場のみなさんからの質問にお答えいただきました。
作品にある種の宗教性・精神性みたいなものを感じるが、意図されているか。という質問に対して、榎さんご自身は「意識していないが、見る側の意識がそこにあるからそう感じるのではないか。」とのお答えでした。
また、あえて危険なもの、重いものなど、ヘビーなマイナスの印象がある素材・テーマを扱われることが多いことについて。という質問には「見る人が、見る人の問題として考えて欲しい。精神性などを考えて制作することは構わないが、あくまで語るのは作品」と表現者としての強い覚悟を語られました。
働きながら制作されてきた榎さんにとって、労働は食べるため、生きていくために必要な当たり前のことで、食べていくために芸術をしているのではありません。

今回のトークでは、常に社会に対する問題意識を持ち続け、表現し続ける作家としての榎忠さんの強さを伺うことができました。

榎忠さんトーク.JPG

鉄道芸術祭vol.6「ストラクチャーの冒険」では、榎さんの作品は《LSDF(Life Self Defense Force)》と《薬莢 Cartridge》を実物で、《スペースロブスター P81》と《GUILLOTINE1259〈ギロチンシャー〉》は展示当時の写真を拡大出力し展示、さらに1972年に行われたグループZEROとして行ったハプニングの映像、「ハンガリー国へハンガリで行く」などの過去作の記録映像を展示場入口で上映しています。

また、1月9日には展示している《LSDF(Life Self Defense Force)》を使っての「成人の日」祝砲パフォーマンスを開催します。

ぜひ、会場で榎忠さんの力強い作品に触れてください。

「芸術実行犯 Chim↑Pomの超戦」(卯城竜太さんをお迎えして)

 2016.12.17(B1事務局 サポートスタッフ大槻)

12月10日、鉄道芸術祭vol.6「ストラクチャーの冒険」関連プログラムとして、アーティスト集団Chim↑Pom(チンポム)の卯城竜太さんをゲストにお迎えしたトークイベントを開催しました。

 ラボカフェスペシャル featuring 鉄道芸術祭 
「芸術実行犯 Chim↑Pomの超戦」

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Chim↑Pomは、現代社会に全力で介入し、強い社会的メッセージを持つ作品を発表し続けている6人組のアーティスト集団です。アートを武器として社会の"見えない構造"に挑み、ときに超越しながら、世の中に物議をかもすアクションを次々と実行されています。そこで今回のトークでは「芸術実行犯Chim↑Pomの超戦」と題し、そんなChim↑Pom の活動における"ストラクチャーの冒険"について、今年の10月に東京の新宿歌舞伎町で開催した個展「"また明日も観てくれるかな?〜So see you again tomorrow, too?」に関するお話を中心にお聞きしました。

Chim↑Pom02.JPG 

今年で結成11年目であるChim↑Pomは、国内や海外で様々なプロジェクトを展開してこられていますが、デビュー当時からずっと東京を活動のベースとしており、東京の街中で数多くのアクションを起こされています。トークではそれらのうち、野良ネズミやカラスといった「都市における野生」への関心から生まれた《スーパー☆ラット》や《BLACK OF DEATH》、「大量生産・大量消費」への反発心を逆手にとって挑んだ渋谷パルコでの展示、「愛が目的のデモ」として新宿の路上で敢行したメンバーのエリィさんの結婚式《LOVE IS OVER》など、代表的な作品の数々をご紹介いただきました。一見すると悪ふざけのようにも見えるのですが、そこには必ず東京という都市を生き抜く若者としての鋭い感性と行動力に裏打ちされた強度があり、現代社会の在り方をあぶり出し問い直すアートの力をヒリヒリと備えているので爽快です。

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そんな東京の申し子とも言えるChim↑Pomが、"東京"について改めて考え直すことから始動した新たなプロジェクトの第一弾が、新宿歌舞伎町にある解体予定のビルを舞台とした展覧会「"また明日も観てくれるかな?〜So see you again tomorrow, too?」です。

歌舞伎町は、戦後なにもない焼け野原となったところから、一部の地主たちが様々な理想を掲げながら構想し、誕生した街です。今回会場とされたビルは、その地主たちから発足した「歌舞伎町振興組合」の拠点となってきた場所です。ビルが建てられた時期を遡ると、なんと前回の東京オリンピック開催年である1964年。そして現在、ビルは2020年のオリンピックにむけて、再び「建てこわし・建てなおし」されようとしています。
4年後のオリンピックを大義名分とした「スクラップアンドビルド」は、歌舞伎町のみならず、現在東京のあちこちではじまっています。日本は途上国から先進国へと発展し、状況も価値観もがらりと変わっているにもかかわらず、オリンピックに際し、かつてと全く同じような発想でまちづくりがされようとしていることへの違和感。今回の展覧会は、東京で日本人が繰り返すこういった「未来の描き方」を問い直すものとして企画されたそうです。

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トークでは、たくさんの写真をお見せいただきながら、ビルの4階から地下に至る各階の展示の様子をご紹介いただきました。ビルの持つ歴史や特性に深く迫り全力でインスパイアされながら、Chim↑Pomのこれまでを集大成して作り上げられた作品のお話はどれも面白くて、展示空間をその場で体験できなかったことが悔やまれました。そしてなんと、会期が終了した現在、ビルと一緒に展示作品も「全壊」させられています。なぜなら、作品をビルごと「スクラップ」し、その残骸を再び「ビルド」して展示することこそ、「スクラップアンドビルド」がテーマである今回のプロジェクトのフレーミングだからです。「まっさらなところで呆然としてから考えることが重要だ」と語る卯城さんからは、アーティストとして"ゼロ地点"に立ち続けようとする意欲と気概が伝わってきました。
会期中は展示だけでなく、全壊するこの場所を無形の"記憶"として残していくために、トークやライブといったイベントも数多く催したそうで、それらも大変濃度の高いものだったよう。「安全だけど安心でなくていい」という寛容さがある歌舞伎町は、街のど真ん中の会場でどんなに過激に騒いでも、自由に放ったらかしてくれたそうです。

 

トークの最後に、卯城さんが重要なこととして強調されたのは、今回の展覧会に関しては展示作りや運営、資金面など、全てにおいてChim↑Pomが自分たちの手で行ったという点です。それは、最近特に政治的な規制や検閲が顕著になり、美術館や芸術祭で出来ることが限られてきたことに理由があります。そういったしがらみに翻弄されるよりも、何か他の手を見つけて自分たちのやりたいことを実践していく挑戦として、インディペンデントで展覧会を開催することにこだわったそうです。その挑戦は、見えない社会のストラクチャーを超えていく試みであり、ストラクチャーを自らの目で見ようとする試みでもあるように思います。
すでに出来上がっている仕組みに身を任せていると、いろいろなことが見えないままに運び、いつの間にか大きな力に鈍感になってしまうことは、日常生活でも大なり小なり実感することです。Chim↑Pomや今回の鉄道芸術祭の出品作家の皆さんが、アートの力で見えないストラクチャーを冒険する姿に学びながら、私たちも常にそこへと意識を向け続けねばならないなと改めて危機感を持ちました。

鉄道芸術祭vol.6「ストラクチャーの冒険」は、会期残すところひと月ほど。皆さんも是非、見えないストラクチャーに思いを馳せにいらしてください。お待ちしております。

「都市の成立を通してみる日本の構造」(北村亘さんをお迎えして)

 2016.12.9(B1事務局 小西)

12月8日、行政学者で地方自治を専門とする北村亘さんをお迎えし、地方自治とはどういうことか、鉄道と街の成り立ちの関係などをお話しいただきました。

ラボカフェスペシャル featuring 鉄道芸術祭
「都市の成立を通してみる日本の構造」

「都市の成立を通してみる日本の構造」

私鉄の力が強く、鉄道会社によって沿線の街がたくさん開発された関西。
大阪市は日中、市内で沢山の人が働いていますが、夜には北摂など他の市町村に帰宅される人が多く、昼間人口と夜間人口の差が大きい地域です。
また大企業は本社が東京にあることが殆どで、こちらも税収が減る要因となっています。

地方自治の予算は大きく分けて2つ。開発と再分配(福祉)があり、街の利益を増やすために福祉が手薄になり、開発が積極的になる傾向があります。
福祉を充実させるとその地の貧困率が高くなってしまうという、なんだかとても皮肉めいたことが起こってしまうそうです。

図を描いてその流れを解説していただきました。

「都市の成立を通してみる日本の構造」

Aの町の福祉を充実させると、、、近隣のBとCの町から移動しやすい不動産を持たないホームレスの人たちや低所得者の人々がまずAの町にやってくる。
福祉サービスの対象者が増えるので、サービスを拡大することになり、すぐに当初の予算を使いきってしまいます。
それでも町が頑張って政策を続けると、富裕層にとっては納税負担が増えるだけでなく町の治安も悪くなるため町を去り始めます。
お金があり、移動する力がある富裕層や企業が町を出て行ってしまい、空いた住居に流入してきた人々が不法占拠しだし、不動産の価値が下がる。
貧困層が増え、治安が悪化し、、、、という悪循環が続いてしまう。。。。
この現象は、1920年代まではNYのど真ん中で高級住宅地だった、ハーレムでかつて起こったことだそうです。

福祉政策の場合は貧困層はサービスを求めてやってくるので、支出一方。しかし、開発政策の場合は貧困層は雇用を求めてやってくるので、納税者になり、税収が増えます。
磁石に吸い寄せられる様に人が動くことから、ウェルフェア・マグネット効果という言葉で言われるそうです。

分かりやすく解説してくださり、改めて納得することばかり。
ですが、街の人々のための福祉政策が、街を悪化させる要因になることもあるというのは、なんともやり切れない気持ちになりました。

「都市の成立を通してみる日本の構造」

地方自治という言葉は響きが良く、「地方自治を高める」ことはとても良いことのように聞こえますが、
地方自治が強くなりすぎると、自分の利益のみに目を向け、再分配に背を向ける、どんどん保守的な考えに進むことにもつながります。

そして話は鉄道と密接に関わる大阪の街の成り立ちへ。
明治時代、国の計画により国鉄・山手線が敷かれ私鉄が国鉄に従属する形で広がって行った東京とは異なり、 大阪は私鉄各線が開発されて、その後に環状線が敷かれたので、国鉄との乗り入れが前提とされておらず、私鉄が幅を利かせています。
私鉄各社が沿線開発に力を入れたお陰で、北摂や宝塚、芦屋などのブランド力がある街が生まれ、大阪市中心地から離れた場所に住み、大阪市内には仕事に通うだけ、という人が増えました。
大阪市の夜間人口(住民)が減ってしまうことは、住民税収入が減ることにつながります。
大阪市が抱える少子高齢化や市民負担の増加などの問題は、鉄道網が加速させてしまったとも言えるのかも知れません。

「都市の成立を通してみる日本の構造」

最後の30分は参加者のみなさんとディスカッション形式に。
「将来の大阪に興味があってきた。大阪がよくなるにはどうしたらいいか?」との質問に、北村さんは 「大阪がうまくいかないと、日本がうまくいくわけない。東京だけに頼っていると、東京に何かあった場合、日本がどうにもならなくなってしまう。」と答えられました。

一緒くたに「地方創生」と言ってしまうのではなく、色々な見方をして、問題を分けて考えることの大切さ、 市民ができることと、行政じゃないとできないこと、その両方について考えることの重要さを考える機会になりました。

電車公演「クラブ電車〜ストラクチャーの冒険〜」を開催しました!

12月4日(日)に電車公演「クラブ電車〜ストラクチャーの冒険〜」を開催しました。
あいにくの雨にも関わらず、今年も満員御礼、たくさんの方にご乗車いただき、ありがとうございました。

走行する貸切電車の中で行う電車公演。
今回は駅から駅へと移動する、この日限りの「クラブ」を生み出しました。

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「クラブ」というと夜の地下スペースなどでのイベントのイメージがありますが、
電車公演「クラブ電車」は、日中に京阪沿線の車窓風景を楽しみながら、という駅から駅へと移動する「クラブ」となりました。
今回の公演は、ラッパーの環ROYさん、同じくラッパーで、環ROYさんとのユニット「KAKATO」としても活躍されている鎮座DOPENESSさん、そして島地保武×環ROYとして愛知県芸術劇場で舞台作品「ありか」を発表された、ダンサーの島地保武さん、PA/音響の岡直人さんによる特別編成の「環ROY×鎮座DOPENESS×島地保武×岡直人」
日常生活にある五感をテーマに、絵画、彫刻、映像、サウンドを自在にリミックスし作品を編み上げるマルチアーティストの和泉希洋志さん。
イラストレーターとして雑誌やweb、広告媒体、CDアルバムジャケット等音楽関係で活動され、2014年からファッションブランド「Né-net」とコラボレーションも展開されている鈴木裕之さん。
ゴミや廃材などの収拾物、印刷物や写真など既存のモチーフに描くドローイング作品やインスタレーション、グラフィティを用いた作品などを制作され、アーティストユニットcontact Gonzoとしても活動されているNAZEさん。
というバラエティ豊かな出演者を迎えました。
加えて、DJタイムの選曲者として、鉄道芸術祭vol.6「ストラクチャーの冒険」展の参加アーティストである五十嵐大介さん、インビジブル・デザインズ・ラボさん、榎忠さんにもご参加いただきました。


当日の様子を少し、ご紹介します。

受付を済まされた参加者の皆さんは特別切符を手に、中之島駅の3番のりばから「クラブ電車」にご乗車いただきます。
会場となる貸切電車は、大阪側車両からA・B・Cと名付けた3車両。ご家族連れでゆったりと座るも良し、混み合うアーティストの近くでパフォーマンスを楽しむも良し。3車両の中を参加者は自由に行き来していただきます。


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車掌さんからのアナウンスがあると扉が閉まり、いよいよ「クラブ電車」が走り出しました。
発車までの五十嵐さん選曲によるDJから一転、B車両で行われている和泉さんのライブ音がスピーカーを通して各車両内に響き渡り、車両内は一気に非日常的な雰囲気に変わります。

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3車両とも扉横のポスター掲示枠には広告ではなく、鈴木さんとNAZEさんの作品が掲示されており、吊り広告スペースには白紙が吊られています。

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いつもと少し、雰囲気の違う車両内。
画板を持った鈴木さんとNAZEさんたちは、鈴木さんがA→B→C車両(大阪側→京都側)へと、NAZEさんがC→B→A車両(京都側→大阪側)へと、ライブペイントをしながら進みます。
ペイントされた紙は、次々と吊り広告スペースに吊られていきます。

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鈴木さんとNé-netのコラボアイテムで全身コーディネイトされた鈴木さんファンの方々は、吊り広告をバックに記念撮影をされていました。

樟葉駅で停車すると、和泉さんのライブは終わり、インビジブル・デザインズ・ラボさんと榎さんの選曲リストによる、再びのDJタイムに。
樟葉駅周辺の緑豊かな景色を眺めつつ「汽車ぽっぽ」やHajime Tachibanaの「Bambi」などの曲がつながります。

電車は樟葉駅で折り返し、再び大阪方面へ走り出します。

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帰路の車中では、環ROY×鎮座DOPENESS×島地保武×岡直人によるパフォーマンスがスタート
環ROYさんと鎮座DOPENESSさんが乗客の間を行き来しながら、ラップを繰り広げ、それに呼応するように踊る島地保武さん。

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ラップ、ダンスと共に鈴木さん・NAZEさんによるライブペインティングも進み、車内を盛り上げていきます。

この日、この場限りの「クラブ電車」は京橋駅を通過し、地下へ潜り、終着のなにわ橋駅へ到着しました。
それぞれのパフォーマンスに目を奪われているうちにあっという間に終演を迎えた電車公演。
いつもの京阪電車の車内がアーティストの力で非日常空間に変えられ、とても印象的な小旅行でした。

「鉄道がもたらした社会構造の変化」(鴋沢歩さんをお迎えして)

 2016.11.23(B1事務局 サポートスタッフ小河)

11/17(木)は、現在開催中の企画展「鉄道芸術祭vol.6」の関連プログラムとして、経済史の観点から鉄道史を研究されている鴋澤歩さんをゲストにお迎えして、鉄道がもたらした社会の様々な構造(=ストラクチャー)の変化について考えるトークイベントを開催。「鉄道がもたらした社会構造の変化」と題して、大学の講義さながらの深い内容のお話をいただきました。

 

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経済学といえば、アダム・スミスに始まり、ケインズ、マルクス、フリードマンの理論が先行し、経済学史でも経済学の系譜、産業革命、近現代の金融・経済学の成り立ちがメインになることが多いものです。 その中で鴋澤さんは、鉄道会社の歴史から現代の経済システムや社会構造に与えた影響を捉えるという視点からトークをしてくださいました。 一般的には、鉄道とは、産業革命の中で短期間の大量・遠方輸送を実現したもの、重工業発展に影響を受けた産業の一つと認識されていることが多いと思いますが、そのような部分に留まらない影響があったことを今回のトークで知ることができ、大変興味深いものでした。

鉄道運営は、当時としては初の大規模経営会社であったそうです。その運営のためにはそれまでの世界になかったようなレベルでの高度な正確さをもって管理・調整を行わなければならないことから、分業を行っていくセクションを幾つも作り社長・会長をトップとした組織内の上下で管理していくという、会社としての階層組織が形成されました。
現代の会社組織が当たり前のように取り入れているライン・スタッフ管理組織の基になったのが、鉄道運営だったそうです。初めて知る話が次々に飛び出す鴋澤さんのお話に、皆さん熱心に耳を傾けられていました。

その他、鉄道会社の労働組織が、インフラに関わるため最初に政府から法規制を受けることとなり、現代の労使関係を形成するものとなったこと。
専門的管理者が育つことによって、鉄道の所有者と経営者の分離がされていったこと。
また鉄道運営という大規模でインフラの一種ともなる特殊な組織の誕生・発展によって、それを高度な正確さで管理・調整するために管理・会計部門が発達しました。それが株式・金融市場の発達にも影響をもたらしたこと。
そして、広大な鉄道網の範囲があるために異なった地域住民・社会階層に属する人々を組織化する役割も担っていたことは、個人的にもとても興味深いものでした。

鉄道業という特殊な業種が拡大する上で必要不可欠であったことが、これだけ世界の社会構造に影響を与えていたことを知ることができる、非常に有意義な時間となりました。

 

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次回、「鉄道芸術祭vol.6」関連プログラムのトークは
12月8日(木)「都市の成立を通してみる日本の構造」です!
行政学者で地方自治を専門とする、大阪大学教授の北村亘さんをお迎えして、都市の在り方を通して日本社会の「ストラクチャー」について考えます。

鉄道芸術祭vol.6オープニングトーク!「見えない音とかたちのないアイデアを構築する」インビジブル・デザインズ・ラボ松尾さんをお迎えして

 2016.11.16(B1事務局 サポートスタッフ大槻)

鉄道芸術祭vol.6「ストラクチャーの冒険」がいよいよ幕開けとなり、展覧会初日11月12日、参加アーティストの一組であるインビジブル・デザインズ・ラボの代表、松尾謙二郎さんをお迎えしてトークイベントを開催しました。

オープニングトーク.jpg 松尾謙二郎さん.jpg

 

インビジブル・デザインズ・ラボは、「音」という見えないメッセージと「アイデア」という見えないデザインを「見える」ようにしていくことを目標に、CM制作やアート作品の発表など多方面で活動されている音楽クリエイティブチームです。本展には新作として、目に見えないシステムによってピアノと木琴が音楽を奏でる音楽作品「Do you feel "THE RED" just like "THE RED" I feel?」を出品してくださっています。

「生きていくためには、食わねばならん」。そんな一言から始まり、松尾さんはまず、ご自身のご活動の経緯についてお話してくださりました。中学時代から、すでに音楽で生活していくことに危機感をお持ちだったという松尾さん。音楽で、クリエイティブで、食べていくのは難しい。そのためには、何か他人と違うことをしなければならない。広告業界に仕事を求め、音や音楽に対して他の人とは異なる視点を持って制作活動をしてきたのも、「アーティストとして生きて行く」ことに現実的な意識を持ち、戦略的に臨む意識があったからだそうです。

一人ではできなくても、できる人とコラボレーションすれば、いろんなことができる。"チーム"でものを作るという活動形態は、広告づくりの手法から学び得たものだそうです。インビジブル・デザインズ・ラボの現在のあり方は、広告の仕事と切り離して語れないもののようでした。

広告の仕事を資金源にしてクリエイターとしての技術や発想を更新していくような、"クリエイトのループ"の中で制作をしていくというのも、松尾さんが大切にされていることの一つです。先の「食べていくこと」の問題にも重ねて、現代におけるアーティストの生き方・生き延び方を考える上で、大変参考になる具体例だと感じられました。

トークでは、2011年にNTTドコモのCMとして制作され、大きな話題となった《森の木琴》を始め、アルコール飲料ブランドZIMAの依頼で制作されたロボットバンド《Z-MACHINS》にまつわるエピソードや、様々なCM制作の裏話について、写真や動画でたっぷりとご紹介いただきました。インビジブル・デザインズ・ラボの皆さんが、クライアントの依頼を見事にこなし、仕事の幅を広げていく様を追体験するようで、大変刺激的な時間となりました。

 

また、松尾さんがインビジブル・デザインズ・ラボのコンセプトを"「音」という見えないメッセージと「アイデア」という見えないデザインを「見える」ようにしていくこと"として活動を始められたきっかけの多くは、29歳の時のイギリス留学の経験にあったそうです。

現地では音楽の作り手よりも、モノを作るアーティストやプロダクトデザイナーと親交を持っていたという松尾さんは、友人たちの影響で音についても"機能性"や"デザイン性"に関心を持つようになりました。そして、「単に音楽を作るのではなく、音の機能や、音のデザインといったことに着目して制作をしていきたい」と考えはじめたそうです。

本展の出品作「Do you feel "THE RED" just like "THE RED" I feel?」において、松尾さんの中でのテーマの一つとなっている"コミュニケーション"も、言葉の通じないイギリスでの体験から生まれたものだそうです。言葉が通じなくてもコミュニケーションは成立する、むしろ本質的に分かりきらないものである。だから、面白い。本作においては、そんな曖昧なものとしてのコミュニケーションを、言葉ではなく音楽によって試みたいという意図が含まれています。

 

最後に場所を展示会場内へと移し、松尾さんに出品作のパフォーマンスをしていただきました。「楽器ごと作った曲のつもりだ」という今作は、ピアノの音が解析されて指令が飛び、三つの木琴が動き出すことでアドリブ的に音楽が奏でられる楽器群です。パフォーマンスでは、松尾さんが「印象」によって演奏された即興的なピアノのメロディーと、木琴の素朴でリズミカルな音色が呼応し合い、美しい音楽が生まれていました。

演奏中の松尾さん.jpg 松尾さんと会場内の木琴の協奏.jpg

その後作品を囲んで、制作にあたったインビジブル・デザインズ・ラボの他のメンバーの方々の紹介や作品解説、来場者の方々の演奏体験、質疑応答を経て、トークは終了となりました。

メンバー紹介.jpg 質疑応答.jpg

 

アーティストとしていかに生きていくか。それを考えるためには、社会の見えない構造に目を向けて、自らの身の置き場を探っていく必要があります。

音と人間のあいだにある"よくわからない仕組み"に関心を持ち、そこで作品をつくっていこうとする試みも、見えない構造への挑戦です。

今回のトークをお聴きして、松尾さん、そしてインビジブル・デザインズ・ラボの挑戦が、まさに本展のテーマである「ストラクチャーの冒険」そのものであることに改めて気づかされました。

 

もしもインビジブル・デザインズ・ラボの作品や活動に少しでもご興味をお持ちになりましたら、新作である「Do you feel "THE RED" just like "THE RED" I feel?」を、ぜひ本展覧会の会場で体験なさってみてください。音楽を奏でる、見えない仕組みの存在を感じることで、今まで見えていた世界にも新鮮な気づきが生まれてくるかもしれません。

 

ご来場をお待ちしております。

鉄道芸術祭vol.5大団円。「もうひとつの電車」ならではのクロージングイベントとなりました!

12月26日(土)、10月から2か月間にわたり開催してきました鉄道芸術祭vol.5ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」最終日、クロージングイベント「これからの、もうひとつの電車」を行いました。


100人を超える方々にご来場いただき、超満員となったアートエリアB1。
3部構成されたクロージングイベントは、編集者であり京都精華大学特任教授の西谷真理子さんと、哲学者で立命館大学大学院准教授の千葉雅也さん、そして本展プロデューサー・ホンマタカシさんによる第1部のトークから始まりました。closing01.JPG
西谷さん、千葉さん、ホンマさんによる、本展参加アーティストたちへ、その作品への考察が繰り広げられていきました。

トーク終了後まもなく、展示場の色々な場所から動きが起こります。
第2部は鉄道芸術祭vol.5参加アーティストのNAZEさん、PUGMENTさん、小山友也さん。そしてdot architectsさんと三重野龍さん、contact Gonzoさんによる、スペシャルなショーです。
自由に動き、鑑賞していただく形をとった今回のショー。観客の方々も、展示会場の方でのアーティストたちの動きに気づき、徐々に会場の方に移動していきます。

closing06.JPGclosing04.JPGNAZEさん、PUGMENTさん、小山友也さんの、出展作品から広がっていくようなパフォーマンスが、各所で始まります。

実寸大木製車両の壁面にどんどんグラフィティをしていくNAZEさん。

パジャマにヘッドフォンを装着し、車両インスタレーション空間内で寝始めるPUGMENTさん。

独特な動きでモノとコミュニケーションをとろうとする小山さん。

NAZEさんにペインティングされた木製車両はdot architectsさんの手により、どんどん解体されていきます。closing08.JPGclosing11.JPG

その車両空間の車窓向こうではcontactGonzoさんが、発射装置の組み立てを。closing02.JPGclosing07.JPG
木製の発射装置からオレンジやレモン、グレープフルーツといった柑橘類が発射され、それをcontactGonzoメンバーが身体で受け止めます。
ホンマさんの写真作品に飛び散るオレンジと爽やかな香り。closing09.JPGclosing13.JPG
更にNAZEさんにより、ペインティングされていきます。closing15.JPGclosing14.JPG

刻々と変化し、解体されていく会場。
見る位置や視点、タイミングによって、異なるものが見えたのではないかと思います。closing17.JPGclosing22.JPG

 

ショーにより、様変わりした会場を見つつ、第3部のクロージングパーティーに移行します。
日本酒「やどりぎ」で乾杯し、フィナーレとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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視点を変える。ということをテーマにしていた今回の鉄道芸術祭。
参加アーティストと作品に対するトークから始まり、参加アーティスト自らが作品の見方を変化させる今回のショーへと流れたクロージングイベントは、まさに"「もうひとつの電車~alternative train~」ならでは"のイベントになったのではないでしょうか。


鉄道芸術祭vol.5の出展作品、オープニングトークやクロージングトーク、コラムなどを収めた展覧会カタログを作成中です。
完成しましたら報告させていただきます。
どうぞご期待ください!

鉄道芸術祭vol.5および関連プログラムにお越しいただいた皆様、ご来場誠にありがとうございました。
アートエリアB1は新年1月11日(月・祝)まで、年末年始休館となります。
2016年もどうぞよろしくお願いします!

「黒田益朗とホンマタカシとともに巡る、中書島やどり木ツアー」を開催しました。

12月13日(日)、鉄道芸術祭vol.5「黒田益朗とホンマタカシとともに巡る、中書島やどり木ツアー」を開催しました。

黒田益朗さんとホンマタカシさん、そして一緒に中書島を巡る参加者の皆さんが一堂に会し、アートエリアB1でのおふたりのトークからはじまりました。
ホンマタカシさんが京阪電車で沿線をリサーチ中、中書島界隈で偶然、電車の窓越しにやどり木が群生していることに気付かれました。そこから、やどり木の研究をされている黒田益朗さんにお声がけいただき、鉄道芸術祭vol.5に参加して頂くことになりました。
電車の高架の高さの目線からだからこそ気づいたやどり木の存在。このとき、電車はただの移動手段ではなく、さながら「植物観察装置」になっているとホンマさんはおっしゃいます。
20151213yadorigi01.JPG続いて、場所を移して黒田益朗さんの展示作品を囲み、トークは続きます。

いよいよ、中書島へ向けて出発です!なにわ橋から、全員で京阪電車に乗り込みます。

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中書島駅に到着する目前で、発見しました!車窓からちらりと見える、やどり木です。

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中書島駅に到着。やどり木のある川へ向かって、ツアー開始です!黒田さんが先頭に立って、街中のご案内もしてくださいました。
参加者の中には中書島にお住まいの方や中書島ご出身の方もいらっしゃったのですが、こうして街中を歩いてみてはじめて、こんなものがあったんだ!と気づいたものもあったそうです。

そしてとうとう見つけました!やどり木です。進むにしたがって、どんどん増えます。黒田さんの先導で、そのやどり木を下から見上げたり、階段を上って目の前から眺めたり、対岸に眺めたり、いろいろな角度から眺めながら進みます。

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最後に、やどり木を眺めながら「やどり木」という名前の日本酒で乾杯!
中書島、伏見は造り酒屋の多い地域。やどり木のかたちが杉玉のようで、生えるにはぴったりの場所ね、と参加者さん同士でお話されたりしながら、和気あいあいとゆったりとした時間を過ごしました。

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車で、電車で、いつも通っている場所なのにずっと見過ごしていて、やどり木があることにはじめて気づいた。等、「いつも通っているのに見えていなかった」とおっしゃる方が多かったのが印象的でした。
見ているはずなのに、見えていないものがある。私たちは日々当たり前に見えていると思っているけれど、意外にきちんと見ていないのかもしれません。やどり木を巡りながら、改めて「見る」ということについて考えたツアーでした。

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電車公演「走る、もうひとつの電車」開催しました!

12月12日(土)に鉄道芸術祭vol.5「電車公演〜走る、もうひとつの電車〜」を満員御礼のなか、開催しました! お越しいただいたみなさま、有難うございました。

ホンマタカシさん、蓮沼執太さん、オオルタイチさん、米子匡司さんによるライブパフォーマンスや、
PUGMENTさんによるファッションショー、そしてカメラオブスキュラ体験など!
貸切電車のなかで様々な出来事が同時多発的に繰り広げられる、一度きりの素敵な時間となりました。

では、その内容を少し紹介します。


電車公演「走る、もうひとつの電車」は車両が会場となり、各車両で異なったパフォーマンスが行われます。

ライブ車両、ショー車両、カメラオブスキュラ車両の3つ車両間を自由に移動していただきながらご覧いただく、という形になっています。

まずは、カメラオブスキュラ車両から。
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車両の座席部分に特設した"箱"を暗幕の中で見ることで、車窓の風景をカメラオブスキュラで堪能できるというものでした。 天気によって見え方がかなり左右されるため、少し心配をしていましたが... 当日はお天気に恵まれ、かなり鮮明な像を見ることができました!
 
カメラオブスキュラ車両は、一度にみていただける人数が限られていたため、時間制限を設けさせていただきました。 お一人様5分まで、という限られた時間ではありましたが、ご覧になったお客様からは、「綺麗に見えた」「おもしろかった」 などの声をいただき、不思議なカメラオブスキュラ体験を楽しんでいただけたようでした。

ショー車両では、PUGMENTさんによるファッションショーを行いました。
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鉄道芸術祭vol.5の展示作品(普段は会場に展示)である「電車内で寝るための服」をPUGMENTさんやモデルさんが着用。 "寝る"というパフォーマンスが繰り広げられました。
 
座席に横になったり、床に寝転がったり、お客さんに寄りかかったり!

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ライブ車両では、蓮沼執太さん、オオルタイチさん、米子匡司さんによるライブパフォーマンス!

151212蓮沼さん.jpg 151212電車公演オオルタイチさん.jpg 151212電車公演米子さん.jpg

そしてなんと!
写真家であり、鉄道芸術祭vol.5のプロデューサーであるホンマタカシさんもライブ車両でパフォーマーとして出演!

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それぞれが個人で演奏をしていたのですが、場所によって音の聞こえ方が変わり、音が不思議に混ざり合う空間でした。

また、このライブ車両の音は、スピーカーを通して全車両に流れていたので、
聞く車両によって雰囲気が変化する感じを楽しんでいただけたのではないでしょうか。

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中之島駅を出発して出町柳駅まで、京阪電車貸切電車での71分の電車の旅。
いつもとは違う、「もうひとつの電車」なかで繰り広げられる不思議な空間をお楽しみいただけたのではないでしょうか。

さて、鉄道芸術祭vol.5の会期も残り2週間を切りました!
13日から25日まで、夜間開館となり21時まで開館していますので、この機会にぜひ足をお運びください。

そして最終日12月26日(土)にはクロージングイベントが開催されます!
ご来場、心よりお待ちしております。


鉄道芸術祭vol.5 ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」関連プログラム
クロージングイベント「これからの、もうひとつの電車」

12月26日(土)16:30〜19:00 (参加無料・申込不要)※展覧会のご観覧は16:00までとなります。
トークゲスト:西谷真理子(編集者、京都精華大学特任教授)
       千葉雅也(哲学者、立命館大学大学院准教授)
ショー出演者:NAZE(アーティスト、鉄道芸術祭vol.5参加アーティスト)
       PUGMENT(ファッションブランド、鉄道芸術祭vol.5参加アーティスト)
       小山友也(アーティスト、鉄道芸術祭vol.5参加アーティスト)
       dot architects(建築ユニット)
       三重野龍(グラフィックデザイナー)
       contact Gonzo(アーティスト)
監修:ホンマタカシ(写真家、鉄道芸術祭vol.5プロデューサー)
全体進行:木ノ下智恵子(アートエリアB1運営委員、大阪大学CSCD教員)

カメラのひみつ〜ひみつは秘密のままで 2015〜

本日はラボカフェスペシャル。いよいよ今月26日までの開催になってしまった「鉄道芸術祭vol.5」とのコラボ企画。
今夜は「カメラのひみつ2015」、なんとなくお母さんの眼を盗んでいるような密やかな気分になるタイトルです。
ゲストは、以前、ソニーマーケティング(株)に在籍していらっしゃった因幡雅文さんと、変心装置制作者のおっとさん、、、、、。変心装置???気になります。

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まずは、因幡さんの「ピントとはそもそも何語でしょうか?」の質問からスタート。
意外と知らないもので、オランダ語とのこと。英語ではフォーカスといいますよね。
次に、「ピンボケの「ボケ」は英語でいうと、なんといいますでしょうか???」との質問。
英語では「アウトオブフォーカス」、そのものズバリではありますが、この日本のボケという表現は外国では、素晴らしい!と言われているようです。

写真はありのままが写る、しかし言葉ではっきりと決めつけない境界線上を漂うような表現方法もある。
想像力に遊びの部分を残すこの、「ぼけ」というあいまいな日本語は海外の方の感性にもぴったりとくるのかもしれませんね。20151209-2.jpg

その後も因幡さんから、カメラの変遷についてのいろいろなお話しが続き、参加者のみなさんもとても興味深くお話しに聞き入ってらっしゃいます。

「カメラは画像をいくらでも記憶できるが、感性として残すには人の心にのこるものでなければ。感性、当然ひとの感性があってそれを写真で表現するのですが、人間の感性は、カメラでは表現を変えることで喚起することもできる。」とおっしゃる因幡さん。

 カメラの変遷を語る因幡さんはとてもイキイキとされていて、また、それを聴いている私もカメラがそんなにも日々進化していたことにあらためて驚きました。

デジタル化が進んだカメラは、ますます使い易く、鮮明な画像を残せるようになっています。
余談として、「シャッターチャンスとは日本しか言わないらしく、外国ではクールな言い回しで、ひそかに人気の言葉だそう。」とは、今回のカフェマスターcontact Gonzo の塚原さん。
海外でも多く活躍する塚原さんならではの面白いカメラにまつわるお話しも飛び出します。

カメラの進化についてどうおもわれますか?という会場からの質問に、
「動画的な要素がはいっているのには賛成。だけど値段はあまり高くなってほしくない。適正な機能が適正な価格で手に入る進化をしていってほしい。一部の買えるひとだけのものにはしたくない。」とおっしゃる因幡さんの回答を聞き、きっと日常的にカメラを持って街中へでて写真を楽しんでもらいたい気持ちで、ずっとお仕事をされてきたのだなぁと感じました。

 

 次に変心装置制作者、おっとさん登場です。
なんと!おもむろに会場のみなさんに3Dメガネを配り始めました!
「僕はほとんどしゃべらないので、作品をみることを中心にしよう」というまさに僕は人見知りだと公言するコメントからスタートです。

虫が苦手な方は大きくうつるので注意がアナウンスされました!一体どんな画像たちが次々に現れてくるのでしょうか。

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いわゆる、赤と青の画像が少しずれている写真(動画)を3Dメガネで見ることによって飛び出してみえる、昔懐かしい飛び出る絵を思い出します。
おっとさんは、3Dの原始的なアナグリフ手法や、目の錯覚を利用した映像作品、写真を手がけています。

そもそも、おっとさんが立体に惹かれる理由は?印象的なコメントがいくつも出てきました。

20151209-5.jpg「山が小さくみえるのはなぜだろう、僕がおおきいからだ。自分が見られない世界がみえるから、立体がおもしろいとおもう。人間としての縮尺を小さくしたり大きくしたりできるところがおもしろいから。」

「巨人の眼になると、日常の風景がすごくゆっくりと見えるが、小人の眼になると世の中がすごく速く動いているように見える。眼で見えない世界がひろがるとき、人間の眼でみている以上のものをとらえられたとき。巨人がみた世界とこびとがみた世界はちがう。」

目の前の世界を3Dにすることで、日常から全く違う世界へ旅立つことができる。

おっとさんの眼は、たぶん私たちが子供の頃にわくわくした想像の世界を今もずっと見つめていて、それを写真や動画で表現しつづけているのではないかな、と思います。
おっとさんの作品に触れた瞬間、子どもの頃のあのワクワクした頃に戻れる。
私には3Dメガネで一生懸命に映像を見てらっしゃる会場のお客様それぞれが子どもに戻っているように見えたステキなひとときでした。

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写真や動画はありのままを写すだけのツールではないのか、、、、
カメラには、まだまだ私の知らない「ひみつ」がたくさんありそうです。

建築を考えることは「振る舞い」を考えること

 2015.12.5(B1事務局 サポートスタッフ林、菊池)

鉄道芸術祭関連プログラムとして開催しました12月4日(金)のラボカフェスペシャルのゲストは建築家の塚本由晴さん。テーマは「建築がもたらす私たちの知覚」でした。

ラボカフェスペシャル featuring 鉄道芸術祭
「建築がもたらす私たちの知覚」

151204塚本さん1

鉄道芸術祭vol.5「もうひとつの電車」でのホンマタカシさんの写真作品は、全てカメラオブスキュラで撮られています。紀元前から知られている自然光学現象を利用したカメラオブスキュラは、ラテン語で「暗い部屋」を意味します。時代とともに変化する建築空間や技術開発と私たちの視覚・触覚や身体感覚は深く関係しているのかもしれません。そこで都市の近代化、建築の西洋化、窓と光と闇など、"建築がもたらす私たちの知覚や振る舞い"について、お話しをお伺いしました。

本展の目玉の一つである「カメラオブスキュラ」について、以前に塚本さんがホンマさんの助手として撮影に参加された時のエピソードからスタートしました。

経験から生まれる人の振る舞いや意識が空間に影響していくので、建築を考えると、人の振る舞いを考えざるを得ない。という塚本さんの考え方を、面白い喩え話を交えて伺いました。
東京自由が丘のトンカツ屋のトンカツ屋らしからぬ油汚れ等のない店の綺麗さからは、毎日細かく店の掃除をしているであろう人の振る舞いが見えてきて、そこでただ食事をしている人とは明らかに意識が違うであろうこと。
この「振る舞い」とは生活・経験の反復・蓄積が人間の行動に無意識の意味を与えているということではないかということを感じました。

 

京都の町屋建築は、京都という風土・自然環境や社会的システム、租税制度等から試行錯誤の末に生み出されたもので、とても長い時間の中でつくられた伝統であること。

物理法則(空気の流れ・水の流れ・水滴の発生)が持つ振る舞いと人間の振る舞い(経験から条件付けされたもの)の関係では、人間は自然の振る舞いをコントロールすることはできないために独占はできないこと。

「振る舞いの共有」という概念について。



振る舞いの共有について、画像を使いながら、以前に塚本さんが行われたワークショップで、紙で作るアーチについてご紹介いただきました。

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参加者が作り方を互いに学びあい・教え合いをしながらながら共同して作り上げていく形でスキルの共有を行いながら進み、また建築で使う工具を使わない為に大きな音が出ないので会話が出来、参加者同士の交流がなされる空間が作られたそうです。

 

建築というハードを具体的に設計するよりも前に、そこには人間のどのような振る舞いが求められているのか、そうなるにはどのようなものが必要なのかといった考え方からスタートされているのが、建築を単なる箱として見ない塚本さんの独自の考えや目線が伺え、大変興味深く感じました。

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リュミエールから出発した、映像の「自生性」について

12月2日(水)、現在開催中の鉄道芸術祭vol.5の関連プログラムとして、東京藝術大学大学院教授であり映画監督もされている諏訪敦彦さんをゲストにお呼びして、「リュミエールと小津から出発する、映像にまつわる旅」と題してトークプログラムを開催しました。

鉄道芸術祭の会場入口には、ホンマタカシさんの手による、リュミエールと小津安二郎の映像が並べられている作品が展示されています。

今回のプログラムでは、鉄道、駅、列車を待つ人、車窓、移動、旅、西洋と東洋などなど、実に多様なイメージが喚起されるその作品をめぐって、諏訪さんが持ってきてくださった沢山の貴重な映像資料や、諏訪さんが監督をされた映画を観ながらトークが展開されました。さらに、展覧会プロデューサーのホンマタカシさんも急遽東京からお越しくださり、終盤はお二人で小津について対談するという、スペシャルな回となりました。

トークは「映画」を初めて作ったとされるリュミエール兄弟の話からスタート。

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スクリーンへ映写して沢山の人と観ることができる映画の形を作ったのはリュミエールが最初と考えられており、フランスでは「映画はリュミエールから始まる」といわれています。(ちなみにアメリカではエジソンが先に作ったとも考えられ、「エジソンから始まる」ともいわれているそうです)

当然のことながら、リュミエール兄弟の作品を初めて観た人々は、映像が「動く」ということに非常にショックを受けました。

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紹介されたリュミエール兄弟の作品「港を出て行く小舟」では、外海に漕ぎ出そうとする船を女性が見送るという構図がしっかりつくられています。しかしこの作品で観客が最も驚き、一番伝わったことは「海」でした。作者が意図した主題よりもそこに実際にあるとしか思えないほどリアルに映し出された自然そのものに、当時の観客たちは驚いたのです。上映が終わった後、本当に水が無いかどうかスクリーンを触って確かめる人がいた程でした。

現代に生きるわたしたちは、映像を観ることに慣れてしまっているので、その映像が何を伝えようとしているのか、ということをすぐに理解してしまいます。しかし察してしまうからこそ、それ以上のものを見ようとしなくなる。(あるいは、分かったつもりになって、そこに映っているものを見ていないのかもしれません)現代のわたしたちが失くしてしまった感性が、当時の人にはあった、という諏訪さんの言葉がとても印象的でした。

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別の紹介作品は、森の中の木の壁の手前で女装した男二人が騒いでいる、途中あるカットで急に瞬間移動したかのように壁の向こう側へ男二人が移動していて、別の男が来て壁の手前からイタズラを仕掛けるというコミカルなもの。

この作品からは、映像初期における演出の失敗を見ることが出来ます。作者の意図としては最初から女装の二人は壁の向こうに居て、そこにイタズラを仕掛けてくる男が来るという構造なのですが、「壁があって二人が見えない」という理由から最初は手前でやってしまっているというもの。今であれば壁の反対側から撮ればいい話ですが、当時はカメラは動かなくてもいいよね、また映っている森も舞台や絵画と同じような「書割」感覚で使用したため、どれも森で一緒だから(変わらなくて)いいよね、という考えで撮られていたのです。

カメラは全てを等価に撮るため、背景としての「森」という概念は撮れず、森は単なる背景にはならなく失敗したという例で、こういった失敗を繰り返して段々と今の映像表現へと繋がっていきました。

また別の作品では主題、主人公について。

現在の映像形式では、背景に何がいてもカメラは主人公を追い、それ以外の作者が企んでいないものは切られます。

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カメラには様々な情報が等価に映るものの、見る側は構図や編集されたカットの前後関係で大事なのが主人公だと理解し、それ以外のものは必要のない情報として忘却してしまい、(作者の意図した)見るべきもの、主題となるものだけが残るように選別されています。このように、カメラは世界を過ぎ去っていきますが、たとえ映っていなくとも世界は人間の理解を超えた力を持っていて、それは常に起きている。それが映像における「自生性」なのです。

「カメラは世界に対して開かれている。」という言葉が、象徴的でした。


最後にはホンマさんを交えての対談となり、鉄道についてや小津についてのトークがあり、終了。

光善寺のカメラオブスキュラについて、あれはただ現実を上下反転して映しているだけなのに何故惹きつけられ、見てしまうのかという話になり、ホンマさんは、現実なんだけどコマ数が落ちているように感じ、時空を超えた何かに見えると仰っていました。

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最後のホンマさんの言葉。

「みんな映像にリアルを求めるけど逆に現実じゃないなっていうところが面白い。元々、(写真の)止めたってことで変。不自然なんだから止まってることに驚くべきだった。」

いかに現代の映像の撮り方、見かたに我々が慣れてしまっているか、勝手に情報をシャットダウンしてしまっていることの多さに驚き、仕組まれた見易いものをだけを見ているのだなと改めて感じ、それは必ずしも悪いことではなく現代に生きる上で必要なことなのでしょうけれど、本当は何が「見え」ているのかということ、見逃しているかも知れないもっと沢山のことがあるのかと「見る」ことを再度発見してみたくなりました。今回の展覧会のテーマである「見ること」に直結した、非常に視野の広がるお話でした。

ラボカフェスペシャル featuring 鉄道芸術祭
『光の世紀』から『記憶の世紀』へ

 京阪電車に乗車して、こどもの頃によく乗っていた江ノ電を思い出したーそんな港さんのお話しから、リラックスした雰囲気の中でラボカフェがはじまりました。

ラボカフェスペシャル featuring 鉄道芸術祭
「『光の世紀』から『記憶の世紀』へ」

 1998年の港千尋さんの著書『映像論』を引用されながらお話しが展開します。映像の歴史は、光学装置の発展によって牽引されてきたそうです。光の技術として発展してきた映像。それが1990年代に、光とは違う技術が映像を牽引するようになっていくのでは?それを「記憶の世紀」と名付けたそうです。

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映画の時代、TVの時代、バーチャルリアリティの時代。それらは技術として生まれ、表現。アートとして2度目の誕生をしました。その2度目の誕生が本当の誕生なのではないか、とお話しされました。

 港さんは、展示会場に投影されている小津とリュミエールへのオマージュ作品を見ながら、光善寺でのカメラオブスキュラを思い出されたそうです。光善寺のカメラオブスキュラ、じわーっと見えてくるその感覚の体験を「まさに現像しているときのような」と表現された港さん。お客さまも興味深く耳を傾け、中はなるほどそういう感覚か!と頷いている方もいらっしゃいました。

 

続いて、ドイツのマールブルグで出会ったカメラオブスキュラ小屋のお話。

真っ暗な小屋の中には白いテーブルがあって、そこに外部の光が映る仕組みになっていたそうです。マールブルグの名所、屋根が傾いた教会も見えます。小屋のガイドから「19世紀には普通のアトラクションとしてちょっとした観光地にはあった。費用がかからないので安価で楽しめる娯楽として楽しまれていた」という説明があったそうです。

机に投影されているカメラオブスキュラの上に置く、するとそこが急に坂道になってそこを車が走る。半円のものをおくと風景がゆがむ。そんなライブパフォーマンスとしてのカメラオブスキュラを、当時の人々は楽しんでいたのでしょうね。まさに光の世紀ですね。

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1910~20年代。映画の発明でカメラオブスキュラが急速に衰退。写真→映画→TVへととって変わられ、現代の映像の90%はデジタルデータとしてある。と、お話しは続きます。写真を暗室で現像していた時代から、現在はサーバー・巨大なデータセンターで行われるようになった「影なきイメージの時代」。先ほどまでのリアルな実感を伴ったカメラオブスキュラの話から一転してのお話。今当たり前のように過ごしているデータありきの世界が、便利ではあるけれど何かつかみどころのない、手ごたえのなさを感じました。

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 なぜ今、光善寺でリアルな世界の影を見るんだろう?お話しは、光善寺のカメラオブスキュラに戻ります。現実世界を見ているとき、私たちはほんとうに「見ている」のでしょうか。カメラオブスキュラをとおして改めて実感できる「見ること」。視覚・知覚・技術・表現。「見る」とはいったい何なんだろう、これから先どうなっていくんだろう。そんなことを、改めて考えさせられました。

鉄道芸術祭vol.5ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」関連プログラム
鉄道と理論物理学そして光

11月13日のラボカフェはfeaturing 鉄道芸術祭、現在開催中の「鉄道芸術祭vol.5」をフィーチャーしたスペシャルバージョンの第一弾、「理論物理学から見た"世界の車窓"」です。

ゲストには現在、理論物理学者であり大阪大学理事・副学長の、小川哲生さんをお迎えし、アートエリアB1運営委員でもあるcontact Gonzoの塚原さんがナビゲーターとなって、お話は物理学にからめた鉄道の話から、SFの世界まで網羅したなんともまさに目からウロコの2時間でした。

まずは、ラボカフェへお越しの皆さまと鉄道芸術祭vol.5のギャラリーツアーからスタート。
みなさん、目の前にある「アート」を凝視する方もあり、楽しそうに眺める方あり。その様子を見ているとアートは単に鑑賞されるだけのものではなく、見る側の視野を広げたり、個々の常識を覆すほどのインパクトを与えるものでもあると感じました。20151113lab_01.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツアーを終え、いよいよトークのスタートです。
小川さんは鉄道をこよなく愛してらっしゃるそうで、会話のなかでも鉄道に対する優しくも独特の眼を垣間見えて、聴いているこちらもついつい口元がゆるんでしまうような絶妙なお話の進めかたです。

20151113lab_04.JPG「駅のホームでたまにある感覚で、自分が動いているのか、車両が動いているのか?みたいなことがあるでしょう?そもそも地球が動いているので、どちらがどうとは言えないでしょ?言い張ってもいいんですよ、電車が止まっていて周りが動いていると言い切ってしまえばいい。」と小川さんはおっしゃいます。まるでいたずらっこのようです。

そして、物理学は研究過程で「大事ではないこと」を振り落としていく。それはピュアな領域に対象物をどんどんと近づけていく行為のような気がするとおっしゃる小川さん。お話の中盤からはなんと!ホワイトボードまで出てきて、物理とアートについての数式化が始まり、普段の小川さんの脳の回路をのぞいているようなワクワクする気持ちになります。

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印象的なお話しもありました。

晴れた日に手をひかりにかざすと、下に手と同じような影ができる。光は真上から真下にまっすぐ降りてきていると錯覚するが、よく見るとその光はまっすぐではない、波状になっているのだと。光はそもそもまっすぐ進まない。例えば光に照らされてできた影も元の形とは多少ずれているらしいです。

「どんな世界でも曲がってるんですよ、だけど規模が小さいのでその変化が見えてこないだけ。地球上に降り注ぐ光は重力によって、どんなに小さくとも曲がっているんですよ」という話がとても興味深かったです。

会場が物理と鉄道の話で盛り上がってきたところに、塚原さんがある映画の予告編をながします。地球がなくなるというような話。移動するために宇宙にあいた穴をつかって、これまでいけるはずがないと言われていた距離を移動していく。

この映画のワンシーンを取り上げて、小川さんの見解を求めていきます。私の頭の中もどんどんと光に包み込まれて物理学が捉えている光のしくみについていけなくなりそうに。

 

最後に素数はかなりのアートであるとおっしゃる小川さん。素数よりも、小川さんと理論物理学にのっとって小川さんが語る言葉そのものが私にはアートにみえてきたのでした。

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鉄道芸術祭vol.5ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」関連プログラム
"見えてくる"を体験!「光善寺駅カメラオブスキュラ」ツアー

10月24日、鉄道芸術祭vol.5ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」初日、オープニングイベントの前に「光善寺駅カメラオブスキュラ」ツアーの一般公開第1回目を開催しました!

「光善寺駅カメラオブスキュラ」ツアーは、ホンマタカシさんが京阪電車「光善寺駅」の "とある場所" を、カメラの語源とされる光学装置「カメラオブスキュラ」の空間に再生し、会期中に限定公開する、出展作品に深く関わる空間体感をしていただけるツアーです。
 
8月の展覧会準備中にホンマさんよりレクチャーを受けたスタッフがナビゲーターとなるこのツアー。会期中に複数回開催します!(※詳しくはコチラ

カメラオブスキュラのレクチャー8月末、ホンマさんのレクチャーを受けるスタッフ

カメラオブスキュラとは、cameraは部屋、obscuraは薄暗い。「薄暗い部屋」という意味で、「カメラ」の由来となった言葉です。
ピンホールカメラや針穴写真機という言葉、耳にされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 暗い部屋に小さな針穴を開けると、穴から外光が入り、反対側の壁に外の像が上下反転して映るという紀元前から知られている自然現象です。
映る像から遠近法を正確に拾うことができるため、カメラオブスキュラは古くから絵画に取り入れられてきた手法です。おそらくこの手法を用いていたであろうとされ、有名なのは『真珠の耳飾りの少女』などで知られるフェルメール。日本でも葛飾北斎によって、節穴からの風景が障子に映った、逆さ富士が描かれていました。
感光材料を使い、写り込んだ像を紙などに定着させることができるようになったのが200年ほど前の事、カメラの誕生です。 デジタルカメラやスマートフォンを誰でも持ち歩くいま、写真を撮ることはとてもお手軽になりました。
 
だからこそホンマさんは、持ち運べない「カメラオブスキュラ」にこだわります。
何でも簡単に、それなりにできてしまうからこそ敢えて、制約をつくることで表現が面白くなる。と、これまでカメラオブスキュラの手法で、世界中の様々なところでその時にしか撮れない作品を撮影されてきました。
 
そしてここ、光善寺駅でも。

光善寺駅にあるカメラオブスキュラへ光善寺駅カメラオブスキュラ.JPG

ツアーでは展覧会をご覧いただいた後、みんなで光善寺駅へ移動。いよいよ「光善寺駅カメラオブスキュラ」の体験となります。

ホームに着くと細い階段を上がり、10人ほど入るといっぱいになってしまう四畳半畳敷きの茶室のような小部屋に、茶室のようなにじり口から入ります。
入ってすぐは真っ暗で何も見えません。四つん這いのまま先に入っている人の気配を感じつつ、手探りで奥に進み、壁際に腰掛けます。
片側の壁に小さな明るい穴があり、その反対側の壁の下の方に鉄塔と電線のようなシルエットが見えてきます。 上下が反転しているので天井にホーム(地面)が映ります。
暗闇に目が慣れていくに従い、見えるものが増え、壁一面だけでなく、天井にも左右の壁にもイメージが広がっていることに気づきます。
 
線路を渡る車やホームを歩く人の動き、どんどん「今」のディテールが見えてきます。
踏切警報音が聞こえ、電車の近づいてくる音、ホームのアナウンスが聞こえると、電車が投影の中を走り去っていきます。
音は外の環境と繋がっていながら別空間。壁の向こうにも、空間があるような錯覚を起こしました。

曇りの日ははモノクロに見え、晴れて光が強い日はカラーに、よりクリアに見えてきます。
このタイミングの、この場所でしか見ることのできないイメージ。
 
日々ネットやテレビで沢山の動画や画像を目にし、どんな情報が得られるかばかりを追いかけている中で、ただ「見える」面白さに気づき、見入る。新鮮な体験でした。

光善寺駅のホーム.JPG

光善寺駅ホームより大阪方面を見る

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カメラオブスキュラでの撮影は1時間もかかり、初めに明るさを決めても、天候は変化するので、失敗してしまうことも。そこが面白い。と語るホンマさんの作品とその撮影されたカメラオブスキュラも体験できる鉄道芸術祭vol.5。
 
展覧会の様子やイベントの模様、随時レポートしていきます!お楽しみに!


鉄道芸術祭vol.5 /ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」
会期:2015 年10 月24 日(土)~12 月26 日(土)

「光善寺カメラオブスキュラ」ツアー[有料・要申込]
・11月1日(日)12:30~14:30/13:30~15:30
・11月14日(土)12:30~14:30/13:30~15:30
・11月23日(月・祝)12:30~14:30/13:30~15:30
・12月4日(金)13:30~15:30
・12月6日(日)12:30~14:30/13:30~15:30
・12月26日(土)12:30~14:30
参加費:1,000円(なにわ橋駅~光善寺駅までの片道運賃を含む)
受付場所:アートエリアB1
各回定員:10名程度(要事前申込・先着順)

鉄道芸術祭vol.5ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」関連プログラム
アーティストの視点を掘り下げるトークと作品とシンクロするスペシャルライブによる幕開け!

10月24日、鉄道芸術祭vol.5ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」初日、オープニングイベントを開催しました!

トークとライブの二部構成のオープニングイベント。まずはトークから。
大阪出身の社会学者・南後由和さんをゲストにお迎えし、ホンマタカシさん・アートエリアB1の運営委員でもあるcontact Gonzoの塚原さんとともに、大阪・京阪電車について、都市や郊外について、ストリート・アートについて、カメラについてなど、鉄道芸術祭vol.5の出展作品・アーティストそれぞれへの考察と合わせ、トークを繰り広げていただきました。
20151024_testugei5_opening3.JPG複数のアーティストが出展する鉄道芸術祭ならではのプロデューサーとして、出展作家として、他のアーティストやスタッフとのやりとりやなりゆきの中から作品・展覧会が創りだされていくことに面白みを見出すホンマさんの考え。南後さんならではの視点で語られる、アーティストの作品表現とその土地との関係性について。などの興味深いお話に、ご来場いただいた方々も熱心に聞き入っておられ、あっという間の2時間でした。

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トークの後は蓮沼執太さんによるライブパフォーマンス!
dot architectsさんによる実寸大の京阪電車の車両模型の中で、作品と演奏をシンクロさせる蓮沼さん。

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蓮沼さんだけでなく来場者のみなさんも車両模型の椅子に腰掛け、演奏を聞きながら、車窓越しにホンマさんのカメラオブスキュラによる撮影作品を見たり、思い思いに楽しんでいただけたようです。

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たくさんの方にお越しいただき、盛況のスタートを切ることができました。

鉄道芸術祭vol.5ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」関連プログラム
23日内覧会を開催しました!

鉄道芸術祭とは・・・アートエリアB1 では、鉄道の創造性に着目したプログラム「鉄道芸術祭」を2010 年より開催しています。 vol.5 となる今回は、【風景・景色、視覚・視点】をテーマに展覧会や関連企画を展開していきます。

オープニング前日の10月23日に内覧会を開催しました。
実はアートエリアB1では、今回が初めてとなる内覧会。 当日は本展プロデューサーのホンマタカシさんをはじめ、参加アーティストの黒田益朗さん、小山友也さん、NAZEさん、PUGMENTの大谷さん・今福さん、蓮沼執太さんにお集まりいただき、ホンマさんとの質疑応答形式でギャラリーツアーを行いました。
お越しいただいたご招待の方々は、アーティストの制作意図・作品への思いに直に触れ、また、アーティストの方々へも感想や質問を直接投げかけていただき、スタッフもとても刺激を受けました。

ここでは、ギャラリーツアーのルートに合わせて、本展の魅力を少しだけご紹介させていただきます。展覧会は、12月26日までの開催です!ぜひ会場にて各作家の作品世界を直にご堪能ください。

駅や電車を、単なる交通手段としてではない視点で、それぞれのアーティストが考察、捉え直した本展は、リュミエール兄弟・小津安二郎監督・ヴィム・ベンダース監督へのオマージュを本展プロデューサーのホンマタカシが独自の視点で構成した映像インスタレーションで始まります。

20151023_tetsugei5_nairankai8.JPGホンマタカシ イントロダクション「映像の世紀〜alternative train〜」の前にて、開会を祝して乾杯!

20151023_tetsugei5_nairankai1.JPGホンマタカシ「カメラオブスキュラ スタディーズ」

そして会場には、実寸大の京阪電車(1車両)が出現!本展の会場設計・設営を担当していただいたdot architectsさんによるこの車両空間では、ホンマタカシさんが京阪沿線3箇所(京橋、寝屋川、光善寺)でカメラオブスキュラにより撮影した写真作品と、蓮沼執太さんがその撮影場所でフィールド・レコーディングして制作した音響作品が堪能できます。
まるで車窓の風景を眺めるかのような展示と、駅や車庫で採取された様々な音がつくりだす不思議な空間をお楽しみください。

 

電車空間を通り抜けると、ホンマさんが「光善寺駅」のカメラオブスキュラで撮影した映像作品、
そして対面には、ドイツのアーティストであるマティアス・ヴェルムカ&ミーシャ・ラインカウフの映像作品「蛍光オレンジの牛」を上映しています。
ヴェルムカ&ラインカウフの映像作品は、ベルリン市内で撮影された2005年の作品。街の様々な場所にブランコを設置して漕ぐというパフォーマンスを通じて、日常の中で見落としているものを感じさせられる映像です。

20151023_tetsugei5_nairankai2.JPGホンマタカシ 「列車の到着 by カメラオブスキュラ」

※本展の関連プログラム「光善寺駅カメラオブスキュラ」ツアーでは、光善寺の撮影場所(カメラオブスキュラ)を実際に体験していただくことができます。ぜひご自身の目で「見る」ことを体感してください。

そして、電車の外壁に沿って、 NAZEさん、小山友也さん、黒田益朗さん、PUGMENTさんの作品が展開されます。

20151023_tetsugei5_nairankai4.JPGNAZE 「NAZEtopiaと空飛ぶCUTEちゃん」

活動拠点の京都から大阪までの移動中の観察・妄想から生まれたドローイングと、NAZEさんが普段から収集している物で創り上げられた空想の都市"NAZEtopia"。見れば見るほど、好奇心をくすぐられる作品です。

 

20151023_tetsugei5_nairankai3.JPG小山友也「Obey individual languages.」

一般的なコミュニケーションと異なるコミュニケーションの在り方を作品化する小山さん。大阪や東京の街で出会った音漏れを音源に踊る小山さんの映像は目が離せなくなります。

 

20151023_tetsugei5_nairankai5.JPG黒田益朗「宿り木調査記録」

落葉樹の木に寄生して生息する宿り木を、京阪沿線で調査し、その記録を模型とブックレット、写真で展示した作品。グラフィックデザイナーである黒田さんならではの、美しく爽やかな空間になっています。記録写真は、会期中に増える予定です!ぜひご注目ください。

 

20151023_tetsugei5_nairankai6.JPGPUGMENT「SLEEPING PASSENGERS」

アーティストでありながら、ファッションブランドとして活動するPUGMENTさんは、今回電車の中で居眠りをする人に着目し、「電車に居るための服」としてパジャマを制作しました。
展示では、パジャマ作品と、京阪電車内でパジャマを着用したモデルが居眠りする映像、そして実際の京阪電車の座席シートを用いたインスタレーションで構成され、とてもインパクトのある展示になっています。

 

アーティストそれぞれの視点が際立つ本展覧会、是非、会場まで足をお運びいただき、「もうひとつの電車」を体感してください!

鉄道芸術祭サポートスタッフ募集中!(サポスタさんに聞いてみました!)

ただいま鉄道芸術祭vol.5の開幕に向けて、準備が進みつつあるアートエリアB1。鉄道芸術祭などアートエリアB1の主催事業に欠かすことのできない協力者「サポートスタッフ」の募集も開始しています。
サポートスタッフ(通称 サポスタさん)はどんなことをしているのでしょう?
昨年の鉄道芸術祭vol.4「音のステーション」からサポートスタッフに応募され、いまもダンサーとして活躍する傍ら、スタッフとしてアートエリアB1に関わり続けている三田さんに、サポスタの色々、聞いてみました!

三田さん01.JPGーなぜアートエリアB1のサポートスタッフに応募されたのですか?

アートエリアB1には、これまでにラボカフェなどで何度か訪れたことがあったのですが、耳で聴く音だけが、音楽なのだろうか。ということを考えている時に「音のステーション」の出展作家の一人、OPTRONプレーヤーの伊東篤宏さんがゲストに来られていたラボカフェ「放電ノイズを操る、伊東篤宏の仕事」に参加しました。
話がとても興味深く、その時に《音》をテーマにした展覧会が始まることを知り、従来の音・音楽の在り方とは異なる角度からアプローチする企画テーマに惹かれました。
展覧会を見に来るだけじゃなく、お手伝いしながら深く知りたいと思い、応募してみることにしました。
私自身、パフォーマンスをしているので、スタッフをしながら企画運営を学びたい気持ちもありましたね。

ー実際にやってみて、どうでしたか? 三田さん.jpeg

アーティストと直接対話し、目の当たりにできる。
アーティストの方々が、作りながら考えている作品制作の様子や、色んなジャンルの人が話しあいながら展覧会を作り上げていく様子が近くで見られて面白かったです。
そして何より、駅の中にあるB1だからこそ、見に来る目的だけじゃなく、偶然通りがかりに来場された人に展覧会をご案内することが楽しかったです。

 

 


アートエリアB1では、ただいま10月24日から開催する鉄道芸術祭vol.5 ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」のサポートスタッフを募集中です!
*展覧会の会場設営・撤収のサポート
作品搬入・展示・撤収のお手伝いや、会場の案内サインづくりなど。展覧会をつくり上げるお手伝いをします。 

*会場運営に関するサポート

来場者の方々がより深く鑑賞していただけるよう展示のご案内をします。
*イベントやワークショップの運営・制作サポート
イベント当日のナビゲートなど。プログラムに応じてサポートします。
*スタッフブログの更新、その他広報サポート
イベントチラシの挟み込みや発送など集客のサポート。また、スタッフのコメントとしてブログの更新を行います。

search4.JPG活動内容は多岐に渡ります。サーチプロジェクトvol.4では白衣を着て粘菌のエサやりをすることも!(※注:今回、白衣の着用はありません)
 
展覧会やワークショップの運営に興味がある方。鉄道、アート、写真、映像が好きな方。ボランティアをやってみたい方。何かに取り組んでみたい方、人とコミュニケーションを取るのが好きな方、大歓迎です。まずは10月3日/7日に行うサポスタ説明会にご参加ください!
7日の説明会はラボカフェとして開催しますので、申し込み不要でご参加いただけます!鉄芸vol.5の魅力紹介や運営サポートについての素朴な疑問にもお答えする、プレトーク。
"サポスタ"に興味はあるけれど一歩踏み出せない。と迷っている方も是非、お気軽にご参加ください。

ご応募、お待ちしております!

 

鉄道芸術祭vol.4関連プログラム
現代音楽コンサート「鉄道と音楽の夕べ」〜スティーヴ・ライヒ「ディファレント・トレインズ」他〜

10月18日から始まった鉄道芸術祭vol.4「音のステーション」の開催期間も残り一週間程となりました12月19日(金)の19:30〜、現代音楽コンサート「鉄道と音楽の夕べ」〜スティーヴ・ライヒ「ディファレント・トレインズ」他〜 が開催されました!

現代音楽コンサート1

今回の鉄道芸術祭は、テーマが「音」ということで、鉄道に関連する音楽のコンサートを開催しようと、実現しましたこの企画。

現代音楽の鉄道関連といえば真っ先に出てくるのはスティーヴ・ライヒの「ディファレント・トレインズ」。その曲を中心に、鉄道に関する現代音楽の何曲かを、ディレクターを担当して頂いた有馬純寿さん監修のもと演奏いたしました。

まず最初、開催の狼煙のように開演とともに電子音のような警笛が鳴らされました。この音は有馬さんが今回のコンサートのために実際に京阪電車車庫へ録音に行かれた、スペシャルな音とのことでした。

演奏と演奏の間には、有馬さんとトークゲストの江南泰佐さんによる曲の解説や、鉄道にまつわる楽曲の紹介トークが挟まります。

有馬・江南トーク
演奏の一曲目はシャルル=ヴァランタン・アルカンの《鉄道》。本来ピアノ曲であるこの曲を、山根明季子さんにより弦楽四重奏に編曲され、演奏されました。元々ピアノの連弾が列車の走行音をイメージさせる曲でしたが、それを弦楽器用にアレンジがなされても、まるで変わらない走行感が出ていました!

二曲目はピエール・シェフェールの《鉄道のエチュード》。有馬さんの手による電子音楽バージョンが流されました。

間のトークも、まるで江南さんがパーソナリティのラジオ番組かのように話が弾み、クラフトワークなどや女子会で流れる鉄道音楽コンピレーションアルバム(!?)についてなどたくさんの曲の紹介が飛出ました!

そしてついに最後の三曲目、今回の目玉、スティーヴ・ライヒの「ディファレント・トレインズ」です。

演奏前のトークでは、ライヒの曲では珍しい「言葉」を使った曲であること、全体が「戦前」「戦時」「戦後」の三章に別れている事、言葉によるイメージから、どういう事柄が背景にあり描かれているのか、といったことが紹介されました。

曲の演奏は弦楽四重奏、ほかの楽器と言葉は録音、そして電子音楽という形態で、言葉に合わせて舞台上に英語の字幕と日本語翻訳が映像で映されながらの演奏でした。

ミニマムな繰り返しのフレーズの中に単語・言葉が、演奏されているメロディと同じ音程で挿入され、時代背景と合わせてどういった事が展開されているのかの想像がされます。

現代音楽コンサート2

ラボカフェスペシャル メトロ大學inアートエリアB1「表現と規制について考える」

本格的な冬の寒さとなっていますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
中之島では大阪光のルネサンスが始まり夜間にはイルミネーションや出店で賑わっております。
アートエリアB1も23日(月)までの間、開館時間が12:00〜21:00と延長しているので、
ぜひ合わせてお楽しみください!

先日、まさにアートエリアB1のように京阪「神宮丸太町駅」の駅の改札と地上の間にある
老舗のクラブ「METORO」と連携したラボカフェスペシャルとライブ企画が行われました。

 12月5日に行われたラボカフェスペシャルでは
表現と規制について考える  
ークラブカルチャーとアート&デザイン&ファッション、ダンス規制と風営法etc...
と題しまして、
ゲストとして国内外で活躍するアーティストの沖野修也さん
大阪の中崎町にあった元NOONの経営者、金光正年さん
そして弁護士の齋藤貴弘さんをお招きクラブという場所について様々な角度からのお話をしてくださいました。

1205ラボカフェスペシャル

みなさんは「風営法」という法律を知っていますか?
風営法とは簡単に言うと深夜営業をする店舗に対する様々な規制についての法律です。
店の営業時間の問題、照明の明度、そしてダンス規制ということがこの問題の中で特に注目されています。
風営法の渦中の"場所"としてあるクラブがアート等また社会にどのような影響をあたえたのか。

クラブというのは薄暗く、大きな音で音楽が流れて、お酒を飲みながらみんなが踊っているというイメージがあります。
ただ、クラブと言ってもその種類は様々で、もちろん必ずしもすべてのクラブが良いとは言えません。
一言では語れない音楽、アート、ファッションを求めて人が集まる"混沌"とした空間であると言えます。
少なからずいま国内外で活躍しているVJやDJ、音楽家たちまたアートやファッションの分野の人たちが、
昔はクラブに出入りし多くの表現や人との出会いから、今も活動を続けている方がたくさんいることも事実です。
沖野さん「クラブが無ければ僕はいない、クラブに全てを教えてもらった。奥さんとの出会いもクラブです。」

この風営法の問題により多くの関係者またそれ以外の人達が法律のあり方、
またクラブのあり方について改めて考えるきっかけにもなりました。
齊藤さん「元々のクラブとしての文化創出としての機能が低下しているが、それが違う場所に移りつつある。」
つまり、今後は私達の言うクラブという名の"文化創出"の空間を継続させて行くためには、
クラブに捕われず、場所を変えて作っていく必要があります。実際に市民運動をして、風営法も変わろうとしています。
考えていくべきことは、法律が変わり現状を維持し続けることよりも、その後にどのような面白い環境が作っていけるのか。
その一つのキーワードとして「外に開いていく」ということが上げられました。
経営をする側も音楽業界という枠を越えて"音楽"をどのように社会に発信していく事が出来るのか。
東京ではいくつかの音楽のある新たな文化的な場所が作られているそうです。
沖野さん「これは世界的な傾向で、海外でもクラブよりもレストランとかBarでのブッキングが多くなっている。」
立派な建物や場所があっても中身がよくなければ機能しません、広い視野と変化する状況に応じていくことが
表現の未来を切り拓くための大切なことだと思いました。
ちなみに風営法は2015年1月21日控訴審で判決がでます。これにより何が変わっていくのか興味深く見ていきたいと思いました。

12月10日には連携ライブ企画として
電車に乗ってクラブへ行こう!『ATAK Dance Hall LIVE in KYOTO』に参加しました。

1210メトロライブ00独特の雰囲気のなかにファッショナブルな人、踊りだす人、座って聴く人様々な人たちが音楽を目的に集まっていました。
実際のライブもスピーカーからの音が身体に響き、照明やスモークマシーンでの演出、そしてアーティストの実際の動きが面白く楽しい時間を過ごしました。


音を通していろいろなものに出会える鉄道芸術祭vol.4「音のステーション」は12月23日(火・祝)まで開催中!
12月19日(金)には現代音楽コンサート「鉄道と音楽の夕べ〜スティーヴ・ライヒ「ディファレント・トレインズ」他〜」も行われます。
事前予約が残席僅かとなっておりますので、みなさまお誘い合わせの上お越しください!
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現代音楽コンサート「鉄道と音楽の夕べ〜スティーヴ・ライヒ「ディファレント・トレインズ」他〜」

12月19日(金) 開場19:00/開演19:30
参加費:前売2,000円/当日2,500円 定員:100名(要事前申込・先着順)
ディレクター:有馬純寿(音楽家)/トークゲスト:江南泰佐(鍵盤演奏者、快音採取家)
演奏:ヴァイオリン_岡田真実、中村仁美/ヴィオラ_中村公俊/チェロ_大西泰徳/エレクトロニクス_有馬純寿
演奏曲目:シャルル=ヴァランタン・アルカン《鉄道》(山根明季子編集、弦楽四重奏版)
     ピエール・シェフェール《鉄道のエチュード》(電子音楽)
     スティーヴ・ライヒ《ディファレント・トレインズ》(弦楽四重奏+テープ)

協力:帝塚山学院大学

野村誠ワークショップ「京阪沿線46駅の音楽」

 2014.11.21

10月18日から開催している鉄道芸術祭vol.4「音のステーション」。

みなさま、もう足を運んでいただけたでしょうか?

 

中之島の木々も色付くなか、

鉄道芸術祭の関連プログラム野村誠ワークショップ「京阪沿線46駅の音楽」が11月15、16日と二日間にわたって開催されました!

 

京阪沿線の46駅すべてを音楽にするという今回のワークショップ。

15日は京都編、16日は大阪編にわけ、各日2回の全4回プログラムを行い、全駅の完成を目指しました。

はたして全駅完成できたのか!?

野村誠ワークショップ1

  

15日は京都編。樟葉駅〜出町柳駅を音楽にしていきました。

 

まず、好きな駅を選んで、その駅の資料の中から気になる項目を一つ選びます。

次にその項目に関連する画像を選び、その画像を楽譜にして音楽を作っていきます。

 野村誠ワークショップ5

 

作曲をするというよりも音楽のスケッチを作り、ここでできたスケッチをもとにして、野村さんが曲を作るというもの!

 

画像を見ながら、そこに写っているものを楽器にあてはめて、野村さんの指揮に従って演奏したり、思うままに演奏したり...。

最初は戸惑って緊張していたお客さんたちも、

徐々に慣れてきて、会場には様々な音が奏でられるように。

 

三駅ほど参加者全員で音のスケッチをした後は、グループに分かれてそれぞれが音のスケッチをしていきました。

 野村誠ワークショップ3

自分たちだけで考えながら音楽を作っていくのはなかなか難しいのですが、

お互いにアイデアを出し合い、音を出しながらスケッチをしていくのはとても楽しかったです。

 

そして作ったあとは各グループの発表!

どうしてその駅、その項目を選んだかを説明してから実際に演奏をします。

その後にどのようにしてその音楽が作られたかの説明をするという流れで進んでいきました。

野村誠ワークショップ4

 

15日は無事、京都の19駅全てが完成!

 

京都という土地柄もあり、選ばれる項目も歴史的なものが多かったです。

 

16日は大阪編。中之島駅〜牧野駅を音楽にしていきました。

野村誠ワークショップ6

 

基本的には15日と同じ流れで進んだのですが、新しいスケッチ法も行われました。

それは画像から音を探しだすというもの。

 

「C、D、E」や「ド、レ、ミ」、「い、ろ、は」を見つけた順に書き出していきます。

そしてそれをもとに、野村さんが鍵盤ハーモニカを使って即興で演奏!

野村誠ワークショップ7

 

大阪編も無事に27駅全ての駅が完成!

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

野村誠ワークショップ2

 

今回のワークショップで作った46駅の音のスケッチをもとに、

野村さんが作曲してくださいます。

 

そして完成した曲は12月23日のクロージングイベントでお披露目!

いったいどんな曲になるのか。

今から楽しみです。

江南泰佐 公開ラジオ「快音採取 世界の音旅」①

 2014.11.8

鉄道芸術祭vol.4「音のステーション」の開幕から20日ほどが経ちました!

いよいよ、オープニングイベント以来となる関連プログラムが始まりました。

そのトップバッターとなるのは、DJ活動、フィールドレコーディング活動、音楽談義、さらに音楽家としても活動する江南泰佐さんにパーソナリティを務めて頂き、公開収録形式で、トーク&ミニライブを実施する公開ラジオ番組「快音採取 世界の音旅」です!!

全6回となるこのシリーズの第1回目を11/6(水)19:00〜開催いたしました!

11/8公開ラジオ1

11/6公開ラジオ6

毎回違うテーマを設けてお送りするラジオ企画。第一回目は「Japanese Modern Traditional Music 特集/日本モダントラッド音楽特集」と題して、ゲストに箏奏者の今西玲子さんと、ドラマー・ガムラン奏者の岩本象一さんをお迎えしてお送りいたしました。

11/8公開ラジオ211/8公開ラジオ3

 

今回は、初回のみのスペシャル版として、江南さんのピアノと岩本さんのパーカッションによるライブも開催!

11/8公開ラジオ4

11/8公開ラジオ5

江南さんのピアノの美しい音色と岩本さんの叩くだけではない、様々な音の出し方をされるドラム、他打楽器の音が混ざり、静かめながら非常に濃密な音空間となりました。

2回目の放送は11/19(木)19:00〜、テーマは「Field Recording Music&Sound特集/フィールドレコーディング音楽&サウンド特集 
 ─ 人は環境の音をどのようにとらえてきたか」
です。

「音のステーション」開幕!!

 2014.10.23

「アパートメント・ワンワンワン」が終了してから、すっかりご無沙汰してしまいました。

アートエリアB1では秋の企画展として毎年開催している「鉄道芸術祭」がスタートしました!
鉄道の創造性に着目する本展、第4回目となる今回は、〈音・技術・ネットワーク〉をテーマに、展示とイベントプログラムを展開します。(展覧会詳細はコチラ

10月18日の初日には、オープニングイベントとして、三田村管打団?によるパレードと、出展アーティストによるギャラリートークを開催。お天気にも恵まれ、賑やかなオープニングとなりました!

20141018/「音のステーション」オープニング141018/「音のステーション」オープニング

三田村管打団?によるパレードは、展覧会場を飛び出して地上の公園へ!

141018/「音のステーション」オープニング141018/「音のステーション」オープニング

出展アーティストである江崎將史さんもトランペットで飛び入り参加!

子どもも大人も、様々な楽器を手にパレードを楽しみました。

地上の公園をぐるりと回った一行は、アートエリアB1へ。
第2部では出展アーティストによるギャラリートークを開催しました。本展の展示プログラムでは、「音」を多角的に捉え、様々なジャンルで活動を展開する8名のアーティストを迎えています。ギャラリートークでは、宇治野宗輝さん、江崎將史さん、八木良太さん、和田晋侍さんにご参加いただき、それぞれの作品や「音」についてお話いただきました。

141018/「音のステーション」オープニング141018/「音のステーション」オープニング

141018/「音のステーション」オープニング

ひとくちに「音」といっても、アーティストによって捉え方やアプローチの仕方は様々。会場には、リズミカルにビートを刻む音もあれば、来場者が手を加えることで鳴る音、さらに注意して耳をすませないと聴き取れない音などなど、作品から発せられる様々な音が響いています。
そんな会場の「音」を、本展ではインターネットで随時配信中です!

展覧会を観る前と後で音の聴こえ方も変わってくると思います。ぜひ合わせてお楽しみください。
「音」の中継はコチラ(USTREAM)

そして、展示プログラムだけでなく、多彩なイベントプログラムも本展の見どころの一つです!

11月最初のイベントは、11月6日の「江南泰佐 公開ラジオ『快音採取 世界の音旅』」
DJ活動、フィールドレコーディング活動、音楽談義、さらに音楽家としても活動する江南泰佐さんをパーソナリティとして迎え、公開収録形式で、トーク&ミニライブを実施する本企画。第一回目は、「日本モダントラッド音楽特集」と題して、箏奏者の今西玲子さんをゲストにお迎えし、初回スペシャル版でお送りします!もちろんライブもあり◎
観覧無料です。ぜひお誘い合わせの上、ご来場ください。

そして11月15日、16日には、作曲家の野村誠さんによるワークショップを開催します。NHK教育テレビの音楽番組「あいのて」の番組監修も務める野村誠さん。今回のワークショップでは、参加者とともに、京阪電車46駅の曲作りにチャレンジします!

子どもも大人も、初心者も上級者も大歓迎! ここで鉄道の名曲が生まれるかも!?

こちらも参加無料です。ぜひご参加ください。

上方遊歩、皆様からお寄せいただいた情報はこちら!

さて、鉄道芸術祭vol.3「上方遊歩46景〜言葉・本・名物による展覧会〜」も、残すところ本日のみとなりました。本日は、こちらのブログでもお知らせしていた、みなさんに自由に沿線情報をお寄せいただくコーナーに、どのような情報が集まったのかをご紹介したいと思います!

情報をお寄せいただいた黒板柱 情報をお寄せいただいた黒板柱 情報をお寄せいただいた黒板柱

写真にもあるとおり、本当にたくさんの情報をいただきました...!有り難うございます!展示スペースには書ききれなかった情報、また、全く知らなかった情報などなど、本当に様々な名所、名物を教えて頂きました。

特に気になった書き込みを大阪からご紹介していくと、、、

 淀屋橋:北野家住宅はミラクル!
 天満橋:橋のライトアップは、天満切子がモチーフだそう
 森小路:なんといってもイカ焼き!
 土 居:隠れた桜の名所
 守口市:「FMもりぐち」は、日本で二番目に開局したコミュニティ放送局
 西三荘:駅下の水路の水は、光善寺付近の淀川から取水されている
 門真市:ふるさと納税でレンコンがもらえる!
 枚方市:日本のモーゼスおばあちゃんこと、塔本シスコが暮らしていた町
 樟 葉:駅名は「樟」葉ですが、住所は「楠」葉

などなど。

天満橋のライトアップ、天満切子がモチーフだなんて知りませんでした!今の時期だと、中之島のライトアップと合わせて楽しめますね。また、土居駅付近の桜の名所は、これからの季節気になりますね〜!川に沿って走っている京阪沿線ならでは。また、枚方市在住だった塔本シスコは、その画集をこちらでも展示させていただいています。

さて、次は京都方面へ。

 橋 本:駅前の洋食屋さんのオムライスが美味い!
  淀 :ホームから競馬場のスクリーンが見える。
 藤 森:藤森神社があじさいの名所であることにちなみ、あじさいうどんがある 
 七 条:鴨川土手ジョギングコースの入り口
 清水五条:鴨川西側には一流料亭がずらり。
 祇園四条:京都府南部の少年少女は大体この辺りで遊びます
 三 条:池田屋騒動の跡地
 神宮丸太町:沢田研二の母校、岡崎中学はこの近く!
 出町柳:みたらし団子、牡丹なべ発祥の地

と、こちらもずらり!藤森のあじさいうどん、素敵なネーミングですよね。橋本駅付近の洋食屋さんのオムライスも気になるところ。店名はわからないのですが、散策がてら探してみたいですよね。出町柳のみたらし団子、牡丹なべといい、京都はやはり食文化が発達しているのでしょうね。

と、ここには書ききれないほど、上方のいいところを来場者の皆様にたくさん教えて頂きました!本当に有り難うございました。

展覧会はもう終わってしまいますが、少しでも、皆さまの "上方遊歩" の楽しみのヒントとなれましたら幸いです。これからもぜひ、様々な場所を遊歩してみてくださいね!

 

松岡正剛のサイン

鉄道芸術祭・電車公演終了しました!

 2013.12.24

22日の日曜日、お天気にも恵まれた中、『エディット・トレイン ギターと浪花節との道行き』を開催しました。貸切電車は満員御礼。お越しいただいた皆様、本当に有難うございました! 松岡正剛さん、山本精一さん、春野恵子さんという個性豊かなゲストによって繰り広げられた、まさに"一度きり"の素敵なパフォーマンスについて、ここで少しご紹介致します。

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まず、ホームにてお客さまに公演の内容をご説明。車両によってパフォーマンス内容が異なるため(それぞれ移動はできますが)、まずどこに乗車するかをお客さまに決めて頂きます。これも一つの編集、なのですね。

そして、定刻通りに電車は出発。京橋まで地下線路をぐんぐん走っていく電車の中で、松岡さんの挨拶で幕が明けます。

エディット・トレイン 出発後の挨拶 エディット・トレイン 出発後の自己紹介

ゲストの皆さんの声は、スピーカーを通して電車全体に聞こえる仕組みになっており、いつもは車掌さんのアナウンスだけが聞こえる環境ですが、この日はトークや浪曲、ギターの音が流れてきます。これが本当に不思議な感じ。また、松岡さんの「この電車は(内容的に)どこへ向かっていくんでしょうかね(笑)」という言葉からは、その場その場の状況を編集しながら、即興的につくり上げられていく公演を予感させられました。

そして、ゲストの皆さんの簡単な自己紹介、今日の公演の流れが再度説明されたところで、春野さんが先頭車両へと移動されます。

エディット・トレイン 春野恵子さんによる浪曲 

この車両では、電車の中でも桟敷の雰囲気を味わって頂けるように、カーペットと座布団をセッティング。いつもは座れない通路の部分に腰掛けて、浪曲おなじみの「待ってました!」「たっぷり!」のかけ声を練習します。

エディット・トレイン 春野恵子さんによる浪曲 

そして春野恵子さんが再登場!"たっぷり"二曲、演じて頂きました。特に新曲でもある二曲目は、現代のいわゆるアラサー・アラフォーと呼ばれる女子を題材にした作品で、まさに浪曲の自由さが存分に楽しめるもの。歴史を知らずとも楽しめる、とても素敵な浪曲でした。

エディット・トレイン 春野恵子さんによる浪曲 エディット・トレイン 春野恵子さんによる浪曲

そしてなんと、山本精一さんも、ギターで飛び入り参加!三味線の音と、歪んだギターの音色が不思議に混じり合い、新しい楽しみ方・展開の仕方が垣間みられた、実験的な時間でした。

浪曲が終わった所で、電車は丁度樟葉に到着。引き込み線に入り、折り返してからは、山本さんのギターと松岡さんによる朗読が始まります。

エディット・トレイン 松岡正剛・朗読

朗読されたのは、稲垣足穂の「一千一秒物語」。大阪生まれの足穂は、松岡さんに多大なる影響を与えた作家。様々な小話や解説、フラジャリティーについてや主体性についてのお話を挟みながら、一千一秒物語から様々な編が読まれていきます。

そして、そこに寄り添うように奏でられる不思議な音。決して声を邪魔することなく、それでもずっしりとした存在感のある音色は、電車の走行音といい案配で混じり合い、なんだか身体が浮いてしまうような不思議な心地よさを生み出していきます。

足穂の小説にもよく出てくる「月」のイメージとともに、このまま電車で飛んでいけてしまうのではないかと思ってしまうような、不思議な時間でした。

エディット・トレイン 松岡正剛・朗読

この朗読、最後には春野さん、そして三味線の一風亭初月(はづき)さんも加わり、ますます混沌としたサウンドが電車の中に満ち満ちていきます。ぐるぐると電車が異空間に吸い込まれていきそうな感覚に陥ったところで、なにわ橋駅に到着。いきなり現実に引き戻されましたが、頭はまだぐらぐら...。

その後、会場をアートエリアB1に移して行われたアフタートークも盛り上がりをみせ、興奮さめやらぬまま、イベントは終了。

エディット・トレイン アフタートーク エディット・トレイン アフタートーク

帰っていかれるお客さまの表情が「なんだか違う場所へ行ってきてしまった...、見てはいけない物を見てしまった...」と語っておられるようだったのが、とても印象的でした。

「ギターと浪花節の道行き」と題した今回の電車公演。異世界へと迷い込んでしまいそうな、不思議な道行きを楽しんで頂けるものになったのではないでしょうか。

さて、鉄道芸術祭は残すところあと1日!皆様のお越しをお待ちしております!

 

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12/20より夜間開館を実施します!【開館時間:12:00─21:00】
月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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上方本談・本宴が開催されました!

2か月もの間、たくさんのゲストをお招きして、 話して話して話しまくった、上方本談。

先日21日、ラストを飾ったのは、ラウンドテーブル「本宴~本について大いに語る宴」です。
新刊書店、古書店、大型店、町の書店、個人経営のお店などなど、 様々な形の「本屋さん」が関西を中心に集まり、 そのタイトルに恥じない、濃い対話を展開してくださいました!

上方本談・本宴の様子 上方本談・本宴の様子

ゲストは、 坂上友紀さん(本は人生のおやつです!!)、齋藤孝司さん(メディアショップ)、鈴木正太郎さん(TSUTAYA枚方駅前本店)、 中川和彦さん(スタンダードブックストア)、萩原浩司さん(宮脇書店大阪柏原店)、福嶋聡さん(ジュンク堂難波店)、 星真一さん(紀伊國屋書店グランフロント大阪店)、洞本昌哉さん(ふたば書房)、吉村祥さん(フォークオールドブックストアー)のみなさまに、 第二部からは内沼晋太郎(numabooks代表、ブック・コーディネイター、クリエイティブ・ディレクター)も加わってくださいました。
進行は、 服部滋樹さん(graf代表)と家成俊勝さん(dot architects)です。

最初にゲストのみなさまの活動紹介。 それぞれの本との関わり、ご自身の本屋さん稼業の歴史、本屋さんとしての思い、などが語られます。

上方本談・本宴の様子 上方本談・本宴の様子

この場で交わされた議論の一部をお伝えすると・・・。 お客さんとの距離が近く、他書店に入荷済みの本を待っていてくださったりする方も。 人と人の関係性の上に本がある。 本以外の商品と本の違い。「町の本屋さん」としての工夫。 バブルと本の関係。 本屋は儲からない。 百貨店と本屋の関係。「売れる」から「売る」へ。 本離れはほんとうに起こっているのか、実はこれから起こるのではないか。 新刊書店として新規参入する難しさ。 驚きたい。ここにいる書店員の作った棚を見てほしい。 図書館との連携。 新刊書店と古本屋。今新刊を買わないと、将来の古本もない。「お客様は育てるものだ。」 などなど・・・。

休憩を挟んだとはいえ、4時間の長丁場にも関わらず、 みなさまの熱いトークに、会場の熱は冷めることがありませんでした。 ゲストのみなさま、ご来場のみなさま、ほんとうにありがとうございました!!!

上方本談、小松和彦×束芋・対談を開催しました!

 2013.12.20

12/20(金)、9回目となる上方本談が開催されました。ゲストは小松和彦さんと束芋さん。寒さの厳しい中、増席した座席も満席になるほど、たくさんのお客さまに来ていただきました。有り難うございました。

上方本談の様子 ー 満員のお客様でした!

お話のはじめは、現代美術家の束芋さんが本展に出品してくださった「曾根崎心中」の紹介から。そして初期作〜近年の新作などをスライドで振り返りつつ、作品にどういう思いを託してきたかをお話いただきました。

上方本談の様子 ー 束芋さんによる作品紹介

それを受けて、「現代美術が捉えようとしているものと共通するかな」と、民俗学者・文化人類学者の小松和彦さんが京都の寺社の本殿の奥にひっそりと、小さく祀ってある「闇」について語ってくださいました。

上方本談の様子 ー 小松先生による闇語り

二人の対談は「日本文化における『闇』」へと進み、人間そのものが抱える闇の話や、現代に生きる我々の時間や空間に潜む『闇』そして『光』について、と話が盛り上がりました。

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見えない「向こう」を想像することで立ち上がる、存在や恐れに聴衆みな息をのんだり、笑いがこぼれたり。何もかもを消してしまう「白」と何もかもを飲み込んでしまう「黒」。その二つの陰影があってこそ、世界を認識し、また描くこともできる。初対面のお二人でしたが、そんなことは全く感じさせない息の合い方。闇の魅力と想像力について大いに語っていただいた、とても内容の濃い2時間でした。

束芋さんの作品『心中慰留』を含む、「上方遊歩46景」の展覧会は、12/25までです。

ぜひお見逃し無く。

 

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12/20より夜間開館を実施します!【開館時間:12:00─21:00】
月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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「上方遊歩46景」クライマックス!

 2013.12.20

残りの会期も僅かとなった鉄道芸術祭vol.3「上方遊歩46景」。

本日より3日連続で関連プログラムが続き、いよいよクライマックスです。

まず一つは、
本日(12/20(金))19:00〜の上方本談 其の九!

小松和彦×束芋・対談「日本とにっぽんの"闇の文化"〜その魅力と想像力について〜」

『憑霊信仰論』や『京都魔界案内』などの著作を通じて、
"日本文化に潜む闇と日本人の心性"について特異な文化論を展開する小松和彦さんと、
デビュー作《にっぽんの台所》をはじめとする《にっぽんの》シリーズや、
吉田修一『悪人』の挿絵、「杉本文楽曾根崎心中」の舞台美術など、
近・現代社会に潜む "人々の心の闇" を描き、日本を代表する現代美術家として世界で活躍する束芋さんが登場します。
束芋さんは、本展にて、近松門左衛門の『曾根崎心中』をテーマにした
オリジナルの新作を創っていただきました。
実は今回が初対面のお二方。どんなトークが繰り広げられるのか、ぜひご期待ください。

 

そして二つ目は、
12/21(土)15:00〜の上方本談 最終回・ラウンドテーブルです!
大阪・京都の名物書店のベテラン・若手店主や本を熟知する名物書店員の方々、
9名のゲストと、2名の進行役が円卓を囲み、本の楽しみ方、
本というメディアの可能性について大いに語り合う、ラウンドテーブル。

「本宴〜本について大いに語る宴」

そして実は、飛び入りのゲストが追加決定いたしました!
ブック・コーディネイター、クリエイティブ・ディレクターで、最近『本の逆襲』を出版された
内沼晋太郎さんです!

個人書店、大型書店、古書店、そしてブック・コーディネイター、
様々な立場から本に関わるゲストを迎え大いに語り合う、まさに"本の宴"!!
ぜひお聴き逃しなく!

 

そして3連続イベントのラストを飾るのは、毎年恒例となった貸切電車公演!

「エディット・トレイン 〜ギターとなにわ節との道行き」

舞台は、京阪電車の貸切電車内。
中之島駅→樟葉駅で折り返し→なにわ橋駅へと走る京阪電車の貸切電車内を舞台に、
現代の知の巨人で本展プロデューサーの松岡正剛プロデュースのもと、
山本精一(ギター)と春野恵子(浪曲)を迎え、
京街道の沿線風景・言葉・近代と、現代の音を編集・加工し
特別な道行きを演出します。

 

いずれのプログラムも残席わずかですが、まだご予約受付中です! ぜひこの機会をお見逃しなく!

 

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上方本談、どこまでも話す年。─其の九

小松和彦×束芋・対談「日本とにっぽんの"闇の文化"〜その魅力と想像力について〜」

日時12月20日(金)19:00─21:00
定員80名程度(参加無料・事前予約優先)
ゲスト小松和彦(民族学者、文化人類学者、国際日本文化研究センター所長)、束芋(現代美術作家)

 


『憑霊信仰論』や『京都魔界案内』などの著作を通じて、"日本文化に潜む闇と日本人の心性"について特異な文化論を展開する小松和彦。かた や、デビュー 作《にっぽんの台所》をはじめとする《にっぽんの》シリーズや、吉田修一『悪人』の挿絵、「杉本文楽曾根崎心中」の舞台美術など、近・現代社会に潜む "人々の心の闇"を描く束芋。それぞれの"闇への想像力"と、その魅力について語り合います。

 

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上方本談、どこまでも話す年。─其の十

ラウンドテーブル「本宴 〜本について大いに語る宴」

日時12月21日(土)15:00─19:00
定員80名程度(参加無料・事前予約優先)
ゲスト坂上友紀(本は人生のおやつです!!)、齋藤孝司(メディアショップ)、
    鈴木正太郎(TSUTAYA枚方駅前本店)、中川和彦(スタンダードブックストア)、
    萩原浩司(宮脇書店大阪柏原店)、福嶋聡(ジュンク堂難波店)、
    星真一(紀伊國屋書店グランフロント大阪店)、洞本昌哉(ふたば書房)、
    吉村祥(フォークオールドブックストアー)、
    内沼晋太郎(numabooks代表、ブック・コーディネイター、クリエイティブ・ディレクター)

進行服部滋樹(graf代表)、家成俊勝(dot architects)


TVドラマや映画などの映像文化が隆盛の現代に至っても、なお、その原作となる脚本や書籍化される"本"というメディアは、私たちに不可欠な存在と言えま す。トークシリーズ「上方本談、どこまでも話す年」のラストを飾るのは、日々、本とのつきあい方を公私に渡って探る、大阪・京都の名物書店のベテラン・若 手店主や本を 熟知する名物書店員の方々をゲストに迎えて、本の楽しみ方、本というメディアの可能性について大いに語り合う、ラウンドテーブルを開催します。

 

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貸切電車公演

「エディット・トレイン 〜ギターとなにわ節との道行き〜」

日時12月22日(日)受付:13:30ー14:00 乗車:14:31─16:04
   ※「なにわ橋駅」で下車後、アートエリアB1にてアフタートーク有り

会場京阪電車貸切電車内
   [車内パフォーマンス/中之島駅14:31発─樟葉駅(折り返し)─なにわ橋駅16:04着]

受付京阪電車中之島線「中之島駅」改札口外
料金前売2,500円/当日3,000円/小学生〜高校生1,000円
   ※未就学児無料(但し、2人以上の場合はこども料金をいただきます)
   ※改札口外での受付となりますので、各駅から「中之島駅」までの運賃は別途必要です。

定員150 名(要事前申込・先着順)

出演松岡正剛(編集工学研究所所長、鉄道芸術祭vol.3プロデューサー)
   山本精一(音楽家)
   春野恵子(浪曲師)

 

鉄道芸術祭の恒例イベント、京阪電車の貸切電車内を舞台にした電車イベントを開催します。現代の知の巨人!松岡正剛プロデュースのもと、山本精一(ギター)と春野恵子(浪曲)を迎え、京街道の沿線風景・言葉・近代と、現代の音を編集・加工し特別な道行きを演出します。

 

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有栖川有栖氏オリジナル作品完成!

 2013.12.19

大阪に生まれ育ち、関西圏を舞台にしたミステリーも数多く執筆する
本格ミステリー作家・有栖川有栖さんのオリジナル作品が遂に完成しました!先週より展示公開中です。

デビュー作の『月光ゲーム』、『双頭の悪魔』『幽霊刑事』『マレー鉄道の謎』
『迷宮逍遥』『赤い鳥は館に帰る』『絶叫城殺人事件』『作家小説』『女王国の城』など、
数々の本格ミステリー小説で知られる有栖川有栖さん。
また、ご本人と同じ名前の「アリス」をはじめ、
ユニークな設定と登場人物によるシリーズ作の展開でも知られています。

そんな有栖川さんが「46景」のなかで注目されたのが、「守口市駅」。

実は、ミステリー小説の父とも称される江戸川乱歩が、
かつてこの守口の地でデビュー作『二銭銅貨』を執筆し、
二作目で名探偵・明智小五郎が誕生するのです。

『京阪電車とミステリー』と題された、有栖川有栖さん書き下ろしの本作では、
江戸川乱歩の探偵小説創作に秘められた、知られざる京阪電車との繋がりを紐解いてゆきます。

有栖川有栖『京阪電車とミステリー』

江戸川乱歩の住居は、現在ではその痕跡も残っていませんが、
本作を通して、「上方遊歩46景」に秘かに潜む、日本の探偵小説のルーツを垣間見ることができます。
ぜひ有栖川さんの視点から語られる江戸川乱歩と京阪電車の繋がり、
そしてそこで生まれた江戸川乱歩・初期の名作を、手に取ってじっくりご堪能ください。

有栖川有栖『京阪電車とミステリー』

 

 

有栖川さんの展示をもって、「上方遊歩46景」の全てのオリジナル作品が展示されました。

展覧会は12月25日(水)まで。

12月20日〜最終日までは、開館時間を21:00まで延長します。

ぜひお見逃し無きよう、ご来場いただければ幸いです。

  

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12/20より夜間開館を実施します!【開館時間:12:00─21:00】
月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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本活「関西に住む読み手たちへ」を開催しました!

 2013.12.15

12月14日、本活の最終回が行われました。ゲストは内田樹さん。皆さん真剣に聴き入っておられました。

今回のテーマは「関西に住む読み手たちへ」。

本活「関西に住む読み手たちへ」 本活「関西に住む読み手たちへ」のサムネイル画像

本を読んでいる最中に感じる「ずっと前からこんな本が読みたかった!これこそ私の言いたかったこと!」というような思い、これこそが、読者と書き手の理想の関係なのだそう。

他にも、「発信すること」「受信すること」を中心に、様々なお話をして頂きました。

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後半はワークショップ。ビブリオバトルを行いました!5人で1グループになり、マイベスト本を5分ずつ発表。皆さん、とても話慣れていていてすごい...!

本活「関西に住む読み手たちへ」 本活「関西に住む読み手たちへ」

さまざまのジャンル(辞典/料理本/古典)の本が集い、興味深い出来事でした。

大好きな本でページに沢山付箋を付けている方。
昨日届いた本がとても自分に対して投げかけてくる本で、これからゆっくりと向き合いたいとおっしゃってる方。
20年経っても、マイベストとおっしゃってる方はとても静かでも熱い語り口でした。
それぞれの本への思いを語る皆さんが素敵でした。

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本活「関西に住む読み手たちへ」

きっかけはどうであれ、本も人それぞれ響く部分が違います。その本と深いおつきあいになるか、短くてもまた新たな本に心打たれるか。「本」の存在はまさに冒険のよう。

今日のワークショップを経て、また新たな本との巡り会いにより新しい扉が開かれるのではないでしょうか?そう感じた濃い時間でした。

 

「本活」と「読活」、二つのシリーズでお送りした読者力養成ワークショップも、
今回で全プログラムが終了しました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

展覧会は12月25日まで続きます。
ぜひ展覧会場での新たな「本」との出会い、「言葉」との出会いもご体験いただければ幸いです!

 

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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上方本談ー上方芸談議「噺す・語る・読む」ーが開催されました!

 2013.12.14

12月14日、上方本談・其の八 上方芸談議「噺す・語る・読む」が開催されました!

当日は定員を遥かに超えるお客様の熱気にあふれた会場。

上方芸談議 桂南光さんと春野恵子さんの登場

満を持して、ゲストの桂南光さんと春野恵子さんが登場すると、

その熱気は期待と嬉しさに変わり、

司会の前田憲司さんを「いじり」つつ、

笑いに満ちた上方芸談義は始まりました。

131214_1.jpeg

「ちょっとまじめな話をします」と断って、

前田さんが「噺す・語る・読む」の字義的解釈や

今回の核となるキーワード(「芸の伝承」、「落語と浪曲の違い」、「話芸・語り芸の本質」)を提示されての導入。

南光さんががっつりつっこみ、春野さんもきりっとコメントしながら、

3人の話はずんずん進んでいきます。

上方芸談義の様子 上方芸談義の様子

前半は、お二人の入門に至るまでのどたばたエピソードや落語と浪曲の性質の違いなど。

そして後半は、鬼籍に入られた方も含めての様々な落語家の方、浪曲師の方のエピソードから、

上方落語と浪曲・関西節の今日までの歴史が生き生きと感じられました。

南光さんの思う落語家の本質、春野さんの文楽の三味線への熱い思い、など、

オフレコ(?)な話も盛りだくさん、笑いの絶えない2時間でした。

 

さて、次回も対談でお送りする上方本談!
次回は、民俗学者・文化人類学者であり国際日本文化研究センター所長の小松和彦さんと、
現代美術家の束芋さんを迎え、お二人がそれぞれがみつめる"闇"の文化を語り合います。
ぜひご参加ください。

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【次回予告】

上方本談、どこまでも話す年。─其の九

小松和彦×束芋・対談「日本とにっぽんの"闇の文化"~その魅力と想像力について~」

日時12月20日(金)19:00─21:00
定員80名程度(参加無料・事前予約優先)
ゲスト小松和彦(民俗学者、文化人類学者、国際日本文化研究センター所長)、
    束芋(現代美術家)

 

『憑霊信仰論』や『京都魔界案内』などの著作を通じて、"日本文化に潜む闇と日本人の心性"について特異な文化論を展開する小松和彦。かたや、デビュー 作《にっぽんの台所》をはじめとする《にっぽんの》シリーズや、吉田修一『悪人』の挿絵、「杉本文楽曾根崎心中」の舞台美術など、近・現代社会に潜む "人々の心の闇"を描く束芋。それぞれの"闇への想像力"と、その魅力について語り合います。

 

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

 

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

 

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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上方本談 宮脇修一・独談が開催されました!

 2013.12.7

こんにちは。本日は、12月7日に行われた「上方本談 其の七 宮脇修一・独談」の様子をご紹介します!

"宮脇センム"こと海洋堂社長、宮脇修一さんをお迎えし、「海洋堂の進撃〜門真から世界へ!」というタイトルの通り、海洋堂がどのようなところから出発したのか、様々な写真とともに紹介していただきました。

まずは、こちらの写真。

上方本談の様子

海洋堂がまだ模型屋として、土居に店舗を構えていたときの写真です。お店の上には海洋堂の創業者、修氏(宮脇センムの父親にあたります)が書かれたてづくりのポップが貼られています。「こどものよろこびは当然親ごさんの喜び」「どうせ贈られるならよろこびの大きいものを」などと、かなりメッセージ性は強め。
また、写真にはありませんが、買ってもらったプラモデルを作るための教室をしたり、お店の中をジオラマ模型で敷き詰めてみたりなどなど、ただ模型を売るだけではなく、メッセージを発信することや企画を行うなど、この頃から様々な取り組みをしていたのだそうです。それが、様々なところで口コミが広がり、お客さんの増加に繋がったのでしょうね。本当に色々なところから子どもたちが模型を買いにきていたようでした。

そして、話は一気に世界へ!ベルサイユ宮殿で開かれた村上隆展の様子、フィギュアはついにあのベルサイユ宮殿に飾られるまでになったのだ、という感慨深いお話をおききしました。

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そんな順風満帆に思える海洋堂ですが、ただ、「フィギュア界全体でみると、全然だめだったと思っているんですよ」というお言葉も。お菓子のおまけとして大ヒットしたチョコエッグシリーズなどもそうですが、やはりフィギュアは"おまけ"としてようやく受け入れられるのが日本。単体ではそれほど売れる市場ができあがっておらず、売り上げも昔と比べれば下がってしまっているという現状は、少し悲しいものもありました。

ただ、これまでもどんどん新しい市場を開拓していった海洋堂。今までの快進撃に欠かせなかったであろう、様々な発想を聞かせて頂いた限りでは、まだまだ新しい文化を引っ張っていかれるんだろうな!という気がしました。

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そして、ここでなんとサプライズ!アートエリアB1にも展示させていただいている、太陽の塔のフィギュア。おもむろに箱から取り出した宮脇センムは、なんと着色を始めます!!

上方本談の様子  131207_2.jpeg 

こうするほうが質感も感じられ、本物っぽくもなるんだよー、とのこと。確かに、本物は少し黒っぽくなっていますもんね。腕の部分や顔の部分に慣れた手つきで絵筆を走らせていかれます。

上方本談の様子 

フィギュアや模型を作ったあとに、そんな楽しみ方があったなんて...!見ているお客さんも私たちスタッフも、まさかの展開に驚きの連続でした。

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このようにサプライズも経て、上方本談は無事終了。最後に、ご自身の似顔絵と「海洋堂専務」と書かれたシールを、門真市の展示柱に貼って頂きました!来られる方はぜひチェックしてみてくださいね!

上方本談も、残すところあと3回!ぜひ皆様、"どこまでも話す年"おさめにお越しくださいね。

 

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【次回予告】

上方本談、どこまでも話す年。─其の八

桂南光×春野恵子・対談 上方芸談義「噺す・語る・読む」

日時12月14日(土)19:30─21:30
定員80名程度(参加無料・事前予約優先)
ゲスト桂南光(落語家)、春野恵子(浪曲師)
司会前田憲司(芸能史研究家)


落語家桂南光と浪曲師春野恵子が、上方にたゆたう「語り」の文化をトークします。大阪府唯一の村「千早赤阪村」の出身で毎日放送「素人名人会」に出て桂枝 雀の弟子になった桂南光と、4歳までアメリカで過ごし、東京大学を卒業し浪曲師になった春野恵子。"はんなり"か"こてこて"か、文字では伝えきれない 「上方の語り」の文化の魅力や系譜をお二人にたっぷり語っていただきます。

 

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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海洋堂の名物社長、「宮脇センム」がやってくる!

 2013.12.4

今週土曜(12/7)、プロデューサー松岡正剛氏をして、「憧れの...」と言わしめた海洋堂から名物社長として知られる宮脇修一氏が本談に登場します!

「上方遊歩46景」探訪─松岡正剛編/海洋堂本社にて(鉄道芸術祭vol.3)

(松岡氏による沿線探訪の様子)

大阪・門真に本社を持つガレージキット・フィギュア・食玩等の模型制作会社である海洋堂は、
高い造形技術と卓越したセンス、型破りな経営で、業界だけでなく多くのファンにも知られる企業。
多才な造形師たちによって、チョコエッグ・『北斗の拳』・『新世紀エヴァンゲリオン』・戦車・仏像・太陽の塔・博物美術館や水族館グッズなど、そのクリエイションで様々なジャンルの造形を切り開き、今なお展開しつづけています。

間もなく開催の上方本談の第七弾は、
その海洋堂社長で「センム」の愛称で知られる宮脇修一氏をお迎えし、
「海洋堂の進撃〜門真から世界へ!」と題して、海洋堂の進撃の軌跡とこれからについて大いに語っていただきます。
参加は無料となってますので、ぜひ足をお運びください!

 

また、開催中の展覧会「上方遊歩46景」では、海洋堂作品を「門真市」駅コーナーをはじめとして随所に展示中です。

太陽の塔の内部「生命の木」のミニチュア

受付では、岡本太郎作品「太陽の塔」の内部にある『生命の木』がお出迎え。

「岡本太郎 生誕100年記念」岡本太郎アートピースコレクション

「太陽の塔」をはじめとする岡本太郎作品たち。『岡本太郎アートピースコレクション』も勢揃い。

「リボルテックタケヤ」

門真市コーナーに所狭しと並べられた『リボルテックタケヤ』。仏のみ姿をアクションフィギュアにしてしまうなんて、さすが海洋堂さんです!

海洋堂関連書籍

宮脇修一氏と先代・宮脇修氏親子の著作も展示(お手を触れることはできません)。

「東京国立博物館公式フィギュア 名画立体化プロジェクト「風神・雷神」/ヤングエース 付録(2012年5月号・2013年3月号 綾波レイ、2012年6月号・2013年4月号 式波アスカ)/カプセルQミュージアム「ワールドタンクデフォルメ〜ドイツ機甲師団編〜全10種」

エヴァンゲリオンのレイとアスカ。風神と雷神。そして挟まれる、ドイツ機甲師団。

7日のトークでは、これらの制作秘話が聞けるかも!?

展示もトークもぜひお見逃し・お聞き逃し無きよう!

 

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【間もなく開催!】

上方本談、どこまでも話す年。─其の七

宮脇修一・独談「海洋堂の進撃〜門真から世界へ!」

日時12月7日(土)14:00─16:00
定員60名程度(参加無料・事前予約優先)
ゲスト宮脇修一((株)海洋堂代表取締役社長)


ガレージキット・フィギュア・食玩等の模型製作会社の海洋堂。大阪・門真にある本社では、造形の巧妙さとセンスは世界屈指の水準を誇る多才 な造形師達に よって、チョコエッグ・『北斗の拳』・『新世紀エヴァンゲリオン』・戦車・仏像・太陽の塔・博物美術館や水族館グッズetc...、様々なクリエイション が日々、展開されています。その名物社長の宮脇センムが、海洋堂の進撃の軌跡について多いに語ります。

 

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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束芋氏オリジナル作品「心中慰留」完成!

 2013.12.3
デビュー作《にっぽんの台所》をはじめとする《にっぽんの》シリーズや、
吉田修一『悪人』の挿絵、「杉本文楽曾根崎心中」の舞台美術など、
近・現代社会に潜む "人々の心の闇" を描き、日本を代表する現代美術家として世界で活躍する束芋。 本展で束芋は、上方文化の真骨頂とも言える文楽・近松門左衛門の『曾根崎心中』をテーマにした
オリジナルの新作を創って頂きました!
その名も「心中慰留」。
束芋「心中慰留」 『曾根崎心中』は、希代の人形浄瑠璃・歌舞伎作者・近松門左衛門が、
梅田曾根崎天神の森で実際に起こった、醤油屋平野屋の手代徳兵衛と
堂島新地の遊女お初の心中事件を元に芝居に仕立てた不朽の名作。
『近松浄瑠璃集 上・下』校注:松崎仁、原道夫、井口洋、大橋正叔/岩波書店/1995

2011年、これを現代美術家の杉本博司が再構成し、
2013年、新たに冒頭の『観音巡りの段』の映像部分を束芋が担当しました。
「世話物」というジャンルの第一作としても知られる本作は、
世間の様々な不条理や人の心の闇の美学が描かれている点で、
現代社会の出来事を独自に切り込む美術家である束芋作品に通じているのかもしれません。
  オリジナル作品「心中慰留」は、現代に生きる束芋から江戸の世に不合の死 を遂げようとする"お初"への想いをしたためた手紙とドローイングによる作 品です。この手紙は、封筒・切手・スタンプ等々の全ての要素に思考をこらし、 巻物風の長文は束芋自らの筆によって紡がれ、ドローイングは束芋節が詰まっ た逸品です。正しく、言葉と名物(名作)による希代の美術家の最新作をお見 逃し無きよう!
束芋「心中慰留」(部分)束芋「心中慰留」(部分)

そして、12月20日(金)のトークプログラム「上方本談 ─其の七」には束芋が登場します!
この日の本談は対談企画!
お相手は、『憑霊信仰論』や『京都魔界案内』などの著作を通じて、
"日本文化に潜む闇と日本人の心性"について特異な文化論を展開する小松和彦氏です。
本展ならではの対談企画。こちらもお見逃し無く!

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【予告】

上方本談、どこまでも話す年。─其の九

小松和彦×束芋・対談「日本とにっぽんの"闇の文化"〜その魅力と想像力について〜」

日時12月20日(金)19:00─21:00
定員80名程度(参加無料・事前予約優先)
ゲスト小松和彦(民族学者、文化人類学者、国際日本文化研究センター所長)、束芋(現代美術作家)


『憑霊信仰論』や『京都魔界案内』などの著作を通じて、"日本文化に潜む闇と日本人の心性"について特異な文化論を展開する小松和彦。かたや、デビュー 作《にっぽんの台所》をはじめとする《にっぽんの》シリーズや、吉田修一『悪人』の挿絵、「杉本文楽曾根崎心中」の舞台美術など、近・現代社会に潜む "人々の心の闇"を描く束芋。それぞれの"闇への想像力"と、その魅力について語り合います。

 

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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上方本談、どこまでも話す年ー其の六 久坂部羊×仲野徹・対談

 2013.12.3

11/30(土)、第6回目の上方本談を開催しました。
11月最後の本談でお送りしたのは、
医師で作家の久坂部羊さんと医学系学者であり愛読家である仲野徹さんの対談「『本ね!』の青春」。

実は、お二人とも大阪大学医学部卒業の同級生。
かたや作家、かたや学者であり、また現役医師でもあるお二方の読書歴や著作に関しての
「本音」と「ああ、その本ね!」と気軽に語り合える間柄が随所に見られるトークは
おかげさまでほぼ満席でした。
寒い中のご来場、ありがとうございました!

上方本談、どこまでも話す年─其の六 久坂部羊×仲野徹・対談

会場内は常時リラックスした空気と笑い声があふれ、
皆さん楽しんで聞いてられるのが伝わってきました。

同級生ならではの歯に衣着せぬやり取りは、まさに放談・暴談・爆笑談。
仲野さんがご自身の著書の宣伝をすれば
久坂部さんは来場者の皆さんと同じ視点で質問を投げかけるやツッコミを入れられ、
仲野さんが解説を書かれた本の紹介をすると
久坂部さんはその本の魅力をさらに聞き出し。
まさに阿吽の呼吸でトークは進みます。


上方本談、どこまでも話す年─其の六 久坂部羊×仲野徹・対談上方本談、どこまでも話す年─其の六 久坂部羊×仲野徹・対談

仲野さんは人読んで・・・もとい、人呼んで「世界一面白い細胞学者」というだけあって
本当にお話が面白く、親しみやすい語り口で、細胞や遺伝子などの説明をわかりやすく話してくださいました。
上方本談、どこまでも話す年─其の六 久坂部羊×仲野徹・対談

久坂部さんは、デビュー作「廃用身」や
単行本の帯に衝撃的な文句が載った第2作「破裂」、
そして最新作の「悪医」についての書くきっかけや、託した思いも
熱く語ってくださいました。

後半には、現在も医師でいらっしゃるお二方だからこその視点、問題提起なども。
介護は誰のためのものなのか、また介護する側に潜む優越感、
人間は死に向けて緩やかに下降するのだから、無理にギリギリまで食べさせるのはどうなのか。
医療を受ける側であり、健康長寿を望む私たちも、
ただ言われた通りに診察や治療を受けるのではいけない、
また、病気にかかってからの情報収集は必ず偏りができる、
急ごしらえの知識ではいけない・・・などの言葉も印象的でした。

イベント終了後はお二方の著書の販売もあり、
しばらくはにぎわうアートエリアB1の会場内でした。

展覧会場の物販コーナーでは、お二人の関連書籍も取り扱っております!
この機会にぜひご覧ください。

 

そして、次回の上方本談は、

最近岡本太郎シリーズのフィギュアが話題となった海洋堂の代表・宮脇修一さんをゲストに迎えます。

お見逃しなく!

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【次回予告】

上方本談、どこまでも話す年。─其の七

宮脇修一・独談「海洋堂の進撃〜門真から世界へ!」

日時12月7日(土)14:00─16:00
定員60名程度(参加無料・事前予約優先)
ゲスト宮脇修一((株)海洋堂代表取締役社長)


ガレージキット・フィギュア・食玩等の模型製作会社の海洋堂。大阪・門真にある本社では、造形の巧妙さとセンスは世界屈指の水準を誇る多才な造形師達に よって、チョコエッグ・『北斗の拳』・『新世紀エヴァンゲリオン』・戦車・仏像・太陽の塔・博物美術館や水族館グッズetc...、様々なクリエイション が日々、展開されています。その名物社長の宮脇センムが、海洋堂の進撃の軌跡について多いに語ります。

 

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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上方本談、どこまでも話す年。其の五 橋爪節也・独談

 2013.12.1

11/28(木)、第5回目の上方本談「橋爪節也・独談『"大坂の知の巨人"木村蒹葭堂を語る』」を開催しました。

旧暦ではこの日が木村蒹葭堂のお誕生日にあたります。 

トークでは、ゲストの橋爪節也さんがたくさんの貴重な資料をご持参くださり、

それらをもとに木村蒹葭堂と、その偉業についてお話ししてくださいました。

上方本談、どこまでも話す年─其の五 橋爪節也・独談

「木村蒹葭堂」、聞いたことはあるけれどあまりよく知らない、という方も多いのではないでしょうか?

例えていうと(というのも失礼ですが)「レオナルド=ダビンチ」近い感じがしました。

町人学者であり、コレクターであり、絵を書いたりなどなど・・・朝鮮やロシアの情報も手に入っていたようです。

ネットワークの広さも素晴らしく、毎日のように様々な人々が蒹葭堂を訪ねてきていたようです。

そのなかには著名な方も多く、池大雅、上田秋成、司馬江漢、伊能忠敬......などなど、

有名なお名前が次から次へと上がっていました。

また、芥川龍之介の本にも「木村蒹葭堂」の名前は登場します。(「僻見」)

上方本談、どこまでも話す年─其の五 橋爪節也・独談上方本談、どこまでも話す年─其の五 橋爪節也・独談

そして、実は本展の企画を考える上でもキーマンとなっている「木村蒹葭堂」。

産業と文化を切り離さず、産物と学問と芸術を分断しなかったという蒹葭堂の偉業は、

特に現代において、注目すべき人なのではないでしょうか。


今回のトークが、芸術文化だけでなく様々な分野に携わる方が、それぞれの視点で「木村蒹葭堂」の考え方を知っていただく機会になれば幸いです。

展覧会場でもほんの少しですが、木村蒹葭堂の関連書籍を展示しています。

この機会にぜひご高覧ください。

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
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本活「読者が著者になるとき?」を開催しました!

11/24(日)、日曜日の午後に豪華ゲスト陣を迎えて開催するワークショップ「本活」の第四回目を開催しました!

今回のゲストは作家の玉岡かおるさん。
前半はゲストトークです。

本活4_1

今回は、玉岡さんの読んだ本の中で「読んで楽しむもの」、「ふるさとに帰る感覚になるもの」、そして「玉岡さん自身が執筆をするきっかけを掴めたもの」の三つをあげていただき、それらの本にまつわるお話をしていただきました。

本の種類や装丁についてのお話では、日本人の"凝らずにはいられない性"にも触れ、本が持つ様々な魅力についてお話していただきました。

後半はワークショップ。

本活4_2

いくつかのチームに分かれて前半の玉岡さんのトークで得たキーワードをもとに、小説の構成・あらすじを考えるという内容でした。

本活4_3

チームで考えるということは、自分の妄想を相手に伝えるということ。

ご参加いただいた方からは、

「数人で考えることで自分の考えとは違う方向に進んだりしておもしろかった」というご感想も。

最後の各チームでの発表は、どれも読んでみたい!と思わせられる内容ばかりでした!

本活4_4

著者によって書かれた本を読む読者ではなく、自分自身が著者になる今回の「本活」。

普段なかなかできない経験をすることで、また新たな本の魅力を発見することができたのではないでしょうか?

次回の本活は、12月8日(日)!

ゲストは、編集者の青山ゆみこさんです。

まだ空席がございますので、ぜひご参加ください。(詳細はコチラ

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読者力向上ワークショップ
本活(ほんかつ) ─第5回─

「読む・書く・編むの三角形」


ゲスト:青山ゆみこ(編集者)

本にかかわるゲストのトークとワークショップの2本立てで関西の読者力向上を目指す「本活」。「本で遊ぶ人」「本を語る人」「本を売る人」「本を書く人」と続き、第5回目のゲストは、「本を編む(そして書く)人」。京阪神の町事情にもとことん詳しい青山ゆみこさんです。
本を読むと人生が変わる? というたいそうなものではなくて、朝読んだ本がその日の午後の「気分」や「行動」を変えていく...というお話。ワークショップでは、「目次」読みを中心とした「もくろみ・つなぐ読書法」を体験していきます。

日時12月8日(日)14:30〜17:30
第1部 ゲストトーク/第2部 ワークショップ

参加費3,000円(お茶・お菓子つき)
お申し込み・お問い合わせほんばこや(大音)
E-mail:workshop@hon-bako.com
TEL:080-5312-9521

企画ほんばこや 協力イシス編集学校、上方輪読座

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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柴崎友香氏、オリジナル作品「水と人とが集まるところ」完成!

 2013.11.30

柴崎友香氏の沿線探訪は、
柴崎さんの高校時代の友人が住んでいた京橋から土居の当たりを中心に巡り、
そのプロセスを探偵小説のリサーチに見立てたオリジナルの書き下ろしエッセイ
「水と人とが集まるところ」が誕生しました!

柴崎友香_作品写真.jpg

先日の柴崎さんによる上方本談では、
その時の様子を記録画像とともに細やかに振り返ってお話し頂きましたが、
本作では、実際に訪れた場所を示すノンフィクションが、新たな発想によって独自の物語に生まれ変わっています。
観光名所や有名店といったガイドブックに掲載されている"名所・名物"ではなく、
何気ない町並みや家の軒先、友人おススメのB級グルメなど、
日々の会話に溢れる小さいながらも輝く"名所・名物としての「水と人とが集まるところ」"が、
細やかに描写されています。

柴崎友香 作品イメージポスター

(柴崎友香 作品イメージポスター)


読み手は、紡がれた言葉をたどる事で、風景や気持ちが浮び上がってくるようです。
また、今回は、沿線探訪で柴崎氏が実際にやり取りしていた友人とのモバイルでの会話を元に、
メールやラインといったショートメッセージの吹出しと、"わたし"の描写によって構成された、
柴崎氏にとっては初めての表現形式にチャレンジした意欲作でもあります。

柴崎友香 作品
今では当たり前になったデジタルデバイスでの操作による知人や友達との会話や情報。
その導きによって、何か・どこかを探しながら歩いて行く、、、。
ぜひとも、会場でお手元にとって読み進めて下さい。

 

 

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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沿線レポート第4弾&上方本談、どこまでも話す年。其の四「柴崎友香・独談」

 2013.11.21

ブログの更新がすっかり滞ってしまいました......。

その間にも展覧会場では、トークプログラムや新たな作品の公開など、
日々様々な出来事が起こっています。
少し時間を遡ってしまいますが、ここ10日間くらいの出来事を順次ご紹介します!

 

先々週の日曜日、第4回目の本談
「上方本談、どこまでも話す年。其の四 柴崎友香・独談」を開催しました。
映画化されて話題となった2000年のデビュー作『きょうのできごと』や、
織田作之助賞大賞受賞等を受賞した『その街の今は』、
京橋の街を描いた『わたしがいなかった街で』など、
街の記憶や人々の日常を柔らかな大阪弁で描き出す作風で知られる柴崎友香さん。
10月中旬に行った沿線探訪では、高校の同級生が多く住まれている京橋〜土居辺りを巡り、
作品を制作されました。

今回のトークでは、探訪の様子をご紹介していただきつつ、
柴崎さんの表現手法やその視点について、参加者からのご質問を交えてお話いただきました。

 

当日は、満員御礼◎
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

柴崎さん独談_2

 

今回の探訪では、柴崎さんがご友人から教えてもらった"おススメスポット"を
探訪中もご友人とメールでやり取りをしながら、訪ね歩くという新たなスタイルで行いました。

まずは、野江駅から出発。
今回の探訪先は、地域にお住まいの方や通勤・通学などでの関わりが無い方には
馴染みのない地域かもしれませんが、
散策してみると味のある神社や商店街、素敵な物件など、様々な発見がありました。
野江駅周辺では、途中、素敵な物件を覗きつつ、
水の神様を祀っている「野江水神社」、そこから関目方面へ「野江国道筋商店街・旭国道筋商店街」を散策。

「上方遊歩46景」探訪─柴崎友香編/野江駅周辺にて(鉄道芸術祭vol.3) 「上方遊歩46景」探訪─柴崎友香編/野江水神社にて(鉄道芸術祭vol.3)

(野江駅周辺(左)/野江水神社(右))

「上方遊歩46景」探訪─柴崎友香編/野江国道筋商店街・旭国道筋商店街にて(鉄道芸術祭vol.3)

(野江国道筋商店街・旭国道筋商店街)

知る人ぞ知る!といった雰囲気の商店街を抜けて、
次は「関目神社」→森小路遺跡がある「新森中央公園」へ。
関目神社にもご神木として楠がありました。
関西ではごくごく自然な風景になっている"神社と楠"、柴崎さんいわく、関東ではあまりないそうです。
そして、活気ある商店街で知られる千林の「千林商店街」では、
柴崎さんのご友人オススメのクレープのお店「あんどれ」に立ち寄り、
大阪の商店街ではお馴染みの"持ち帰りのお好み焼き"を近くの公園で味わい、
駅間が極近距離で知られる滝井─土居間を電車に乗って体感→土居駅の商店街の中にある「守居神社」を訪ねました。

「上方遊歩46景」探訪─柴崎友香編/関目神社にて(鉄道芸術祭vol.3) 「上方遊歩46景」探訪─柴崎友香編/新森中央公園にて(鉄道芸術祭vol.3)

(関目神社(左)「新森中央公園」(右)

 「上方遊歩46景」探訪─柴崎友香編/千林商店街にて(鉄道芸術祭vol.3) 「上方遊歩46景」探訪─柴崎友香編/クレープ店「あんどれ」にて(鉄道芸術祭vol.3)

(千林商店街(右)/クレープ店「あんどれ」(左))

「上方遊歩46景」探訪─柴崎友香編(鉄道芸術祭vol.3) 「上方遊歩46景」探訪─柴崎友香編/守居神社にて(鉄道芸術祭vol.3)

(守居神社(右))

 

トークのなかで、「日常にある"面白い出来事"がそのまま消えてしまうのがもったいないから書く」と
仰られていた柴崎さん。
探訪中のご友人とのメールのやり取りや、道々で出会った、自然な、でも少し面白い風景、
人々の会話、出来事などがどのような風景として切り取られ、作品になるのでしょう。
会場ではすでに展示中ですが、
ここでのご紹介はこの次にさせていただきます!
ぜひ会場にもご来場くださいませ。

 

 

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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沿線探訪オリジナル作品第二弾! いしいしんじ氏『十月十日 伏見の一日』完成!

沿線探訪第三弾でご紹介した、いしいしんじさんの作品が完成しました!

探訪では、" 水脈・水と道・鉄道との関わり" に着目して、ご家族とともに伏見の街を歩き、
十石舟や名水巡りを堪能された、いしいさん。

作品は『十月十日 伏見の一日』と題されたA3版の読み応えのある一冊に仕上がりました。

いしいしんじ『十月十日 伏見の一日』

表紙にカメラマークでお名前が入っている井上嘉和さんは、
今回全ての探訪を撮影していただいたカメラマンさんです。

いしいさんの作品では、探訪のなかでカメラに収められた街並や、探訪の様子、
様々な水との出会いの写真一枚一枚に、言葉が合わさります。

ページをめくるごとに、カメラフレームに切り取られた一枚に沿うように、
時に軽やかに、時にじっくりと、そして様々な時の道を行ったり来たりしながら、
言葉が"一日"を描き出します。

いしいしんじ『十月十日 伏見の一日』 

作品のなかでは、伏見の街と水を巡るエピソードに、いしいさんが生まれ育った大阪・住吉の街、
移り住んだ三浦半島南端の港町・三崎、結婚して移住した長野・信州......
様々な時の流れと、それぞれの物語の中に流れる水が入り交じります。

いしいしんじ『十月十日 伏見の一日』

今回、伏見の街でいしいさんが出会われた(味わわれた)多様な水。

きっとその根元にはその水が通ってきた複雑な道筋があり、
地上に湧き出た水はまた、日本の各所へ、さらに世界へ繋がり、
皆の家々へ、身体の中へ、そして時に姿を変え空へも昇っていく......、

そのことをじっくりと味わうことのできる『十月十日 伏見の一日』。

いしいしんじ『十月十日 伏見の一日』

様々な街並の、多様な物語の中をつらつらと絶え間なく流れ続ける水が、
本展の「46景」の傍らにも脈々と流れ続けていることを改めて実感する一冊です。

そんなことを思いながら「46景」を見ると、また違った風景が見えてくるかもしれません。

 

いしいしんじさんの『十月十日 伏見の一日』は、展覧会場にて公開中です!

そして、その1ページを取り上げた作品ポスターも展示中!

いしいしんじ『十月十日 伏見の一日』展示の様子 いしいしんじ『十月十日 伏見の一日』展示の様子

今、展覧会場でしか読むことのできない本作。ぜひご高覧ください。

 

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
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「皆さんの沿線情報をお寄せください」!

 2013.11.16

10月22日から開催している鉄道芸術祭vol.3「上方遊歩46景〜言葉・本・名品による展覧会〜」。

本日もオープンしております。

 

そして会場に新たなスペースが登場しました!

kamigata  kamigata2

大阪と京都の筒が黒板に変身!

会場でチョークを貸し出ししているので、自由に書き込んでいただけます。

ぜひ皆さんの沿線情報をお寄せください。

kamigata3

もちろん沿線情報以外も書き込みできますよ〜!

kamigata4

kamigata5

小さなお子さんも、大人の方もどなたでも自由にご参加頂けます。

会場には京阪沿線に縁のある本を多数展示、また販売も行っているのですが

今、アートエリアB1に京阪沿線に縁のある本をお持ちいただくと

それを会期中会場に置いておくことができます!

kamigata6

この本を誰かに読んで欲しい!この本の存在をもっと色んな人に知ってもらいたい!

そんな一冊がございましたらぜひアートエリアB1までお持ちください。

あなたの一冊が誰かにとってのかけがえのない一冊になるかもしれません。

近頃急に寒くなってきましたが、今日は温かくて絶好のお出かけ日和ですね。

ぜひ中之島まで足を伸ばして鉄道芸術祭vol.3「上方遊歩46景〜言葉・本・名品による展覧会〜」へお越しください!

上方の新たな魅力を発見できるはずです!

本活「本の力を信じている!」を開催しました!

先日の日曜日、「本の力を信じている!」というテーマで本活ワークショップを開催致しました。

前半は、隆祥堂書店の二村知子さんをお迎えし、ゲストトーク。作家さん自身の背景や考え方、人柄などに触れつつ、ときには目頭をあつくしながら紹介してくださることで、本たちは命を吹き込まれていきます。それらを手に取った聴者の方たちは、ページをめくっては本に見入ってらっしゃいました。

本活ワークショップ

後半は、「本を贈る」というテーマでのワークショップ。「贈りたい本と贈られたい本」について5〜6人のグループごとにトークセッションをしていく中で、「相手の人柄を知らないと、本を贈るのをためらってしまう」という意見がたくさん出てきました。そのうえで、「本たちを『贈られると嬉しい本』に変えていこう!」ということで、持ち寄った本のおススメしたい箇所にコメントをつけてふせんを貼ることに。貼っていくうちに、相手に伝えたい事がうかんできたり、読んでほしい箇所や、この本を通じて知ってほしい自分の思いなどが見えてきたそうですよ。

本活ワークショップ

最後に、カードに一言添えて、『贈りたい本』の完成。みなさんに向けて、それぞれ発表されました。個人が読んでいた本が、相手と共有する本に変化していく過程に、改めて「本の力」を感じるワークショップでした。

沿線探訪オリジナル作品第一弾! 町田康氏『流れのアルバム』&ほしよりこ氏『流れのライナーズノート』完成!

 2013.11.10

先日、当ブログでも町田康さんとほしよりこさんの沿線探訪についてお伝えしましたが・・・。
お二人が探訪の最中に導きだした、「架空のアルバムをつくろう!」という、
スペシャルなアイデアが、いよいよカタチになりました。
その名もずばり、町田康『流れのアルバム』&ほしよりこ『流れのライナーズノート』です。
町田康『流れのアルバム』&ほしよりこ『流れのライナーズノート』
 
町田康さんの『流れのアルバム』は、京阪沿線の駅名を絡めながらも独自のロゴスによって、
唯一無二の曲名が全19タイトル!も誕生しました。
ラストの5曲「東福寺」、「伏見稲荷」、「三条」、「出町柳・祇園四条」、「流れ橋」には、
町田さんが各々の沿線探訪で感じ取られた、風景や音や匂いや人々の振る舞いなどの様々なモノゴトを、
各曲ごとに見事に歌詞に昇華されています!
『流れのアルバム』ジャケット裏と歌詞ノート
 
歌詞を目で追って行くうちに、パンク・オルタナロック・昭和歌謡調etc...、
歌詞を手にした方々のイメージと相まって、なぜか、自然とフレーズが流れて行くようです。
ぜひとも、そんな特別な視聴体験をしてみませんか?
町田康『流れのアルバム』歌詞ノート

 
そして、その歌詞の誕生秘話!?は、ほしよりこさんの『流れのライナーズノート』で噛み締めて下さい。
実際に訪れた2日間の沿線探訪の様子を細やかなに、ユーモラスに、時に冷静に......見つめつつ、
お二人の珠玉の時間が、ほしさんの鉛筆描写と共に流れていき、
ページをめくる度にこのアルバムとライナーズノートに至る旅の道中に、
自身がお供している気分になれるかも!?です。
ほしよりこ『流れのライナーズノート』

 
本作品は、「鉄道芸術祭vol.3 松岡正剛プロデュース 上方遊歩46景」の会場にお目見えしています! 渡辺橋駅の名物の一つである、クリエイティブユニットgrafさんからご提供頂いている、
会場内リビングコーナー!?にて、ご覧頂けます!
今後も続々とオリジナル作品が完成予定です! 会場でしか!ご覧頂けませんので、この機会を、お見(お聴き?)逃しなく!
町田康『流れのアルバム』&ほしよりこ『流れのライナーズノート』


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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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上方本談、どこまでも話す年。其の三「いしいしんじ・独談」

昨日はオープン当初以来の本談!

「上方本談、どこまでも話す年。其の三 いしいしんじ・独談」が行われました。

テーマは

「楽しい水・恐い水・聖なる水。"水脈・水と道・鉄道"との関わり、"その筋道"について」。

上方本談・其の三

前半は先日行われた沿線探訪での体験をご自身の言葉で語られ、

またこの沿線探訪を下敷きにしてまとめられた作品、

『十月十日 ー伏見の一日ー』も

一部披露してくださいました。

上方本談・其の三 上方本談・其の三

探訪で知ったあれこれや

(様々な名水のことや、京都、大阪に対抗しうる「伏見」という文化圏のこと、

 日曜日は水上バスの売店が閉まってしまうこと、などなど)

そこで出会った人との会話、同行したご家族のリアクションやスタッフとのやりとりなど、

いしいさんの言葉と身ぶり、写真も交えて生き生きと描きだされた探訪風景に、

いしいさんの背中を追って一緒に探訪した気分を味わいました。

名水も川の水(!?)も味わったいしいさんの

それぞれの水についての体感の表現は味わい深く、

言葉の豊かさを思い知り、心から楽しむ時間にもなったと思います。

『十月十日 ー伏見の一日ー』は会場にいらした方にも見ていただきました。

これはほぼ、完成版。

近日、完成版が出展されますので、みなさまご期待ください。

上方本談・其の三

後半は、水辺で生きてきたと自覚するいしいさんのこれまでと水とのお話でした。
おばあちゃん子だったいしいさんにおばあさまが語った住吉大社と水の話に始まり、

地元の万代池、大学時代の白川、上京して近くに住んだ隅田川、

その後の生活の足場となった三崎、松本、鴨川・・・。

それぞれの場所で水の周りを巡るように生きてきたいしいさん。

文章を書きはじめるに至る経緯や、ご家族との思い出など、

苦楽、さまざまな出来事や感情について語ってくださいました。

上方本談・其の三

鉄道と水路の関係性、そして、水路、鉄路に集まる縁。

いしいさんが終盤にご自身の歩みをふりかえり、

いろんなものが先回りしている、

水を巡って歩く感じに近い、(直線距離は短くとも、水路を辿るとくねくね、時間がかかる)

とおっしゃったのは印象的でした。

いしいさんに言葉をじっくりと楽しんでいらした会場のみなさまとの質疑応答もあり、

水澄む秋、水と自分の生活を新たな目で感じるひとときとなったのではないでしょうか。

上方本談・其の三

寝る前に、聞いたら夢に出るかも、夢十夜。能楽師安田登氏ワークショップ。

三連休の最終日となった11月4日「声と身体感覚の読書とは」というテーマで、宝生流能楽師の安田登氏による読者力養成ワークショップが開催されました。小学校の4年生で読書と出会うも、音読からスタートした、という安田氏。ユニークな自己紹介から約30名の受講生は引き込まれます。


本活(ゲスト・安田登)の様子

圧巻は夏目漱石「夢十夜 第三夜」の実演。おどろおどろしい幕開けから先の読めない展開と、あっと驚く結末まで身体全体を使って演じられます...というか「たたずまい」の大きさに驚きです。たった一人で、舞台上で演じるだけなのに、存在感が半端なく、もちろん私も読んだ経験はあるのですが、始めて触れる作品の様に新鮮な印象を受けま

した。

IMG_0927.jpg 本活(ゲスト・安田登)の様子

お話はさらに芭蕉や、歴史へと盛り上がります。個人的には、学生の特にもっと学問しておけば良かったと反省しきり。

本活(ゲスト・安田登)の様子 本活(ゲスト・安田登)の様子 本活(ゲスト・安田登)の様子

休憩を挟み次は受講生のワークショップ。全員で先ほどの「夢十夜」を音読します。本活(ゲスト・安田登)の様子 本活(ゲスト・安田登)の様子

自己紹介、グルーピングや役割分担で盛り上がったあと、いよいよ舞台上で実演へ、どのグループも初対面とは思えない、完成度。

本活(ゲスト・安田登)の様子

最後は各自で持ち寄った書籍の紹介と講師のコメント、予定時間を延長するほどの熱を感じるワークショップでした。

本活(ゲスト・安田登)の様子

沿線探訪レポート第3弾&11/9スペシャルトーク・いしいしんじ氏

 2013.11.3

多彩なゲストによる沿線探訪を通じたオリジナル作品の第二弾は、
いしいしんじさんです! 著作『ぶらんこ乗り』、『麦ふみクーツェ』、『ある一日』や、
独自の即興パフォーマンス「その場小説」などで、様々な言葉の表現に挑む、
いしいしんじさん。 京都の川辺近くで家族との大切な日々を過ごす、いしいさんは、今回、沿線を巡って見えてくる"水脈・水と道・鉄道との関わり"に着目されました。

 
沿線探訪では、太閤秀吉と縁が深い二つの島(京都の中書島・大阪の中之島)の水の道を巡りました。 中書島駅の周辺は、名水の宝庫!
長建寺の閼伽水(あかすい)を皮切り、十石舟の船旅や三栖閘門資料館を訪れ、
現在に息づく水と人の関わりについて実感されていました。
「上方遊歩46景」探訪─いしいしんじ編/長建寺にて(鉄道芸術祭vol.3) 「上方遊歩46景」探訪─いしいしんじ編/十石舟にて(鉄道芸術祭vol.3)
長建寺/名水・閼伽水)    (十石舟
「上方遊歩46景」探訪─いしいしんじ編/三栖閘門資料館にて(鉄道芸術祭vol.3)
三栖閘門資料館

その後は、寺田屋騒動で知られる、その名も"竜馬通り"を通り、
鳥料理・鳥せい本店横の「白菊水」黄桜記念館内の「伏水」月桂冠大倉記念館の酒水でのどを潤し、
伏見から宇治川に向かう小さな川底を通って、
近代河川工学の文化遺産である「平戸樋門」にたどり着き、宇治川の水を堪能されました。 「上方遊歩46景」探訪─いしいしんじ編/名水「白菊水」(鳥せい本店横)にて(鉄道芸術祭vol.3)    「上方遊歩46景」探訪─いしいしんじ編(鉄道芸術祭vol.3)
鳥料理・鳥せい本店横の白菊水)   (探訪の間細やかにメモを取るいしいさん)
「上方遊歩46景」探訪─いしいしんじ編(鉄道芸術祭vol.3) 「上方遊歩46景」探訪─いしいしんじ編/宇治川にて(鉄道芸術祭vol.3)
(伏見から宇治川へ)      (宇治川にて)

そして、御香水と言われる日本の名水百選の一つがある、御香宮神社へ。 この日は、伏見祭や洛南の大祭秋の異名を持つ地祭りで賑わい、数多くの子ど も達が出店に目を輝かせていました。
「上方遊歩46景」探訪─いしいしんじ編/御香宮神社にて(鉄道芸術祭vol.3) 「上方遊歩46景」探訪─いしいしんじ編/名水「御香水」(御香宮神社)にて(鉄道芸術祭vol.3)
御香宮神社/神幸祭)     (御香宮神社御香水
さまざまな人にとって、この祭りの、宮の、水のパワーが漲っているようで、いしい氏もそれらすべてをじっくりと飲み干されていました。

この日の締めくくりは、隠れた名店で餃子とビールを一杯。
染み渡る水と鉄の道の味わいを改めてじっくりと深められたようです......。

その後も別日に、水都大阪の水上バスに乗り込み、中書島と同じく近代の人工 島の営みを現在に残す、淀屋橋~北浜~天満橋~京橋を水辺から眺める旅を堪能されました。
「上方遊歩46景」探訪─いしいしんじ編/水上バス・アクアライナーにて(鉄道芸術祭vol.3) 「上方遊歩46景」探訪─いしいしんじ編/水上バス・アクアライナーにて(鉄道芸術祭vol.3)
(淀屋橋駅/水上バス アクアライナー

この一連の旅を通じて産まれた言葉の源と、オリジナル作品についての初お目 見えのトークが、11/9にあります!どうぞ、お見逃しなく!

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【開催間近!】

上方本談、どこまでも話す年。─其の三

いしいしんじ・独談「水の道、鉄の道」

日時11月9日(土)14:00─16:00
定員60名程度(参加無料・事前予約優先)
ゲストいしいしんじ(小説家)
カフェマスター木ノ下智恵子(大阪大学CSCD教員・アートエリア B1運営委員)


遥か遠い昔、"この町"は一面が海だった。
海水が引き、川ができ、船が通り、 道ができ、馬車が走り、鉄道が通り、"筋が通る"。
楽しい水・恐い水・聖なる水etc...。沿線を巡って見えてくる"水脈・水と道・鉄道との関わり"について、
「その場小説」など独自の即興パフォーマン スを展開するいしいしんじが、
自らが歩いた道筋と、そこから産まれた言葉の源とともに、語ります。

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
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認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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沿線探訪レポート第2弾・町田康氏&ほしよりこ氏

 2013.11.1
開催中の鉄道芸術祭vol.3では、会期中に、多彩なゲストによる沿線探訪を通じたオリジナル作品が
随時展示に追加されていきます。
その第一弾は、町田康さんとほしよりこさんのスペシャル・コラボレーションです! 『くっすん大黒』、『きれぎれ』、『権現の踊り子』、『告白』など独自の作風で人気を博す小説家であり、
町田町蔵の名でミュージシャンとしてもファンが多い町田康さん。
『きょうの猫村さん』『僕とポーク』、『カーサの猫村さん』など、
独自の鉛筆画とエッセイが人気のほしよりこさん。 このお二人、実は以前、互いの著書(町田康様著作『爆発道祖神』へのほしよりこさん解説、
ほしよりこさん著作『山とそば』への町田康さんの書評)にて縁があったのです!
そして、本展にて、満を持して作品を共作します!

10月のとある日に、町田さんとほしさんが京都と大阪の各所を巡りました。 一日目は、東福寺檀王法林寺伏見稲荷大社などの寺社仏閣を巡り、東司・ 猫・鳥居&おもかる石を見聞?し、台風後の荒涼感が漂う流れ橋に沈む夕日を 眺めつつ、夜のネオン街で彩られた京橋の名物居酒屋をはしごしました。 「上方遊歩46景」探訪─町田康篇/東福寺にて(鉄道芸術祭vol.3) 「上方遊歩46景」探訪─町田康篇/東福寺にて2(鉄道芸術祭vol.3)
(東福寺駅/東福寺
「上方遊歩46景」探訪─町田康篇/檀王法林寺にて(鉄道芸術祭vol.3)
(三条駅/檀王法林寺
「上方遊歩46景」探訪─町田康篇/伏見稲荷大社にて(鉄道芸術祭vol.3) 「上方遊歩46景」探訪─町田康篇/伏見稲荷大社にて2(鉄道芸術祭vol.3)
(伏見稲荷駅/伏見稲荷大社
「上方遊歩46景」探訪─町田康篇/流れ橋にて(鉄道芸術祭vol.3)
(八幡市駅/上津屋橋(通称:流れ橋)

二日目は、出町柳に降り立って、ぶらり気の向くままに散策。
「上方遊歩46景」探訪─町田康篇(鉄道芸術祭vol.3)
ほしさんおススメのパン屋巡りや、我らが町田さんのパンクロック魂を彷彿させる!?西部講 堂でのスペシャルショットを頂いたり、寺町や三条の書店やお店に立ち寄った り、、、。 「上方遊歩46景」探訪─町田康篇/ほしよりこさんオススメのパン屋さんにて(鉄道芸術祭vol.3) 
(ほしよりこさんオススメのパン屋さん)
「上方遊歩46景」探訪─町田康篇/京都大学にて(鉄道芸術祭vol.3)
(京都大学 西部講堂)
「上方遊歩46景」探訪─町田康篇/神宮丸太町の古書店にて(鉄道芸術祭vol.3)
(寺町/古書店)

そうした二日間のディープな旅を通じて生まれたスペシャルな作品が、
ついに完成します!11/6(水)以降に展覧会場にて展示されます!乞うご期待!!!


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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
   12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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「上方遊歩46景」スタートしました!

昨日、鉄道芸術祭vol.3「上方遊歩46景〜言葉・本・名品による展覧会〜」がスタート致しました。鉄道の創造性に着目した企画展「鉄道芸術祭」の第三弾は、鉄道と同じく近代文化の一つである"言葉による芸術表現としての本" をテーマにしています。プロデューサーには、" 本"を多角的に捉える" 知の巨人" 松岡正剛を迎え、上方(京街道)を巡る言葉と本と名物による展覧会を開催します。

本日は、その展示の様子を少しお伝えさせていただきます。

 

「上方遊歩46景」展示の様子 「上方遊歩46景」展示の様子

まずは、この数々の筒の森。これには一つ一つ京阪電車の駅名が書いてあり、表面にはその地の歴史、名物などが掲載されています。京阪電車は丁度京街道が走っていた道でもあります。京街道によってつくられていった文化や歴史、また、それ以前のまだ海だった頃の歴史も、ここから読み取って頂くことができます。

「上方遊歩46景」展示の様子

そして、筒の中には、この地にゆかりの深い名物と本を展示。例として、中之島にはリーガロイヤルホテルのパンフレット、そして福沢諭吉著の書籍などが展示されています。それぞれのゆかりのものは、フィギュアから古文書までと、本当にバラエティに富んでおりますので、飽きることなくご覧頂けると思います。

展示物の上には、松岡氏がしたためた書も展示しております。沿線を探訪することで生まれてきた言葉たち。その達筆とともにじっくりご覧ください。


また、会場奥には松岡正剛の沿線探訪の様子も映像で展示しておりますので、どこを巡り、どのようなことを想ったのか、一緒に探訪しているような感覚でご覧頂けます。

ここから年末の展示にかけて、他のゲストの方の沿線探訪の様子や、そこで生まれた作品なども展示していく予定です。ぜひここから増殖していく独自の立体街道図をお楽しみください。

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松岡正剛・独談の様子 松岡正剛・独談の様子

そして、昨日は松岡正剛による独談、本日は川崎正剛氏との対談が行われました。どちらも満員のお客様にお入りいただきました、有り難うございます!大変充実したトークだったようで、皆さんメモをとっておられたりと、真剣にきいていらっしゃいました。

特に本日の松岡正剛×川崎和男・対談「"知"と"ち"が急行する」では、歯に衣着せぬトークが繰り広げられました。

松岡正剛×川崎和男・対談の様子

大阪や上方が失ってしまったもの、大阪にはこうあってほしいという姿について、熱いご意見がたくさん。また、今回の展示テーマの一つである「言葉」については、昨今の悪いものを駆逐しようとする空気の中で、悪い言葉も消えていってしまっているが、それにともなっていい言葉も消えていってしまっている、というお話もありました。

そんな消えていきかけている言葉の文化や、力について、この展覧会で感じていただけると幸いです。

鉄道芸術祭vol.3 松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景〜言葉・本・名物による展覧会〜」は12月25日(水)までです。どうぞ御高覧下さい。

「上方遊歩46景」探訪第1弾(松岡正剛篇)

 2013.10.5(B1事務局 B1スタッフ)

こんばんは!大分涼しくなりました。もう10月に入り、鉄道芸術祭の会期まで3週間を切りました...!

松岡正剛氏をはじめ、関西に縁のある言葉の表現者たちによる今回の展覧会。大坂─京都を結ぶ京街道について、実際に巡ったり、資料を元に想像したりしながら、"人・モノ・こと" にまつわる情報を選出し、独自の視点で編集していきます。キーワードは、"うたよみ、ものみ、ものがたり、ひとがたり、しなさだめ" の五つ。

そして、その集積としての"立体街道図"が会場に構築されるのですが、現在は、その編集・集積作業の真っ最中、という感じです!

アートエリアB1のあのひろーいスペースがどうなるのか、どのように上方が立ち上がるのか、あともう少しお楽しみにお待ちくださいね。

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さて、本日は、先日少しだけお伝えした、松岡氏の探訪の様子を、写真つきでご紹介したいと思います。ほんの一部になりますが、ここからどうぞ想像を膨らませてみてください。

まずは、京阪電車に乗る松岡さんから。

京阪電車乗り場にて

下の一枚は、枚方にある鍵屋資料館にて。ちなみに持っておられるのはICレコーダーです。ここで、訪れた場所で思われたことなどを吹き込まれていらっしゃいました。

鍵屋資料館にて

そして、その近くの枚方パーク!写真には載っていないですが、実は探訪スタッフ全員でお化け屋敷に行きました...!松岡さんはというと、颯爽と駆け抜けていかれていたそうです(笑)

ひらパーにて

次の一枚は、時代を感じさせる文禄堤前にて。秀吉がつくらせた淀川の堤防で、上は京街道が通っていました。現在も当時の姿のまま残るのは、この守口市にある箇所のみなんです。

文禄堤前

こちらの一枚は橋本にて。このあたりは以前遊郭があった頃の建物がそのまま残されています。時代劇や映画などにもよく登場するみたいですよ。

橋本にて

そしてこちらは八坂にある女紅場にて。舞妓さんや芸妓さんが舞・能楽・長唄などを学ぶところです。素敵な建物ですよね〜。

女紅場にて

そして最後、こちらは山片蟠桃のお墓です。懐徳堂に学んだ江戸後期の町人学者で、『夢の代』という、自然科学、宗教、歴史、経済などをまとめた大作を残している方。まさに現代の知の巨人、松岡さんに繋がる方ですね。

山片蟠桃 墓所

さて、本当にほんの一部だったのですが、いかがでしたでしょうか? ちなみに、巡った順番とは無関係です...!すみません!

この探訪から松岡氏はなにを思い、なにを考え、どのように編集していくのか。その答えはきっと、会場にてご覧頂けると思います!

また、オープンの22日には松岡正剛氏の独談、そして翌23日にはデザイナー・川崎和男氏との対談も予定しております。この京街道の探訪について、上方文化の遊歩について、展示を見ていただくのももちろんですが、直接松岡氏から聞ける機会はこちらだけです。ご興味のある方は、ぜひお申し込みください。お待ちしております!

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鉄道芸術祭vol.3 関連プログラム
「上方本談、どこまでも話す年。」

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◎其の一:松岡正剛・独談
「上方遊歩46景 ~うたよみ、ものみ、ものがたり、ひとがたり、しなさだめ」

■日時:10月22日(火)19:00─20:30
■参加費:一般1,000円、大学生以下無料(要学生証提示)
■定員:80名程度(事前予約優先)

□ゲスト:松岡正剛(編集工学研究所所長・鉄道芸術祭プロデューサー)

◎ 其の二:松岡正剛×川崎和男・対談 
「"知"と"ち"が急行する」

■日時:10月23日(水)13:00─15:00

■参加費:一般1,000円、大学生以下無料(要学生証提示)

■定員:80名程度(事前予約優先)

□ ゲスト:松岡正剛(編集工学研究所所長・鉄道芸術祭プロデューサー)、
      川崎和男(デザインディレクター・大阪大学&名古屋大学 名誉教授)

□ カフェマスター(進行):木ノ下智恵子(大阪大学CSCD教員)

両プログラムとも、お申し込みはこちらからお願い致します。皆様のご来場を、お待ちしております。

予告!鉄道芸術祭vol.3

 2013.8.22

茹だるような暑さが続いていますね。。。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて、アートエリアB1では鉄道芸術祭vol.3に向けた準備が着々と進んでいます。

予告編となる9月号のチラシも完成しました!

チラシは、京阪電車沿線主要駅の他、週明けには全国の主な美術館・博物館にて配布しますので、

ぜひぜひお手に取ってご覧くださいませ。

9月号チラシ

3回目となる今回の鉄道芸術祭は、現代の知の巨人・松岡正剛氏を共同企画者にお迎えして、「上方」をテーマに言葉・本・名物による展覧会を開催します。

展覧会では、「いまこそ上方を蘇らせる必要がある」という松岡正剛氏の考えのもと、上方文化の地脈が現代に伺い知れる大阪と京都を結ぶ京街道を軸に様々な情報を独自に紐解いて、"うたよみ、ものみ、ものがたり、ひとがたり、しなさだめ"をキーワードに、「上方遊歩46景」の街道図を会場に構築します。

そして、先日、松岡さんとともに第1回目の京街道探訪に行ってまいりました!

様々な人・物・事に出会った今回の探訪。

松岡さんからもたくさんの興味深い言葉を伺えました。

詳細は後日、探訪レポートをアップいたします。

「上方遊歩46景」探訪─松岡正剛篇/門真・海洋堂本社にて(鉄道芸術祭vol.3)  「上方遊歩46景」探訪─松岡正剛篇/萱島・萱島神社にて(鉄道芸術祭vol.3)

そして、展覧会ではサポートスタッフを大募集中です。

男女問わず、本・文化・歴史が好きな方、関西を愛する方、大歓迎です!

ぜひふるってご応募ください。

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期:2013年10月22日(火)〜12月25日(水)

主催:アートエリアB1【大阪大学+NPO法人ダンスボックス+京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成:松岡正剛
協力:ほんばこや、イシス編集学校
助成:おおさか創造千島財団
〈2013.7現在〉

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展覧会サポートスタッフ応募要項

応募条件・満18歳以上の方(高校生不可)
     ・パソコンメールによる連絡が可能な方
     ・どちらかの説明会にご参加いただける方

説明会・10月4日[金]19:00ー20:00
    ・10月12日[土]15:00ー16:00
    ※参加ご希望の方は、上記いずれかの説明会に必ずご参加ください。

応募方法メールまたは応募フォームにて、
【氏名(ふりがな)、電話番号、住所、年齢、職業(所属)、応募動機、特技や現場での経験・スキルなど】をお知らせください。

応募先・お問い合わせartareab1★gmail.com(★=@)

※件名に「サポートスタッフ応募」とご記入ください。

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雑誌「ケトル」にレヴューを載せていただきました!

こんにちは!今日は月曜日ですが、祝日のため、アートエリアB1は通常開館しております。三連休最後の日、展示開催中のびわこ号ミュージアムへぜひお越しくださいね。

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今日は、メディア掲載のお知らせです。昨年末まで開催しておりました、やなぎみわプロデュースによる鉄道芸術祭vol.2「駅の劇場」 。その中で最終日に行いました演劇「パノラマ〜鉄道編〜」について、小崎哲也さんにレヴューを書いていただきました。雑誌「ケトル」2月号にて、掲載していただいております。

鉄道芸術祭終了・年末年始のご案内

ごぶさたしています!クリスマスも過ぎ、あと6日寝るとお正月ですね。

さて、鉄道芸術祭vol.2「駅の劇場」も無事終了致しました。最後の日の公演も満員御礼となり、本当にたくさんの方に関わって頂いた芸術祭となりました。有難うございました。

やなぎみわ演劇公演予約状況 / 原画公開!

こんにちは。本日は、昨日に引き続き、公演ご予約の受付状況についての御案内です。

昨日、23日17:00公演、そして24日17:00公演につきまして、残りわずかとお伝え致しましたが、どちらも満席となりました。そちらの公演をご希望の方には申し訳ありませんが、観覧お申し込みの際には、24日の13:00公演へのご予約をお願いいたします

本当に皆様にたくさんのお申し込みを頂いております。有り難うございます。ご予約をご希望のお客さまには大変申し訳ございませんが、何卒ご理解をお願いいたします。

やなぎみわ演劇公演 ご予約の御案内

こんにちは。まだ17時だというのに、もう外は真っ暗ですね。あと3日で冬至だというので、寒さも厳しいはずです。。

さて、やなぎみわ演劇公演まで、あと4日となりました。今日もアートエリアB1では役者・案内嬢メンバー・技術スタッフによる稽古が行われています。

あごうさとし公演 終了しました!

こんにちは。
本日はあごうさとし演劇公演「パサージュⅡ」、2日目でした。

前日と同じように、舞台の上で観るという特殊な演劇を観覧されたお客様からは、大満足という声をたくさん頂戴致しました。 映像に自分の影が映る、その様子が作品の一要素となる、という影の効果にもみなさん驚かれていたようです。

アフタートークは、ゲストに市川明さん(大阪大学文学部教授)をお迎えして、演劇の複製についてだけなく、ベンヤミンが生きていた時代のドイツ演劇のお話を貴重な映像とともにご紹介頂きました。



やなぎみわ演劇公演 23日13時公演予約 受付終了

 2012.12.16

こんにちは。
昨晩の大雨から一転、今日は快晴のお天気となりましたね!中之島も屋台などが立ち並び、賑わいを見せています。

さて、やなぎみわ演劇公演「PANORAMAー鉄道編ー」ですが、たくさんの方にご予約を頂いております。有り難うございます。
各公演80名の定員で受け付けておりますが、この度12月23日の13時公演におきまして定員に達しましたので、ご予約の受付を終了させていただきました。

あごうさとし演劇公演、初日終了!

 2012.12.15

こんにちは。
本日、あごうさとし演劇公演の初日を迎えました。

今回の公演は、本当に全てにおいて“演劇”の持つイメージを払拭させる、新しい試みが満載の公演となりました。
まずは、その観覧方法。お客様にも舞台にあがっていただき、動きながら自由な場所から見ていただくというスタイルをとっています。舞台は、やなぎみわさんが作られた作品であるということで、展示物の上で演技をするのですから、あごうさんご自身も、あごうさんの作品も、“展示”にしてしまおうという試みだそうです。

一般的な形とは全然違う形の舞台で、しかもその舞台上で演劇を見る。演者と同じ舞台上にいるということで、演劇を見ているとふいに、その作品の中に自分もいる、体験している、そんな不思議な感覚に。お客さんの中には「一人芝居で、この尺で、この距離で芝居をみるなんてありえない!!」と言われる方もいらっしゃいました。

いつもの客席ではなく、違った目線から見ることができる今回の公演は、プラットフォームという独特な空間を最大限に利用し、映像も駆使したものとなっています。

明日も14:00から開演致します。当日券もご用意しておりますので、いつもとは違う劇場体験が出来るこの機会をお見逃しなく。





※写真はアフタートークの様子。

あごうさとし演劇公演 舞台準備中!

 2012.12.12

いよいよ今週末に迫った、あごうさとし演劇公演─複製技術の演劇─「パサージュⅡ」。
舞台準備が着々と進んでいます!

"駅"という舞台設定とアートエリアB1独特の空間を活かした今回の公演では、
これまでの公演とは異なり、
観客の皆様も舞台上で観劇していただく予定です。

役者と同じ舞台上で観る演劇。
観る人それぞれの視点で全く異なる景色が見える作品になりそうです。

先日行われた通し稽古では、
演じ手と観客の境界が曖昧で、まるで観る側も劇中に取り込まれ、
その要素の一つとなるような感覚がありました。

通常の劇場公演とはまるで違う体験ができるかもしれない本公演。
ぜひこの機会をお見逃しなく。

[ご予約受付中]
E-mail:b1.tetsugei@gmail.com/TEL:06-6226-4006(12:00~19:00・月曜休館)

 以下は通し稽古の様子です↓↓ 





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あごうさとし演劇公演
─複製技術の演劇─「パサージュⅡ」

日時:12月15日(土)14:00開演
   12月16日(日)14:00開演
    (各回とも13:30開場/13:00~受付)
料金:前売2,000円/当日2,500円
定員:各回80名(要事前申込・先着順)

作・演出・出演:あごうさとし

〈アフタートーク〉
■15日
「複製技術の演劇論1」
ゲスト: 西堂行人(演劇評論家、近畿大学文芸学部教授)、あごうさとし

■16日
 「複製技術の演劇論2」
ゲスト: 市川明(大阪大学文学部教授)、あごうさとし

【お申し込み方法】
メールまたは電話にて、 [参加者氏名、参加人数、当日連絡が取れる連絡先]をお知らせください。定員に達し次第、申込を終了致します。
お申し込み先:アートエリアB1
       E-mail : b1.tetsugei@gmail.com
       TEL : 06-6226-4006(12:00~19:00)
       ※ 月曜(祝日の場合は翌日)休館 

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あごうさとし演劇公演「パサージュⅠ」のご紹介

 2012.12.9
こんにちは。
本日は、来週末にせまった、あごうさとし演劇公演─複製技術の演劇─「パサージュⅡ」についてのご紹介です。

演劇は複製できるのかー。をテーマとした演劇作品を作られてきたあごうさとし氏。今回は「複製技術の演劇」を主題とした連作公演の第二部となります。
写真や映画による機械的複製技術がもたらした芸術と人間との関係性を考察したドイツの思想家ヴァルター・ベンヤミンをモデルに繰り広げられる演劇が、このパサージュシリーズ。今回アートエリアB1で披露される第二部では、彼が思考する無数の言葉と現実の駅の雑踏音が交差する、という、まさに“駅”という空間を生かしたインスタレーション・演劇作品となっています。


その第一部であった「パサージュⅠ」の様子を少しだけご紹介致します。



この作品は、先月に京都のカフェ・モンタージュにて公演が行われたのですが、この作品も“カフェ”で行われることを意識して作られています。

主人公はヴァルター・ベンヤミン。複製された芸術についてを論じる彼が、カフェで原稿を書いているまさにその場に、実際に複製された自分が現れた時の様子を舞台設定としています。ここでまず、ストーリーとして複製技術というものが取り上げられます。
そして、実際にその主人公を映像で複製された役者が演じ、その映像の人物が想定している架空の自己をあごうさとしが実演・生で演じる、という、演じ方としても複製技術を用いているのです。

このように、“複製”というキーワードが様々な角度から絡み合うこの作品。実際の劇場がカフェでもある、という現実空間を最大限に活かしながら、かつ演劇の本質とはどこにあるのかを突くものとなっていました。


そのような、まさに演劇の複製とはどういったことなのか、それは実現可能なのかといったことを、巧みな表現方法を使って実演しているあごうさとし。果たして駅の中のコンコースという舞台では、どのような作品になるのか、今からとても楽しみです。

公演は来週末の土曜日と日曜日の2回行われます。ご予約もまだまだ受け付けておりますので、ぜひご高覧ください。

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日時:12月15日(土)14:00開演
   12月16日(日)14:00開演
    (各回とも13:30開場/13:00~受付)
料金:前売2,000円/当日2,500円
定員:各回80名(要事前申込・先着順)
作・演出・出演:あごうさとし
〈アフタートークゲスト〉
[15日] 西堂行人(演劇評論家、近畿大学文芸学部教授)、あごうさとし
[16日] 市川明(大阪大学文学部教授)、あごうさとし

お申し込みは、メールまたは電話にて、
[参加者氏名、参加人数、当日連絡が取れる連絡先]をお知らせください。
定員に達し次第、申込を終了致します。

お申し込み先:アートエリアB1
       E-mail : b1.tetsugei@gmail.com
       TEL : 06-6226-4006(12:00~19:00)
       ※ 月曜(祝日の場合は翌日)休館

【本日より】やなぎみわ映像作品上映

 2012.12.4
先日12月2日は、貸切電車公演「プリペアド・トレイン」、芝川ビルにて行いました「やなぎみわ新作映像作品『日清戦争異聞を読む』プレミア上映」と、イベントを2つ開催いたしました。どちらもたくさんのお客さまにお越し頂き、大盛況にて無事終了することができました、有り難うございました。
電車公演と芝川ビルでのプレミア上映とトークの詳細なレポートに関しましては、また後日お伝え致します。

さて、そのプレミア上映にて初公開された『日清戦争異聞を読む』ですが、本日からアートエリアB1にて公開しております。


 
この作品は、萩原朔太郎の小説「日清戦争異聞(原田重吉の夢)」という、史実とフィクションを交えて書かれた厭世的な短編小説を、大阪の近代建築にて案内嬢が朗読する様子を作品化した映像作品になります。また、朗読だけではなく、その作品を元に制作されている「PANORAMAー鉄道編ー」(23・24日に公演)のセリフの一部も出てきます。

やなぎみわの作品の中でも重要なモチーフとなっている"案内嬢"の新作映像作品です。B1での上映は21日までとなっております。ぜひご高覧ください。


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「日清戦争異聞を読む」
やなぎみわ(案内嬢プロジェクト) HDV 19分31秒
協力:芝川ビル、堺筋倶楽部
おおさかカンヴァス推進事業(主催:大阪府)選考作品

日時:12月4日(火)〜12月21日(金)※月曜休館
時間:12:00~19:00
場所:アートエリアB1

※公演開催日や、稽古によりご覧頂けない場合もございます。
 予めご了承ください。


やなぎみわ:新作映像作品プレミア上映のご案内

 2012.12.1
こんにちは!今日から12月、師走に入ってしまいました。
冷え込みも本当に厳しくなってきましたが、風邪など気をつけてすごされてくださいね。


さて、ついに明日、やなぎみわの新作映像作品が公開されます。本展で実施している長期ワークショップ「案内嬢プロジェクト」に参加している案内嬢見習いの方々が出演する作品で、元花嫁学校の「芝川ビル」と元銀行の「堺筋倶楽部」といった、独自の文脈と空間を有する2つの近代建築を舞台に撮影した、案内嬢のラジオ劇となります。

案内嬢といえば、やなぎみわの代表的な作品モチーフであり、近年の演劇作品においても重要な役割を担っています。その案内嬢をモチーフとした新作映像作品となりますので、これは見逃せません。



明日のプレミア上映は、撮影場にもなった「芝川ビル」にて行います。入場は無料となっております。上映の後は作家本人によるトークイベントもご用意しておりますので、皆様ぜひお越しください。


〈プレミア上映&やなぎみわトーク〉

日時:12月2日(日)
会場:芝川ビル4階401号室

□上映
時間:11:00~17:30(入場無料)

□やなぎみわトーク
時間:18:00~19:00
定員:70名程度(参加無料・先着順)

□会場アクセス:
「芝川ビル」(大阪市中央区伏見町3-3-3)
地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅11号出口より東へ徒歩1分


※このプロジェクトはおおさかカンヴァス推進事業の選考作品です。


また、明日は貸切電車公演・プリペアドトレインの公演日ともなっております。ご予約をされたお客さま、ぜひお気をつけてお越しください。スタッフ一同お待ちしております。

やなぎみわ案内嬢プロジェクト・映像作品上映決定!

 2012.11.28
こんにちは。昨日あたりからとても冷え込みが厳しくなってきましたね。。
 
さて、前にもこちらでご紹介いたしました、本展で実施している長期ワークショップ「案内嬢プロジェクト」。やなぎみわの作品モチーフであり、近年の演劇作品においても重要な役割を担う"案内嬢"を育成するというもので、「駅の劇場」での実践を経て、12月23日、24日に上演されるやなぎみわ演劇作品に出演することを最終目的としたプロジェクトです。

ですがその番外編として、実は映像作品も同時並行して制作を致しておりました。元花嫁学校の「芝川ビル」と元銀行の「堺筋倶楽部」といった、独自の文脈と空間を有する2つの近代建築を舞台に撮影した、新作映像となる案内嬢のラジオ劇です。

そしてこの度、この映像作品がついに完成致しました!そしてプレミア上映も決定!場所は舞台となった「芝川ビル」です。上映の後、やなぎみわによるトークも行われます。やなぎみわの代表作品でもある案内嬢シリーズの新作です、見逃せません!


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〈プレミア上映&やなぎみわトーク〉

日時:12月2日(日)
会場:芝川ビル4階401号室

□上映
時間:11:00~17:30(入場無料)

□やなぎみわトーク
時間:18:00~19:00
定員:70名程度(参加無料・先着順)

□会場アクセス:
「芝川ビル」(大阪市中央区伏見町3-3-3)
地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅11号出口より東へ徒歩1分



また、このプロジェクトはおおさかカンヴァス推進事業の選考作品でもあり、こちらのページでも紹介していただいています。最後の作品ということもあり、カンヴァスファンも必見です。

12月2日日曜日、ぜひ時代を感じさせるレトロな「芝川ビル」へご来場ください。

本日最終日!クロージングパーティー開催

 2011.12.25
「西野トラベラーズ」ついに最終日です。

そして、本日17:00〜中之島バンクスにてクロージングパーティーを開催します。
クロージングでは、ツアー企画の旅の模様を上映すると同時に、
11月6日に開催された「横山裕一×西野達 スペシャル対談」の映像も上映いたします!

トークを見逃した!という方、ぜひぜひ中之島バンクスCENTER-Aへ
お越しください!
どなたでもご参加いただけます。
(上映も17:00〜開始です)

皆さまのご来場、お待ちしております!

西野トラベラーズ presents「オリジナルミニツアー」&「クロージングパーティー」

 2011.12.15
アートエリアB1にて展示中の巨大絵図「京阪沿線御案内」に描かれた、
ちょっと変わった名所を巡る「オリジナルミニツアー」を開催します!

ツアーは全部で4つ!
企業ミュージアムから医療博物館、若冲ゆかりの寺に路上居酒屋と、
個性溢れるツアー企画が盛り沢山です。
お馴染みの街でも新たな発見があるかもしれません。
この機会に京阪沿線をゆっくり旅してみませんか?
お申込みは、アートエリアB1まで。絶賛受付中です!

そして、会期最終日には中之島バンクスにて、
ささやかなクロージングパーティーを開催します。
お誘い合わせの上、お気軽にご来場ください。


西野トラベラーズ presents 
「オリジナルミニツアー」

 ●○1○●
企業ミュージアム巡り
【大阪、民の力を知る!】

日時:12月20日(火)13:00~
集合場所:京阪電車「西三荘駅」
参加費:交通費260円
定員:5名程度(事前申込制・先着順)
〈コース〉
松下幸之助歴史館(西三荘)→たこ焼きミュージアム(西三荘)→
芝川ビル(淀屋橋)→アートエリアB1(なにわ橋)


●○2○●
西野達大絶賛!!
【五条~七条界隈を歩く】

日時:12月21日(水)13:00~
集合場所:京阪電車「清水五条駅」
参加費:交通費300+拝観料300円
定員:5名程度(事前申込制・先着順)
 〈コース〉
Antenna Media(清水五条)→眼科・外科医療博物館(七条)→
走井餅老舗(八幡市)→飛行神社(八幡市)


●○3○●
アートに名所にグルメを堪能!
【伊藤若冲ゆかりの寺~ 名酒蔵を訪ねる】

日時:12 月23 日(金・祝)13:00~
集合場所:京阪電車「清水五条駅」
参加費:交通費550円+拝観料300円
定員:5名程度(事前申込制・先着順)
〈コース〉
Antenna Media(清水五条)→石峰寺(深草)→黄桜 河童資料館(中書島)


●○4○●
知らなきゃ行けないDeep Zone
【ディープ建築を巡る!】

日時:12 月24 日(土)13:00~
集合場所:京阪電車「淀駅」
参加費:交通費930円
定員:5名程度(事前申込制・先着順)
〈コース〉
橋本遊廓跡(橋本)→萱島神社(萱島)→関目・野江商店街(関目~野江)→
居酒屋「とよ」(京橋)


※参加費は、交通費+施設拝観料等の実費です。 旅先での飲食は、別途実費負担となります。
※各ツアーとも、小学生以下の方は保護者同伴でご参加 ください。
※ 12月25日17:00~のクロージングパーティーにて、各 ツアーの旅の記録を上映します。
(会場:中之島バンクスCENTER-A/申込不要・入退 場自由)


【申込方法】
[ご希望の日程 ①12/20(火)②12/21(水)③ 12/23(金・祝)④12/24(土)、
参加者氏名、当日連絡の取れる電話番号、メールアドレス]を
各ツアー開催日の前日 までに電話またはメールにてご連絡ください。

申込先:アートエリアB1
tel:06-6226-4006(月曜除く12:00~19:00)
E-mail:artareab1.tetsugei★gmail.com(★=@)
(件名に「オリジナルミニツアー参加申込」とご記入ください)



クロージングパーティー
展覧会最終日、中之島バンクスCENTER-Aにて、ささやかなクロージングパーティーを
開催します。ミニツアーの記録映像やCENTER-Aの特別バーの営業もあり。
お誘い合わせの上遊びにいらしてください。

日時:12月25日(日)17:00~
会場:中之島バンクスCENTER-A
参加費:無料(飲食は実費/申込不要・入退場自由)




【お問い合せ】
アートエリアB1 TEL.06-6226-4006(12:00~19:00)
※月曜休館
 http://www.artarea-b1.jp/event/tetsugei01/

船上トーク/山川キム2つの公演終了しました

 2011.12.15
12月のビッグイベントが終了しました。
ご来場くださった皆さま、またお申込みをいただいた皆さま、
ありがとうございました!

船上トーク、そして山川キムの2つの公演、本当に素晴らしいプログラムとなりました。
しりあがり寿さん、山川冬樹さん、伊藤キムさん、そして支えてくださった関係者の皆さまに、改めて感謝です。

そして、西野達が誘う「西野トラベラーズ」は、まだまだ続きます!
展覧会場では、最後の《アップルマン》3代目が登場しています。
おそらく18日頃までの展示になると思われます。
ぜひぜひお早めにご来場ください。

↓「山川キム」電車公演の様子をほんの少しご紹介!




「山川キム」12/10公演 満員御礼!12/11電車公演 残席あり!

 2011.12.6
山川冬樹と伊藤キムが合体して「山川キム」になりました。
「2つのライブパフォーマンス」速報です。

2公演のうち、12月10日の地下駐輪場公演は定員に達しましたので、
申し込み締切となりました。
たくさんのお申し込み、誠にありがとうございます!

なお、12月11日の電車公演は残席ありです!
奇跡の公演、是非お見逃しなく!
ちなみに貸切電車公演では、もれなく「山川キム」の特別切符がついてきます♪
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会場:京阪電車貸切電車内
[車内パフォーマンス/中之島駅→八幡市駅 ※往路のみ]

日時:12月11日(日)14:00~14:50
(受付:13:00~13:40/中之島駅14:01発~八幡市駅14:50着)
受付場所:京阪電車中之島線「中之島駅」改札外
定員:180名(事前申込制/先着順・定員になり次第〆切)
参加費:前売2,500円/当日3,000円
(各駅から中之島駅までの運賃は別途必要です)



【申し込み方法】
[ご希望の公演(①12月10日or ②12月11日)、参加者氏名、参加人数、
当日連絡が取れる電話番号、メールアドレス]を電話もしくはメールにてご連絡ください。
 
申込先:アートエリアB1【受付中】
06-6226-4006(月曜除く12:00~19:00)
E-mail:artareab1.tetsugei@gmail.com
(件名に『「山川キムイベント参加申し込み』とご記入ください)
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そして、「しりあがり寿×西野達“弥次喜多”船上トーク」も好評受付中。
いずれも見逃せない内容となっています。
会期も残りわずか。展覧会とともに是非ご高覧ください。

 

特報!12/8<イベントクルーズ>申込〆切延長&当日受付あります(若干名)。

 2011.12.6
12月目白押しのプログラムの1つで、先日ブログでご紹介いたしました、
12月8日(木)開催の企画
「しりあがり寿×西野達“弥次喜多”船上トークイベントクルーズ」
http://artareab1tetsugei01.blogspot.com/2011/12/12.html

こちら、事前予約の〆切を過ぎましたが、
現在も受付可能となりました!
また、当日受付も行います(若干名・ご乗船は予約の方優先になります)。
予約過ぎてしまった、と思われてる皆様、
ぜひこの機会にお問い合わせくださいませ!

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OSAKA ART&CRUISE 2011 featuring 鉄道芸術祭
イベントクルーズ
「しりあがり寿×西野達“弥次喜多”船上トーク」

アートと街を巡るツアーをテーマに『弥次喜多in DEEP』『真夜中の弥次さん喜多さん』で著名な漫画家・しりあがり寿と、鉄道芸術祭メインアーティストの西野達による「旅」をテーマとした船上での対談を行います。

日時:12月8日(木)19:00~20:30頃
(中之島ローズポート19:00出航/20:30頃着)
ゲスト:しりあがり寿(漫画家)、西野達(美術家)
案内役:木ノ下智恵子(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任准教授)
コース:ローズポート→桜宮(帝国ホテル付近)→八軒家浜→中之島バンクス前→ほたるまち→ローズポート
参加費:2,000円(1ドリンク付)
※15歳以下の方は保護者同伴

申込方法:
[参加者氏名、参加人数、住所、メールアドレス、当日連絡が取れる電話番号]を電話、もしくはメールにてご連絡ください。
申込・問い合わせ先:アートエリアB1【受付中】
06-6226-4006(月曜除く12:00~19:00)
E-mail:artareab1.tetsugei★gmail.com(★=@)
(件名に「12/8船上トーク参加申込」とご記入ください)
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追記:
現在、アートエリアB1のロビーでは、しりあがり寿氏の映像作品「ならべうた」を上映しています。
アートエリアB1から、乗船場である「中之島ローズポート」は近いので、
もしお時間ありましたら、アートエリアB1にお立ち寄りになられてから乗船場に行かれるのもよいかもしれません。
アートエリアB1ロビーの様子

12月プログラム続報②〈山川キム/2つのライブパフォーマンス〉

 2011.12.2
12月10日、11日 に開催の〈山川キム/2つのライブパフォーマンス〉続報です!

山川冬樹と伊藤キムが世界初演のコラボレーションとしてお送りする
2つのライブパフォーマンス。

会場は、10日が「なにわ橋駅地下駐輪場」、11日が「京阪電車 貸切電車内」です。
どちらも全く趣の異なる公演になります。
ご都合がよければ、ぜひ両日の観覧をお勧めします。
(両日とも、まだご予約受付中です!)

「なにわ橋駅地下駐輪場」では、
地下空間にこもる音、湿度、コンクリートの冷たさ、
そのなかに出演者が発する音と光と動きが交差します。
普段は立ち入ることのできない、なにわ橋駅の地下駐輪場の奥エリア。
ここが最初の公演会場です。
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会場:なにわ橋駅地下駐輪場

日時:12月10日(土)19:30~開演
(受付:18:50~/受付番号順のご入場となります)
定員:120名(事前申込制/先着順・定員になり次第〆切)
受付場所:アートエリアB1
参加費:無料
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続いては、京阪「中之島駅」から「八幡市駅」の間を走る「貸切電車内」での公演。
3両〜4両の車両を貫く、光と音と身体によるライブパフォーマンス。
多くの人が日常的に使う電車、日常的に耳にする電車の走行音、
それらを異に変換するパフォーマンスが繰り広げられます。
二人にとっても未知の公演、ぜひお見逃しなく!
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会場:京阪電車貸切電車内
[車内パフォーマンス/中之島駅→八幡市駅 ※往路のみ]

日時:12月11日(日)14:00~14:50
(受付:13:00~13:40/中之島駅14:01発~八幡市駅14:50着)
受付場所:京阪電車中之島線「中之島駅」改札外
定員:180名(事前申込制/先着順・定員になり次第〆切)
参加費:前売2,500円/当日3,000円
(各駅から中之島駅までの運賃は別途必要です)
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※貸切電車公演 当日受付について※

電車公演では当日受付も行いますが、
会場の都合上、受付時間が非常に限られております。
そのため定員に空きがある場合も、受付を閉めざるを得なくなる可能性もありますので、
観覧をご予定の方は、ぜひ事前申込にてご予約ください。

予約受付は、電話、メール、及びアートエリアB1でも受付中です。
http://artarea-b1.jp/event/tetsugei01/contents/program.html

皆さまのご来場、お待ちしております!

12月プログラム続報①〈イベントクルーズ〉

 2011.12.2
12月のプログラムについての続報!その1
 
12月8日(木)に開催の〈イベントクルーズ〉。その詳細をお伝えします!

このイベントでは、本展のメインアーティスト西野達と
西野が敬愛する漫画家・しりあがり寿の対談を
なんと中之島を周遊する船上で行います。

乗船する船はコチラ↓
http://www.ipponmatsu.co.jp/gallery/ship_introduction/detail01.html
一本松海運「きらり」号
真冬の川辺も寒くない船内トークです!

トークでは、
しりあがり寿の「弥次喜多」シリーズに
まつわるスライド上映とともに、
世界中を飛び回り作品制作を行う
西野と「旅」をテーマにした内容で
お届けします。


また参加費は1ドリンク付で、
メニューはこんな感じ。
(追加注文は別途実費負担となります)

生ビール         
*チューハイレモン       
*麦焼酎水割            
*缶ウィスキー  
*日本酒 
*お茶
*水(ほんまや)
*缶コーヒー
*オレンジジュース
*サイダー

そして、
「OSAKA光のルネサンス2011」のプレビュー期間にあたるこの日は、
一足早く、川辺のイルミネーションもお楽しみいただけるかも!
さらに周遊コースでは、普段では見ることのできない
歴史ある大阪の橋を間近でご覧いただけます。 


スペシャルトークと水都大阪の風景を一緒に楽しめる本イベント。
ぜひ、お誘い合わせの上ご参加ください。
予約申込は、電話、メール、またはアートエリアB1でも受付けております。
http://artarea-b1.jp/event/tetsugei01/contents/relatedevent.html

先着順ですので、早めのご予約をお勧めします。

〈掲載〉毎日新聞、「大阪人」、「Web Designing」

 2011.12.2

◎毎日新聞(11月30日夕刊)に掲載いただきました!
「なにわ橋に西野達ワールド」

毎日新聞(11月30日夕刊)


◎雑誌「大阪人」2012.1月号にて特集記事を掲載いただきました!
「 京阪電車の駅が"ギャラリー"になる、鉄道芸術祭を見よ。」

「大阪人」vol.66 2012年1月号
















◎雑誌「Web Designing」vol.125で西野達のロングインタビューが掲載されています!
「西野達[美術家]今いる場所の外へ!」

「Web Designing」vol.125 "ツクルヒト"

お楽しみ企画その1「ワクワク西野ワールド体験 ~あなたの頭上には何がノル!?」

 2011.12.1
今回の展覧会では、会場運営をサポートしてくれているスタッフが主体となり、
関連イベントを企画・実施します。
西野達《Life’s little worries in Osaka》2011
撮影:豊永政史(SANDWICH GRAPHIC)

その第1弾が本日からスタート!
題して、
「ワクワク西野ワールド体験
~あなたの頭上には何がノル!?」

展覧会にお越し頂いた方はお分かりかと思いますが、









11月号のチラシにも登場した西野達の写真作品《Life’s little worries in Osaka》を
ご来場いただいた方も手軽に表現できる工作スペースを設置しました。

開館中はトークプログラム等の開催時を除き、
常時体験可能です! (参加無料、お一人での参加も大歓迎です)

展覧会をご覧いただいたあとは、
自分なりに“人生の小さな悩み”を頭の上に
積み上げてみてはいかがでしょう。


何度かシミュレーションをしているスタッフの中では、
さらにいろんな形で遊びが広がりつつあります。

ぜひ皆さんも展覧会場で様々な発見と楽しみを
味わってもらえると幸いです!

そして、 お楽しみ企画その2も乞うご期待。

12月号チラシリリース!表紙は初代アップルマン!

 2011.11.22
12月号のチラシがリリースされました。
今回の表紙は、展覧会場のお騒がせ(?)《アップルマン》。
とてもかっこいい写真に仕上がっています!
お見かけの際は、ぜひぜひお手に取ってご覧ください。

本芸術祭の会期中に発行される当館の月刊チラシは、
通常のA4版ではなく、A3二つ折りの特別版となっています。

今回で3バージョン目、予告編の9月号も入れると4つの「西野トラベラーズ」チラシを
リリースしました。
手に取ってくださった皆様、ありがとうございます。

そして、今回のチラシでは、
山川冬樹と伊藤キムによるライブパフォーマンス、
しりあがり寿と西野達による船上トークの詳細を掲載しています。
お申し込みは、電話、メール、または展覧会場でも受付中です。
皆様からのお申し込み、そしてご来場をお待ちしております!


※《アップルマン》は、現在準備中となっております。
次の3代目《アップルマン》の登場は、12月上旬の予定です。予めご了承ください。


12月号
11月号  
10月号    
 9月号(予告編)    

しりあがり寿×西野達 船上トーク/山川冬樹×伊藤キム 世界初演のコラボレーション

 2011.11.16
本展開催当初から「気になる!」とのお声をいただいていた、
しりあがり寿と「山川キム」のプログラム、詳細発表です。 

どちらもこの機会でしか体感できないプログラムです!
ぜひぜひ、お誘い合わせの上お申し込みください。 
 
OSAKA ART&CRUISE 2011 featuring 鉄道芸術祭
イベントクルーズ

「しりあがり寿×西野達“弥次喜多”船上トーク」
アートと街を巡るツアーをテーマに『弥次喜多in DEEP』『真夜中の弥次さん喜多さん』で
著名な漫画家・しりあがり寿と、鉄道芸術祭メインアーティストの西野達による
「旅」をテーマとした船上での対談を行います。

日時:12月8日(木)19:00~20:30頃
(中之島ローズポート19:00出航/20:30頃着)

ゲスト:しりあがり寿(漫画家)、西野達(美術家)
案内役:木ノ下智恵子(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任准教授)
コース:ローズポート→桜宮(帝国ホテル付近)→八軒家浜→
    中之島バンクス前→ほたるまち→ローズポート

参加費:2,000円(1ドリンク付)※15歳以下の方は保護者同伴
定員:60名(事前申込・振込制/先着順・定員になり次第〆切)
申込〆切:12月4日(日)19:00

申込方法:[参加者氏名、参加人数、住所、メールアドレス、
      当日連絡が取れる電話番号]を電話、もしくはメールにてご連絡ください。
申込先:アートエリアB1【受付中】
06-6226-4006(月曜除く12:00~19:00)
E-mail:artareab1.tetsugei@gmail.com
(件名に「12/8船上トーク参加申込」とご記入ください)

お申込手続き・ご入金確認後、当日の参加方法等をお伝
えします。



世界初演のコラボレーション
山川冬樹と伊藤キムが合体して「山川キム」になりました。

「2つのライブパフォーマンス」
トゥバ共和国の超絶的歌唱法「ホーメイ」の歌手であり、
自らの「声」と「身体」を用いて、様々な表現ジャンルを横断するパフォーマンスを
展開する山川冬樹と、「日常の中の非日常性」を根源的なテ-マとして、
風刺と独特のユーモアを交えた表現で活躍する、振付家・ダンサーの伊藤キム。
唯一無二の作品世界をもつ両氏が、「なにわ橋駅地下駐輪場」「京阪電車内」を
劇場空間として見立て、身体と光と音と互いの英知を屈指し、
日常の風景を非日常的な時空間に異化する「2つのライブパフォーマンス」を展開します。


【1】 
会場:なにわ橋駅地下駐輪場
日時:12月10日[土]19:30~開演
(受付:18:50~/受付番号順のご入場となります)

受付場所:アートエリアB1
定員:120名(事前申込制/先着順・定員になり次第〆切)
参加費:無料
アクセス:京阪電車中之島線「なにわ橋駅」地下1階
(地下鉄「淀屋橋駅」「北浜駅」から徒歩約5分)


【2】 
会場:京阪電車貸切電車内
   [車内パフォーマンス/「中之島駅」→「八幡市駅」※往路のみ]
日時:12月11日(日)14:00~14:50
   (受付:13:00~13:40/中之島駅14:01発~八幡市駅14:50着)

受付場所:京阪電車中之島線「中之島駅」
定員:180名(事前申込制/先着順・定員になり次第〆切)
参加費:前売2,500円/当日3,000円
(改札口外での受付となりますので、各駅から「中之島駅」までの運賃は別途必要です)

申込方法:[ご希望の公演(①12月10日or ②12月11日)、参加者氏名、参加人数、
     当日連絡が取れる電話番号、メールアドレス]を電話もしくはメールにてご連絡ください。
申込先:アートエリアB1【受付中】
06-6226-4006(月曜除く12:00~19:00)
E-mail:artareab1.tetsugei@gmail.com
(件名に『「山川キムイベント参加申し込み』とご記入ください)


【総合お問い合せ】
アートエリアB1 TEL:06-6226-4006(12:00-19:00)※月曜休館
http://artarea-b1.jp/

いろいろ変わり目

 2011.11.16
いつまでも暖かいと思っていたら、
2代目《アップルマン》
急に11月らしくなった今日この頃。
西野トラベラーズも変化の時期です。

アートエリアB1では、2代目アップルマンが芳醇な(?)
香りとともに会場を去りました。
次回の登場は12月上旬を予定しています。
次で最後。有終の美にご期待ください。





『ならべうた「徳川15代将軍」』
企画・監督:しりあがり寿

オープン以降、入口のロビーエリアではcontact Gonzo
の映像を上映していましたが、
こちらもしりあがり寿の「ならべうた」に
変わりました。
紹介作品は
「干支」「徳川15 代将軍」「春の七草」。
ご休憩とともにお楽しみいただけると幸いです。



西野達《おおさかDNA》2011
「おおさかカンヴァス推進事業」(主催:大阪府)

そしてなんと!
18日(金)から西野達の写真作品が新たに
加わります!
作品は《おおさかDNA》。
先月、別のプロジェクトとして大阪城公園で
発表された作品が写真となって登場します。
大阪城での展示を見逃したという方、
ぜひぜひこの機会をお見逃しなく!!




さてさて、そして、
参加アーティストに名を連ねる気になるあの方々の詳細は、
この後公表します!乞うご期待。

ジェコ・シオンポとcontact Gonzo映像制作 プレミア上映会

 2011.11.10
10月にパフォーマンスとアーティストトークを行ったジェコとGonzo。
その続編となるプレミア上映会を行います。

この企画は、インドネシア出身のジェコ・シオンポと、大阪を拠点に活動する
contact Gonzoが大阪の街を舞台にダンス映像作品を制作するというもの。
インドネシア パプアのダンスとジャカルタのヒップホップを融合させたジェコと、
人と人との接触を通して「世界の仕組み」を紐解こうとするGonzoが
互いにどんな接触を試み、どんな化学反応があったのか。必見です。


11月12日(土)19:00〜
会場:アートエリアB1
定員:70名(参加無料/申込不要)
http://artarea-b1.jp/event/tetsugei01/contents/program.html

当日は、Gonzoお馴染みのシルクスクリーンショップあり、
インドネシア特産ドリンクあり(!?)と、
これまた楽しくなりそうです。

皆さまのご来場、お待ちしております!

横山裕一 スペシャルトーク 語り尽くした夜!

 2011.11.10
本展では、会期中にゲストアーティストと西野達によるスペシャルな対談が企画されています。
その第1弾ともなる横山裕一×西野達スペシャルトーク in 中之島バンクスが終了しました。

たくさんのご来場、ありがとうございました!

トークでは、横山さん直々の「トラベル」の解説とともに、
長年撮りためられ、時には作品制作のモチーフともなっている膨大な写真の紹介や、
道路地図を見ながらの“横山流旅のススメ”が展開されました。

横山さんの独特の語り口に度々笑いの渦に巻かれる会場。
そして、ヨーロッパ帰りの西野さんからは有名店のチョコレートの差し入れあり、
CENTER-Aスタッフによるバーでは、特別メニュー「トラベラーズハイ」が登場と、
とても楽しいトークイベントとなりました。

「横山裕一 トラベル」展は、大阪・中之島、京都・清水五条で同時開催中です!
ぜひぜひこの機会に趣向の異なる二つの展示をお楽しみください。
http://artarea-b1.jp/event/tetsugei01/contents/program.html


中之島バンクスCENTER-A


 西野さんからの差し入れチョコレート&CENTER-A特別バー

11/6(日)18時〜20時「横山裕一スペシャルトーク in 中之島バンクス」

 2011.11.5
鉄道芸術祭の参加アーティストで、京都・Antenna Mediaと大阪・中之島バンクス、そしてアートエリアB1地上の屋外にて「トラベル展」を開催中の横山裕一氏。
その横山氏と西野達氏が対談を行うスペシャルトークを11/6(日)に行います!

ーーー
「横山裕一スペシャルトーク in 中之島バンクス」
大阪・京都の2会場で個展「トラベル」を開催中の横山裕一と、西野達によるトークイベントを行います。「鉄道芸術祭」のテーマ「鉄道と旅」にちなみ、横山が20年ぐらい前から旅に出て撮りためていた写真を公開。作品『トラベル』の制作秘話についてなども含め、世界を旅する西野と語り合います。

日時:11月6日(日)18:00~20:00
会場:中之島バンクスCENTER-A
アクセス:http://artarea-b1.jp/event/tetsugei01/contents/access.html
定員:50名(参加無料・申込不要)
ゲスト:横山裕一(漫画家、美術家)×西野達(アーティスト)
ーーー
西野氏もこのトークの直前までヨーロッパを旅していました。もしかするとちょっとしたサプライズがあるかもしれません。また中之島バンクス発のバーも特別オープン予定です。
とても貴重な機会ですので、是非足をお運びくださいませ!


中之島バンクス展示風景        


     

アップルマン2号 制作中!

 2011.11.3
子どもたちからの人気者!?《アップルマン》の 初代が
惜しくも先週末に会場を去り、
まさに今、第2号の公開制作中です!

《アップルマン》不在中にお越しいただいた皆様には、
ご覧いただけず申し訳ございません。

明日4日には2号完成予定です。
恐らく公開期間は、11月13日頃までになると思われます。
第3号の公開期間は未定ですので、
この機会に、フレッシュでたくましい《アップルマン》をご覧いただけると幸いです!

初代《アップルマン》

「contact Gonzoとジェコ・シオンポの創作コトハジメ」@なにわ橋駅地下駐輪場

 2011.10.29
contact Gonzoとジェコ・シオンポによる最初のイベントが終了しました。
たくさんのご来場、ありがとうございました。

地下駐輪場での初イベントとして、
この場所でGonzoのパフォーマンスができてよかったなぁ、とつくづく。
お客さまからも好評でした。

Gonzoとジェコによるプログラムは、
「ジェコ・シオンポとcontact Gonzo映像制作プレミア上映会」
へと続きます。
日時:11月12日(土)19:00〜
会場:アートエリアB1
定員:70名(参加無料/申込不要)

今回のパフォーマンス&アーティストトークを見逃した、という方も
是非お越しくださいませ。

第1部contact Gonzoパフォーマンス

第1部contact Gonzoパフォーマンス

第2部アーティストトーク

第2部アーティストトーク
Gonzoメンバーによるシルクプリントショップ

contact Gonzoとジェコ・シオンポの創作コトハジメ

 2011.10.25
明日です!
「contact Gonzoとジェコ・シオンポの創作コトハジメ」

会場は「アートエリアB1」ではなく、当館がある「なにわ橋駅」の地下駐輪場です。
ここが何とも妙な空間で、本展のためのリサーチで西野さんが発見されました。
この場所でGonozoがどんな反応を示してくれるのか、今から楽しみです。

 本プログラムは、第1部の「contact Gonzoパフォーマンス」と、
第2部の「アーティストトーク」の2部構成となっています。

第1部の参加は事前申込制となっていますが、若干空きがあるため、当日受付を行います。
参加をご希望の方は、19時までにアートエリアB1までお越しください。

皆さまのご来場をお待ちしております! 

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「contact Gonzoとジェコ・シオンポの創作コトハジメ」
開催日:10月26日(水)

第1部「contact Gonzoパフォーマンス」
時間:19:00受付 
会場:なにわ橋駅地下駐輪場(※受付場所は「アートエリアB1」となります)

定員:70名(参加無料・事前申込制)※当日受付あり(19時までにアートエリアB1にご来場ください)

第2部「アーティストトーク」
時間:20:00─21:00
会場:アートエリアB1
定員:70名(参加無料・入退場自由)

※第1部については「大阪市現代芸術創造支援事業大阪滞在制作シリーズ」(主催:大阪市)の一環で開催します。
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お問い合せ:アートエリアB1
06-6226-4006(12:00〜19:00)

「西野トラベラーズ」3つのイベントとともに幕開け

 2011.10.25
無事に展覧会がスタートしました。
オープニングイベントでは、京都の「Antenna Media」大阪の「アートエリアB1」、「中之島バンクスCENTER-A」を西野達が巡るトークツアー&スペシャルバーを開催。多くのお客さまで賑わいました!
たくさんのご来場、ありがとうございました。


さて、オープニングイベントの記録とともに、ここでも改めて現在開催中の「西野トラベラーズ」の展示をご紹介します。
京都・清水五条の「Antenna Media」では、漫画家・横山裕一の代表作の一つ「トラベル」を西野トラベラーズ特別版の展示でご覧いただけます。
空間構成は「Antenna Media」を運営するメンバーが手掛けてくださいました。
“Antenna Media×横山裕一×鉄道芸術祭”という異色コラボによる展示を是非お楽しみください。
22日のトークイベントでは、こだわりの特製駅弁が配られ、雰囲気たっぷりのオープニングトークとなりました。
Antenna Mediaトーク風景
Antenna Media特製駅弁


「アートエリアB1」では、関西初となる西野達の個展を開催中です。
西野が実際に京阪沿線をリサーチし、独自の視点で描いた巨大絵図「京阪沿線御案内図」や、「なにわ橋駅」で撮影された写真作品の他、西野ならではのユニークな彫刻作品をご覧いただけます。
そして、会場入口にて出迎えてくれるのが《アップルマン》。この作品は12月25日までの展示が確約できないので、是非是非お早めにご来場いただくことをお勧めします。


アートエリアB1 トーク風景
アートエリアB1展示風景
そして、「アートエリアB1」から地上へ出る1番出入口では、横山裕一の屋外展示がありますので、こちらも是非ご覧くださいませ。


最後に京阪電車の西の終着駅である「中之島駅」の「中之島バンクス CENTER-A」。ここでは横山裕一「トラベル」の原画展を開催しています。大阪らしからぬ!?川辺のおしゃれエリアで、ゆっくりと作品をご覧いただける空間です。
オープニングイベントでは、スタッフの方が特製のカクテルをご用意してくださいました。その名も「スイートトラベル」!嬉しいサプライズもあり、初日の宴は、大盛況のうちに終了することができました。
中之島バンクスCENTER-A オープニングパーティー


その他、会期中には注目イベントが目白押しです。
遠方ではありますが、是非3会場を巡って、“鉄道で巡るアートの旅”をお楽しみいただくとともに、これから12月25日まで、本芸術祭をご堪能いただければ幸いです。

スタッフブログ開設しました!

 2011.10.24
アートエリアB1「鉄道芸術祭vol.1西野トラベラーズー行き先はどこだ?ー」スタッフブログがようやく開設いたしました。
これからから様々な情報をリアルタイムに発信していきますので、ご注目くださいませ。

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