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分からないものを形に描き出すこと。

「災害にまつわる所作と対話」をテーマに開催している展覧会「ニュー"コロニー/アイランド"2」。会場では、展示作品や災害にまつわる資料をきっかけに、来場者の方々と様々な対話が繰り広げられています。そこで、このブログでも会場で重ねられてゆく対話の記録を、会場運営を支えるサポートスタッフの視点からご紹介します。

今回のサーチプロジェクトvol.5「ニュー"コロニーアイランド"2」のサブタイトルは「災害にまつわる所作と対話」。ちょっと重いイメージもありますが、会場に足を運んでいただくとそこには、2011年の東日本大震災だけでなく阪神淡路大震災や室戸台風、スマトラ沖地震に関する作品や資料があり、見応えのある展示内容となっています。
その中の一つに、漫画家のしりあがり寿氏が東日本大震災後に立ち上げたプロジェクトから出来上がったクッションがあります。
みなさんは「漫符」ってご存知ですか?
マンガには感情や場の雰囲気、自然現象など見えないものを可視化する便利な符号があります。それが「漫符」です。
この「漫符」の描かれたクッション、会場内の寝室やソファに溶け込んでいますが、あるイメージを元に募集して描かれた漫符から作られたものです。さて、何をイメージして作られたものでしょうか。

居間の漫符クッション居間の漫符クッション②

会場では、「この漫符、何だと思いますか?」と問いかけると、「微生物」と答えてくださったお客様もいらっしゃいました。
3.11の後、しりあがりさんは、放射能を表現した漫符がないことに気づき、これから必要になるであろう放射能の漫符を一般の方から募集するプロジェクトを立ち上げました。
本展では、プロジェクトで集まった漫符のスケッチをファブリックにプリントアウトしてオリジナルクッションを制作。会場の居間や寝室のスペースにそっと置いてあります。
お客様に答えをお伝えすると、「へぇ!」と驚かれたりご納得されたりします。
今回の展示では、このようにスタッフと対話を交えながら作品をご覧いただければと思います。

さらに会場では、今回ご来場いただいた方々からも漫符を募集しています。
これまでに玄関のポストに投函(=提出)していただいた漫符の一部を、ここでご紹介します!

漫符スケッチ①漫符スケッチ②居間の漫符クッション③

漫符スケッチ④漫符スケッチ⑤漫符スケッチ⑥

あたまの中にぼんやりとあるイメージをスケッチすることは、個々の思いや考えを他者と対話することと似ているな、と思います。 
これも今回の展覧会の対話のひとつの形。何が描かれているか、じっくり拝見させていただいています。
災害についての思いや考え方を表現することは決して容易いことではありませんが、スタッフとの会話や、来場者ノート、漫符スケッチなどで、対話の形跡を残していただけると嬉しいです。

ご来訪、もしくはまたのお越しを、お待ちしております。

サーチプロジェクトvol.5特設サイトhttp://search5.jimdo.com/

書籍との対話から気づくこと

 2016.5.28(B1事務局 サポートスタッフ)

こんにちは。アートエリアB1サポートスタッフの竹花です。

サーチプロジェクトvol.5「ニュー"コロニー/アイランド"2 〜災害にまつわる所作と対話」は、オープンからおよそ2カ月半が経ちました。
わたしは昨冬の展覧会、鉄道芸術祭vol.5ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」にもサポートスタッフとして参加していたのですが、その時とはまた違う層の鑑賞者の方々にお会いし、美術の様々なアプローチの仕方を感じています。

今回はリビングにある本棚を紹介いたします。

書籍の閲覧中

居間の本棚

本棚には、3がつ11にちをわすれないためにセンターの「わすれン!レコード」、小田山徹さんの《握り石》、出展者のみなさまの関係書籍、災害に関する書籍が配架されています。 展覧会の初日からさらに書籍の種類が増えました!再度いらした際はぜひラインナップをもう一度見直してみてくださいね。
鑑賞者の皆様も時折足を止めて、写真集や雑誌をご覧になられています。

災害史、津波史などの災害に関する書籍の中には、『被災ママ812人が作った 子連れ防災実践ノート』『生き延びるための非常食[最強]ガイド』といった、災害に備えるための書籍も置かれています。
私も空いている時間にめくって、「これやってみよう」「これは買い足したほうがいいかも!」などなど防災のヒントを探したりしています。 ちなみに次にやってみたいことは常時持ち歩きの避難グッズの用意です!

こうした書籍や、contact Gonzoさんの《shelters》などを見ながら、「災害が起こった時にどうするか?」を考えることもまた、「災害にまつわる所作と対話」の一つだな、防災の方法も、災害と防災の繰り返し、「災害にまつわる所作と対話」のなかで生まれたものなのではないか、と考えました。
「災害にまつわる所作と対話」という言葉を与えられて、「これがそうだったのではないか」と気づくことが時折あります。
同様に今回の展示が、皆様のそうした気づきのきっかけ、災害に対する備え(地震に限らず!)を考えるきっかけとなってくれるといいなと思います。

6月26日(日)まで、様々なイベントと共に展覧会は続きます。ぜひ一度ご来場ください!
サーチプロジェクトvol.5特設サイトhttp://search5.jimdo.com/

優しく、漫画でたたかう しりあがり寿さんの「"あの日"からの......」

この日のラボカフェスペシャルfeaturingサーチプロジェクトのゲストは出展者のお一人、漫画家のしりあがり寿さんでした。
東日本大震災の後、原発や被災地の事をテーマにマンガを描き続けてきたしりあがりさん。開催中のサーチプロジェクトvol.5では、
・戸惑って、その後笑って、支援する。ボランティア擬似体験できる《ボランティア顔出し》
・見えないものを可視化するマンガの手法「漫符」を用いた放射能の表し方を一般の人に描いてもらい、その漫符をクッションカバーにプリントした《放射能可視化》
・しりあがりさんが震災直後に震災から50年後の未来を描いたマンガからの一コマを子ども室の壁紙にプリントした《海辺の村》
の3作品が展示されています。

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ラボカフェスペシャルfeaturingサーチプロジェクト
「"あの日"からの......」

4月13日[水]19:30─21:00
ゲスト:しりあがり寿(漫画家)
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東北大震災以降、人々の心情を描き続けてきたしりあがりさんを迎えてのトークは、おのずと作品にも深く関わっている原子力発電の話題が中心になりました。

しりあがり寿さん「"あの日"からの......」①しりあがり寿さん「"あの日"からの......」②

代表作「真夜中の弥次さん喜多さん」「地球防衛家のヒトビト」の紹介から始まり、深刻な災害の最中に震災を題材にすることの難しさや、笑いの持つ攻撃性に言及されました。
当事者の方々にとってはマイナスに受け止められる可能性もあり、フランスで起きた風刺画を巡る問題にも絡めながらお話いただきました。
(出展作品であるクッションカバーにプリントした《放射能可視化》を手にお話をされるしりあがり寿さん)しりあがり寿さん「"あの日"からの......」③

しりあがりさんが広告メーカー勤務時代に、制作したCMに数件のクレームがきて映像を差し替えた、というエピソードを話していただきました。
ネット社会になり簡単に「個人の正義」が発信できるようになった今、クレームを受ける側は守りに入らざるを得ない状況が出来上がっていますが、クレームを受ける側ももう少しタフでいいのではないか、としりあがりさんは語ります。

会場からの質疑応答では、震災ボランティアに対する疑問や迷いの話も出ました。
受け入れ態勢の整っていない所に行くことは、現地の負担にならないだろうか?それでも行くべきだろうか。との問いかけに、「偽善と言われることを恐れるあまり、色々なことを考えてしまうけれど、善は偽善の中に含まれることだから、行けばいいんだよ。でも、行かなくてもいい。」という正しいか間違っているかで結論を出してしまわない、しりあがりさんらしいコメントを聴くことが出来ました。

しりあがり寿さん「"あの日"からの......」④会場からの質問では更に、「火力発電と原子力発電、どっちがいいですか?」とのストレートな質問もありましたが、
賛成か反対かで答えを出すのではなく、それぞれが異なる意見を出し合える、ラボカフェらしい貴重なトークだったと感じました。

しりあがり寿さん「"あの日"からの......」⑤

095/111
展覧会82日目/書評カフェ「100万回生きたねこ」

本日はラボカフェ、中之島哲学コレージュ:書評カフェ「100万回生きたねこ」を開催しました。

100万回生きたねこ1

  

進行は、青木健太さん(大阪大学大学院文学研究科博士後期課程)、カフェマスターは、松川絵里さん(CSCD特任研究員)です。

 

絵本「100万回生きたねこ」について、進行の青木さんが最初に概要を説明した後、参加者からいくつか質問をしていただき、それについて参加者全員で考えてみる、という時間になりました。

 

今回メインの質問となったのは、「あなたは100万回生きたねこになりたいですか?」というものでした。

ねこは、満足しない生き方のときは100万回も生き返ったのに、最後は満足したから生き返らなかった。つまり、満足した生き方が出来なければ、いつまでも死ぬ事ができないのではないか。

そのねこのように、あなたは本当に満足した生き方が出来るようになるまで死ねない、という「生」がほしいですか?という問いでした。

 

今回は、ご高齢の方から小学校低学年まで、幅広い年齢層の方々にご参加いただき、本当に色々な意見が出ました。

このプログラムよって何か一つの答えが出るわけではありませんが、みんなで考えることによって、様々な考え方があることが分かり、考え方の幅が広がる、そんな時間になったのではないでしょうか。

100万回生きたねこ2

何かを教わる、先生の話を聞いて知識を得る、という形とはまた異なる"対話"の場として、様々な方のご意見に耳を傾け、また、自分なりの意見を自由に発言して、会場に居合わせた方々と、その日のテーマに沿って一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

次回のラボカフェは、6月24日、オープンミーティング「アートをサポートすること、とは?」です。

皆様のご参加をお待ちしております!

 

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サーチプロジェクトvol.3

「アパートメント・ワンワンワン 〜中之島1丁目1-1で繰り広げる111日〜」

会期〈展覧会期〉3月29日(土)─7月6日(日)
    12:00〜19:00 ※月曜休館(ただし、5/5開館、5/7休館)/入場無料

共同企画者graf(クリエイティブユニット)IN/SECTS(編集プロダクション)

会場設営dot architects

主催アートエリアB1 

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094/111
展覧会81日目/めくれるワンワンワン

今回のサーチプロジェクト、「アパートメント・ワンワンワン」では、
写真撮影は大歓迎、ただし作品に触れて頂くことはご遠慮いただいています。
...ですが、中には触れていただける(むしろ、触れていただきたい)作品があります。

現在、2号室と4号室の間の壁沿いに展示されている、

140619_search3_111-1.JPG


こちらの作品。写真の左から順番に、
第3の入居者、蒼室寛幸さん、タダユキヒロさん、
こいけぐらんじさん、大嶋宏和さんの巨大漫画本が展示されています。

こちらは実際に手にとって、読んでいただけます。
ぜひ、ご遠慮なく、手に取ってご覧ください!

来館者の方の中には、ここで巨大漫画本をご覧になって、
お気に入りの一冊を見つけられた方がいらっしゃいました。
「巨大漫画本のお話と同じものは売っていないですか?」
とご質問いただけるほど、気に入って頂けたようです。

140619_search3_111-2.JPG

 
また、現在、5号室には美術作家・奥原しんこさんの作品が展示されています。
ここには、何冊か、オレンジ色のスケッチブックが...。

140619_search3_111-3.JPG

 
スケッチブックには、奥原さんが日々描き連ねて来られた、
身近な植物などが描かれています。
 
こちらもぜひ、お手に取ってご覧ください。
140619_search3_111-4.jpg


もちろん、ショップやおみやげコーナーの商品も、
お手に取ってごゆっくりご覧くださいね。

 
会期も残すところわずかとなった「アパートメント・ワンワンワン」。
7月6日(日)で展覧会を終了いたします。

イベントも、
今週末22日のMASAGONさんのワークショップ「かぶりものをつくろう!」と、
最終日クロージングイベント「ワンワンワンまつり」の、2つを残すのみ!
(22日のワークショップは先着順10名、定員まであと少しです。
ご希望の方はお早目のご予約を!)

まだ足を運ばれていない方も、すでにお越し頂いた方も、
「アパートメント・ワンワンワン」の今後の動きをお見逃しなく!

 

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【次回 関連プログラム】

MASAGONワークショップ 「かぶりものをつくろう!」

日時6月22日(日)13:00〜16:00
定員10名(要事前予約/先着順)

参加費3,000円

持ち物片一方になった手袋や着れなくなった服、ペットボトル、遊ばなくなったぬいぐるみ、わたなどかぶりものに装飾したい素材を自由にお持ちください。 ※裁縫道具など、必要な道具は無料にて貸し出します。(その他、端切れの詰め合わせも有料にてご用意しています)


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サーチプロジェクトvol.3

「アパートメント・ワンワンワン 〜中之島1丁目1-1で繰り広げる111日〜」

会期〈展覧会期〉3月29日(土)─7月6日(日)
    12:00〜19:00 ※月曜休館(ただし、5/5開館、5/7休館)/入場無料

共同企画者graf(クリエイティブユニット)IN/SECTS(編集プロダクション)

会場設営dot architects

主催アートエリアB1 

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092/111
展覧会80日目/子カフェ「ママの働き方」

本日はラボカフェの開催日。今日のプログラムは、子カフェ「ママの働き方」。

 

今日は「アパートメント・ワンワンワン」のフットサル場も、ウレタンマットを敷い、小さなお子さん連れでも安心な、"子カフェ仕様"な空間に。

そして、ラボカフェ史上初の試み、お子さんのいらっしゃるお母さんも参加しやすいようにと、11:00〜13:00という朝の時間帯で開催しました。

6/18子カフェ1

カフェマスターは、大阪大学CSCD教員で子カフェプロジェクトメンバーでもある、八木絵香さん、久保田 テツさん、蓮行さん。

子どもを持つお母さんたちは、どのようにして子育てと仕事を両立していくのか、またその「両立」とは一体どういう状態であるのかなど、とても熱心な議論がなされていました。

今回ご参加頂いた方には、実際にお仕事をされながら育児をされているお母さんが多かったようです。実際小さなお子さんを連れられて参加されている方もいらっしゃって、子どもの声が時折聞こえる、和やかな雰囲気でした。もちろんお子さんがおられない方からの意見も大変貴重で、とても幅広い視点で話が広がっていたように思います。

6/18子カフェ2今回の子カフェの為に、なんと関東から(!)来られた方もいらっしゃり、「子ども」と「仕事」の両立についてじっくり話合える機会の重要さ、大切さを改めて感じました。

6/18子カフェ3

家庭の経済的状況、周りのコミュニティ、地域との接し方、自身の育児をすることによって変わる社会的状況や立場、夫婦の役割の持ち方、〔親〕になることのリアリティ、準備や実際の苦労について、などなど、育児と仕事にまつわる多くのことを共有、議論する豊かな時間となっていました。

6/18子カフェ4

ラボカフェ終了後もお話は尽きず、フットサル場はしばらく、素敵な交流の場になっていました。

継続を望む声もたくさんいただきました。

次回開催の予定は、まだ決まっていませんが、ぜひぜひ幅広い方のご参加をお待ちしております!

  

さて、ここで今回の子カフェにもつながる、ひとつの冊子(フリーペーパー)をご紹介します。

こどもかぞく表紙「こどもかぞく」というフリーペーパーで、子カフェプロジェクトメンバーの久保田テツさんが作成され、CSCDから発行されています。

内容は、

〔親〕になってしまった人にきく

と題して、久保田さんが5人の〔親〕へ自身の家族について行ったインタビューが収録されています。

本日の子カフェでも議題にあがっていましたが、親になるというのはどういうことなのか。

親という役割、その距離感は家庭によって全然違い、社会的にも価値観によってかなり左右されます。

全然違う環境で〔親〕となった5人の方の家族のかたちが見え、また自身の家族のかたちを考えてみるきっかけになるのではないでしょうか。

『こどもとかぞく』は、現在アートエリアB1でも配布中です。是非ともご一読ください。

 

 

 

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サーチプロジェクトvol.3

「アパートメント・ワンワンワン 〜中之島1丁目1-1で繰り広げる111日〜」

会期〈展覧会期〉3月29日(土)─7月6日(日)
    12:00〜19:00 ※月曜休館(ただし、5/5開館、5/7休館)/入場無料

共同企画者graf(クリエイティブユニット)IN/SECTS(編集プロダクション)

会場設営dot architects

主催アートエリアB1 

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083/111
展覧会72日目/ワンワンワン83日目まつり

土日と連続イベントが続く「アパートメント・ワンワンワン」。

日曜日は、少し遅めの"中間祭り"ということで、「ワンワンワン83日目まつり〜ここで皆さまにご報告があります〜」を開催しました。

おまつりの前半は、美術作家の永岡大輔さんによるワークショップ。

そして後半は、イラストレーターの鈴木裕之さんと、ファッションブランド「Né-net」を展開するデザイナーの髙島一精さんによる対談を行いました。

イベントタイトルの副題にある"ご報告"とは、この対談で発表されたお二人からの"ご報告"です。

 

まずは前半の永岡大輔さんのワークショップ。

今回は「オオサカサラムドゥル」というワークショップを開催しました。

「ワンワンワン83日目まつり 〜ここで皆さまにご報告があります〜」「ワンワンワン83日目まつり 〜ここで皆さまにご報告があります〜」

 

まずはグループになって一つの紙皿を囲みます。この紙皿のなかで"テキスト"をつくっていく、というのが「サラムドゥル」です。

テキストの元になるのは、持ち寄った様々な本から切り出された、お気に入りの一節や文章の数々。

まずは文章を切り抜き、それを混ぜてしまいます。そこから一束を取って、それが自分の「手札」となります。

「ワンワンワン83日目まつり 〜ここで皆さまにご報告があります〜」「ワンワンワン83日目まつり 〜ここで皆さまにご報告があります〜」

そして、順番に「手札」から紙皿の上にテキストを並べていきます。前の一節に繋がるように、「手札」を出していき、お皿のなかにひとつのストーリーが出来上がります。

そうして出来上がったテキストをグループ別に発表しました。

「ワンワンワン83日目まつり 〜ここで皆さまにご報告があります〜」

ここではひとつだけご紹介しましょう。

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今日は雨だから、
偶然思い出した。
未亡人は
あのパフォーマンスを見た数日前の夜のことを、
レストランで絵を描いていたら
それらに出会っていない。
と思いながらその後は絶対聞くまいとして
まず一杯のコーヒーを飲む
わたしは財布を取り出し、中を開き、
暫くの間何も言わなかった。
きっと、パパよりも先に死ぬわよ
あどけなさを残す声
外の世界より、内の人間の方が大事であるという
どこまでもあいまいで、
二人ともにこっと笑った。

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そして今回はなんと、音楽家のVOQさんが完成したテキストに音楽を付けて、

歌ってくださいました。

「ワンワンワン83日目まつり 〜ここで皆さまにご報告があります〜」

完成したテキストの内容もさることながら、

切り取られてもなお、作家や作品の個性をまとい続けている様々な文体・フォントのテキストが、お皿の上で何らかのストーリーを描き出そうとしている様がなんとも面白く、まるで言葉と戯れるようなひとときでした。

永岡さん、そしてご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

 

さて、そんな永岡さんのワークショップの余韻に浸りつつ、

後半は髙島一精さんと鈴木裕之さんの対談です。

「ワンワンワン83日目まつり 〜ここで皆さまにご報告があります〜」

お二人は、第1期の展示で4号室と5号室に入居されていた、いわば"お隣さん"の間柄。今回の対談では、それぞれの展示をコーディネートしてくださった、grafの服部滋樹さんと、IN/SECTSの中村悠介さんにも "後見役" としてご登場いただき、お二人の対談を先導していただきました。

お二人からの "ご報告" とは......

今回の展覧会で初めて鈴木さんの絵を見られた髙島さん。鈴木さんの作品をとても気に入られたようで、

この度、「Né-net」が発行する雑誌でのコラボが決まりました!

(写真は、高島さんが入居中の4号室の現在の様子。第4期に入って、鈴木さんの作品も移設されました)

「アパートメント・ワンワンワン」4号室/高島一精さん(第4期の様子)

実は今日のおまつりが始まる開館前には、4号室でお二人の撮影も。既に着々と準備が進んでいるようです。

今後の展開は、髙島一精さんのブログを要チェックです!

 

さて一方で、フットサル場がトークで盛り上がっている最中、

第1期の入居者である、MASAGONさんが今月22日に開催するワークショップの素材を届けてくださいました。

「ワンワンワン83日目まつり 〜ここで皆さまにご報告があります〜」

さっそくトークでもご紹介。

「ワンワンワン83日目まつり 〜ここで皆さまにご報告があります〜」

(次回のワークショップでは、この真っ白いかぶりものをベースに、好きな装飾を付けて、オリジナルのかぶりものを完成させます)

  

そんなこんなであっという間に一時間が過ぎました。

お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。

そして、髙島さん、鈴木さん、服部さん、中村さん、楽しいトークをありがとうございました!

次回のイベントは、6月22日、MASAGONワークショップ「かぶりものをつくろう!」です。

こちらもかなり面白い内容になりそうです。

そして、最終日の7月6日には、本祭「ワンワンワンまつり」を開催します。

これまでのゲストが集結した一大イベント。コンテンツの詳細は、近日中にWEBにて公開予定です。

ますます盛り上がる「アパートメント・ワンワンワン」。今後のイベントにもぜひご期待ください!

 

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【次回 関連プログラム】

MASAGONワークショップ 「かぶりものをつくろう!」

日時6月22日(日)13:00〜16:00
定員10名(要事前予約/先着順

参加費3,000円

持ち物片一方になった手袋や着れなくなった服、ペットボトル、遊ばなくなったぬいぐるみ、わたなどかぶりものに装飾したい素材を自由にお持ちください。 ※裁縫道具など、必要な道具は無料にて貸し出します。(その他、端切れの詰め合わせも有料にてご用意しています)


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サーチプロジェクトvol.3

「アパートメント・ワンワンワン 〜中之島1丁目1-1で繰り広げる111日〜」

会期〈展覧会期〉3月29日(土)─7月6日(日)
    12:00〜19:00 ※月曜休館(ただし、5/5開館、5/7休館)/入場無料

共同企画者graf(クリエイティブユニット)IN/SECTS(編集プロダクション)

会場設営dot architects

主催アートエリアB1 

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082/111
展覧会71日目/ワークショップ

今日は、松本力さんによるワークショップ「踊る人形 ~The Animation of Dancing Men~」を開催しました!

参加者全員でアニメーションを制作するというこのワークショップ。

当日は、5歳〜60代まで幅広い方にご参加いただきました。

松本力ワークショップ「踊る人形 ~The Animation of Dancing Men~」

まずは、フットサル場で"動き"を担当する人と、その"動き"を絵に"描く人"に分かれました。

"動き"担当の人は、隣の人の動きに連なるように、ポーズをつくります。

"描く人"は、細長い紙の端っこに目の前のポーズをとっている人を描きます。

松本力ワークショップ「踊る人形 ~The Animation of Dancing Men~」

「このとき、見える通りに描かなくてもいい、例えば虫みたいに描いてもいいんだよ」と松本さんからアドバイス。

描き終わったら、隣に移動し、"描く人"と"動く人"がどんどんローテーションしていく、という仕組みです。

松本力ワークショップ「踊る人形 ~The Animation of Dancing Men~」

"動く人"は、隣の人の動きを見て自分のポーズを考えるのですが、そのプロセスで、少しずつストーリーが生まれてきます。

そしてそれが"描く人"の手によってさらに要素が加えられて絵になります。これがアニメーションの一つパーツになります。

例えば、

「空を飛んでいる」(飛んでいるイメージのポーズ)→と思ったら「落下!」(のイメージのポーズ)→着地しようと......(のイメージでポーズ!)→でも失敗!(地べたでつぶれているポーズ)

→落ち込む......

というような感じ。

それを50回くらい繰り返して、お話がどんどん展開していくのですが、

今回のワークショップでは、完成したアニメーションがループするように、一番最初の絵に戻るようにお話を作らないといけません。

さぁ大変!!というわけで、みんなで頭をひねらせて、超!奇想天外なお話が完成しました。

松本力ワークショップ「踊る人形 ~The Animation of Dancing Men~」

 

アニメーションの筋書きができたところで、お待ちかねのお昼ご飯。

今日は、松本力さん特製のレシピでgrafさんが作ってくださった、「松本力特製チカレー」をご用意。とってもフルーティーでちょっぴりスパイシーな、なんだか松本さんらしいカレーでした。

とっても美味しかったです◎

松本力ワークショップ「踊る人形 ~The Animation of Dancing Men~」松本力ワークショップ「踊る人形 ~The Animation of Dancing Men~」

 

お昼ご飯が終わったら、先ほど描いた絵と絵を繋いでいく作業です。

絵がちゃんと動き出すように、絵と絵の間の動きやストーリーを考えて、絵を描き足していきます。

松本力ワークショップ「踊る人形 ~The Animation of Dancing Men~」

大人も子どもも真剣!

そこにそっと音楽家のVOQさんがギターを持って入って来られました。

松本力ワークショップ「踊る人形 ~The Animation of Dancing Men~」松本力ワークショップ「踊る人形 ~The Animation of Dancing Men~」

 

「ぼくの後について声を出して」というVOQさんに言われるままに、皆さん、描きながらVOQさんの後について歌います。

それがアニメーションのBGMになりました!

そうこうしているうちに、完成した一連の原画。

松本力ワークショップ「踊る人形 ~The Animation of Dancing Men~」

まるで絵巻物のようになった原画を松本さんの「絵巻物マシーン」で撮影します。

松本力ワークショップ「踊る人形 ~The Animation of Dancing Men~」松本力ワークショップ「踊る人形 ~The Animation of Dancing Men~」

あっという間に6時間が過ぎ、アニメーションが完成!

フットサル場で上映会を行いました。

松本力ワークショップ「踊る人形 ~The Animation of Dancing Men~」

アニメーションの原画は、会場でも近日中に展示予定です。

また、映像はYouTubeにアップさせていただく予定です!

ご参加いただけなかった方もぜひお楽しみに!

 

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サーチプロジェクトvol.3

「アパートメント・ワンワンワン 〜中之島1丁目1-1で繰り広げる111日〜」

会期〈展覧会期〉3月29日(土)─7月6日(日)
    12:00〜19:00 ※月曜休館(ただし、5/5開館、5/7休館)/入場無料

共同企画者graf(クリエイティブユニット)IN/SECTS(編集プロダクション)

会場設営dot architects

主催アートエリアB1 

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082/111
展覧会71日目/ライブパフォーマンス

松本力さんによるワークショップ「踊る人形 ~The Animation of Dancing Men~」を終えた後、

夜は、VOQさん+松本力さんによるライブパフォーマンスを開催しました。

題して、「土佐堀川をヤブ犬リバーと呼べばいい」。

当日は、このタイトルに惹かれて来られた方も多かったようです。

 

この時間ばかりは、フットサル場は、VOQさんの歌と、松本さんのアニメーションに酔いしれるパフォーマンス会場に。

VOQ+松本力 ライブパフォーマンス「土佐堀川をヤブ犬リバーと呼べばいい」

 VOQ+松本力 ライブパフォーマンス「土佐堀川をヤブ犬リバーと呼べばいい」

VOQ+松本力 ライブパフォーマンス「土佐堀川をヤブ犬リバーと呼べばいい」

そしてライブの後半は、松本さんもパフォーマンスに参加!

(おそらく)大阪滞在中に作られた歌を、全身全霊のパフォーマンスで見せてくださいました。

前半とは打って変わって、衝撃と爆笑に包まれる会場。

VOQ+松本力 ライブパフォーマンス「土佐堀川をヤブ犬リバーと呼べばいい」

VOQ+松本力 ライブパフォーマンス「土佐堀川をヤブ犬リバーと呼べばいい」

 

松本力さん、VOQさん、最高の歌とパフォーマンスをありがとうございました。

また、ご来場くださった皆さま、ありがとうございました!

会場では、VOQさんのCDも販売中です。

今回来れなかった方も、ぜひ展示でぞれぞれの作品をお楽しみください。

 

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サーチプロジェクトvol.3

「アパートメント・ワンワンワン 〜中之島1丁目1-1で繰り広げる111日〜」

会期〈展覧会期〉3月29日(土)─7月6日(日)
    12:00〜19:00 ※月曜休館(ただし、5/5開館、5/7休館)/入場無料

共同企画者graf(クリエイティブユニット)IN/SECTS(編集プロダクション)

会場設営dot architects

主催アートエリアB1 

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080/111
展覧会69日目/第4期搬入終わりました!

第4期の展示が始まりました!

「アパートメント・ワンワンワン」も今期でいよいよ最終幕を迎えます。

第4期の入居者(出展作家)は──

奥原しんこ(美術作家)http://www.shinko.cc/
永岡大輔(美術作家)http://daisukenagaoka.jimdo.com/
VOQ(音楽家)http://www.organ-o-rounge.org/voq/
松本力(映像作家)http://chikara.p1.bindsite.jp/

最後の"入居者さん"は、grafさんが"仲介役"(コーディネート)を務める、関東方面を拠点に活動されている作家の方々です。

2号室に入居したのは、音楽家のVOQ(ボック)さん。

小屋のなかに"小屋"が出現しました!ここでは、部屋のなかに貼り出されたキャプションに沿って作品をお楽しみください。

中の"小屋"に入れるのは、お一人ずつ。ゆっくりと音楽をご体感ください。

「アパートメント・ワンワンワン」2号室/第4期─VOQさん「アパートメント・ワンワンワン」2号室/第4期─VOQさん

 

そして3号室には、美術作家の永岡大輔さん。

部屋の中の壁が黒になり、随分と雰囲気が変わりました。

中では、ドローイングと映像作品を展示しています。

ここでは、ぜひ椅子に座って、じっくりと作品をご鑑賞ください。

「アパートメント・ワンワンワン」3号室/第4期─永岡大輔さん「アパートメント・ワンワンワン」3号室/第4期─永岡大輔さん

5号室に入居されたのは、美術作家の奥原しんこさん。

日常で見つけた雑草を描いた作品と、そのことを描いた日記、

壁に付けられている言葉は、奥原さんのお祖父さんが縒って作ったという麻ひもで綴られた日記の中の言葉です。

展示されているクロッキー帳は、手に取ってご覧いただけます。

絵と言葉の中を"散歩"するような展示です。

「アパートメント・ワンワンワン」5号室/第4期─奥原しんこさん

「アパートメント・ワンワンワン」5号室/第4期─奥原しんこさん

そして、4期では、フットサル場も展示替えがあり、

映像作家の松本力さんが入られました。

今回の作品は、東京夕張の自治間地域連携モデル事業で、6回にわたって北海道夕張市で在制作された際の作品です。

「アパートメント・ワンワンワン」フットサル場/第4期─松本力さん「アパートメント・ワンワンワン」フットサル場/第4期─松本力さん

また、奥の長いテーブルの上には、アニメーションの原画も展示。

そして、会期中には、映像の展示替えも予定しています。

  

最後の展示替えにして、またさらに会場の雰囲気が大きく変わった第4期。

初めてご来場される方は、これまでの入居者も含めて、実に23組ものゲストの作品がありますので、ぜひごゆっくりとお越しください。

 

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サーチプロジェクトvol.3

「アパートメント・ワンワンワン 〜中之島1丁目1-1で繰り広げる111日〜」

会期〈展覧会期〉3月29日(土)─7月6日(日)
    12:00〜19:00 ※月曜休館(ただし、5/5開館、5/7休館)/入場無料

共同企画者graf(クリエイティブユニット)IN/SECTS(編集プロダクション)

会場設営dot architects

主催アートエリアB1 

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