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鉄道芸術祭vol.5ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」関連プログラム
"見えてくる"を体験!「光善寺駅カメラオブスキュラ」ツアー

10月24日、鉄道芸術祭vol.5ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」初日、オープニングイベントの前に「光善寺駅カメラオブスキュラ」ツアーの一般公開第1回目を開催しました!

「光善寺駅カメラオブスキュラ」ツアーは、ホンマタカシさんが京阪電車「光善寺駅」の "とある場所" を、カメラの語源とされる光学装置「カメラオブスキュラ」の空間に再生し、会期中に限定公開する、出展作品に深く関わる空間体感をしていただけるツアーです。
 
8月の展覧会準備中にホンマさんよりレクチャーを受けたスタッフがナビゲーターとなるこのツアー。会期中に複数回開催します!(※詳しくはコチラ

カメラオブスキュラのレクチャー8月末、ホンマさんのレクチャーを受けるスタッフ

カメラオブスキュラとは、cameraは部屋、obscuraは薄暗い。「薄暗い部屋」という意味で、「カメラ」の由来となった言葉です。
ピンホールカメラや針穴写真機という言葉、耳にされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 暗い部屋に小さな針穴を開けると、穴から外光が入り、反対側の壁に外の像が上下反転して映るという紀元前から知られている自然現象です。
映る像から遠近法を正確に拾うことができるため、カメラオブスキュラは古くから絵画に取り入れられてきた手法です。おそらくこの手法を用いていたであろうとされ、有名なのは『真珠の耳飾りの少女』などで知られるフェルメール。日本でも葛飾北斎によって、節穴からの風景が障子に映った、逆さ富士が描かれていました。
感光材料を使い、写り込んだ像を紙などに定着させることができるようになったのが200年ほど前の事、カメラの誕生です。 デジタルカメラやスマートフォンを誰でも持ち歩くいま、写真を撮ることはとてもお手軽になりました。
 
だからこそホンマさんは、持ち運べない「カメラオブスキュラ」にこだわります。
何でも簡単に、それなりにできてしまうからこそ敢えて、制約をつくることで表現が面白くなる。と、これまでカメラオブスキュラの手法で、世界中の様々なところでその時にしか撮れない作品を撮影されてきました。
 
そしてここ、光善寺駅でも。

光善寺駅にあるカメラオブスキュラへ光善寺駅カメラオブスキュラ.JPG

ツアーでは展覧会をご覧いただいた後、みんなで光善寺駅へ移動。いよいよ「光善寺駅カメラオブスキュラ」の体験となります。

ホームに着くと細い階段を上がり、10人ほど入るといっぱいになってしまう四畳半畳敷きの茶室のような小部屋に、茶室のようなにじり口から入ります。
入ってすぐは真っ暗で何も見えません。四つん這いのまま先に入っている人の気配を感じつつ、手探りで奥に進み、壁際に腰掛けます。
片側の壁に小さな明るい穴があり、その反対側の壁の下の方に鉄塔と電線のようなシルエットが見えてきます。 上下が反転しているので天井にホーム(地面)が映ります。
暗闇に目が慣れていくに従い、見えるものが増え、壁一面だけでなく、天井にも左右の壁にもイメージが広がっていることに気づきます。
 
線路を渡る車やホームを歩く人の動き、どんどん「今」のディテールが見えてきます。
踏切警報音が聞こえ、電車の近づいてくる音、ホームのアナウンスが聞こえると、電車が投影の中を走り去っていきます。
音は外の環境と繋がっていながら別空間。壁の向こうにも、空間があるような錯覚を起こしました。

曇りの日ははモノクロに見え、晴れて光が強い日はカラーに、よりクリアに見えてきます。
このタイミングの、この場所でしか見ることのできないイメージ。
 
日々ネットやテレビで沢山の動画や画像を目にし、どんな情報が得られるかばかりを追いかけている中で、ただ「見える」面白さに気づき、見入る。新鮮な体験でした。

光善寺駅のホーム.JPG

光善寺駅ホームより大阪方面を見る

20151024_testugei5_opening11.JPG

カメラオブスキュラでの撮影は1時間もかかり、初めに明るさを決めても、天候は変化するので、失敗してしまうことも。そこが面白い。と語るホンマさんの作品とその撮影されたカメラオブスキュラも体験できる鉄道芸術祭vol.5。
 
展覧会の様子やイベントの模様、随時レポートしていきます!お楽しみに!


鉄道芸術祭vol.5 /ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」
会期:2015 年10 月24 日(土)~12 月26 日(土)

「光善寺カメラオブスキュラ」ツアー[有料・要申込]
・11月1日(日)12:30~14:30/13:30~15:30
・11月14日(土)12:30~14:30/13:30~15:30
・11月23日(月・祝)12:30~14:30/13:30~15:30
・12月4日(金)13:30~15:30
・12月6日(日)12:30~14:30/13:30~15:30
・12月26日(土)12:30~14:30
参加費:1,000円(なにわ橋駅~光善寺駅までの片道運賃を含む)
受付場所:アートエリアB1
各回定員:10名程度(要事前申込・先着順)

鉄道芸術祭vol.5ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」関連プログラム
アーティストの視点を掘り下げるトークと作品とシンクロするスペシャルライブによる幕開け!

10月24日、鉄道芸術祭vol.5ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」初日、オープニングイベントを開催しました!

トークとライブの二部構成のオープニングイベント。まずはトークから。
大阪出身の社会学者・南後由和さんをゲストにお迎えし、ホンマタカシさん・アートエリアB1の運営委員でもあるcontact Gonzoの塚原さんとともに、大阪・京阪電車について、都市や郊外について、ストリート・アートについて、カメラについてなど、鉄道芸術祭vol.5の出展作品・アーティストそれぞれへの考察と合わせ、トークを繰り広げていただきました。
20151024_testugei5_opening3.JPG複数のアーティストが出展する鉄道芸術祭ならではのプロデューサーとして、出展作家として、他のアーティストやスタッフとのやりとりやなりゆきの中から作品・展覧会が創りだされていくことに面白みを見出すホンマさんの考え。南後さんならではの視点で語られる、アーティストの作品表現とその土地との関係性について。などの興味深いお話に、ご来場いただいた方々も熱心に聞き入っておられ、あっという間の2時間でした。

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トークの後は蓮沼執太さんによるライブパフォーマンス!
dot architectsさんによる実寸大の京阪電車の車両模型の中で、作品と演奏をシンクロさせる蓮沼さん。

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蓮沼さんだけでなく来場者のみなさんも車両模型の椅子に腰掛け、演奏を聞きながら、車窓越しにホンマさんのカメラオブスキュラによる撮影作品を見たり、思い思いに楽しんでいただけたようです。

20151024_testugei5_opening9.JPG

 

たくさんの方にお越しいただき、盛況のスタートを切ることができました。

鉄道芸術祭vol.5ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」関連プログラム
23日内覧会を開催しました!

鉄道芸術祭とは・・・アートエリアB1 では、鉄道の創造性に着目したプログラム「鉄道芸術祭」を2010 年より開催しています。 vol.5 となる今回は、【風景・景色、視覚・視点】をテーマに展覧会や関連企画を展開していきます。

オープニング前日の10月23日に内覧会を開催しました。
実はアートエリアB1では、今回が初めてとなる内覧会。 当日は本展プロデューサーのホンマタカシさんをはじめ、参加アーティストの黒田益朗さん、小山友也さん、NAZEさん、PUGMENTの大谷さん・今福さん、蓮沼執太さんにお集まりいただき、ホンマさんとの質疑応答形式でギャラリーツアーを行いました。
お越しいただいたご招待の方々は、アーティストの制作意図・作品への思いに直に触れ、また、アーティストの方々へも感想や質問を直接投げかけていただき、スタッフもとても刺激を受けました。

ここでは、ギャラリーツアーのルートに合わせて、本展の魅力を少しだけご紹介させていただきます。展覧会は、12月26日までの開催です!ぜひ会場にて各作家の作品世界を直にご堪能ください。

駅や電車を、単なる交通手段としてではない視点で、それぞれのアーティストが考察、捉え直した本展は、リュミエール兄弟・小津安二郎監督・ヴィム・ベンダース監督へのオマージュを本展プロデューサーのホンマタカシが独自の視点で構成した映像インスタレーションで始まります。

20151023_tetsugei5_nairankai8.JPGホンマタカシ イントロダクション「映像の世紀〜alternative train〜」の前にて、開会を祝して乾杯!

20151023_tetsugei5_nairankai1.JPGホンマタカシ「カメラオブスキュラ スタディーズ」

そして会場には、実寸大の京阪電車(1車両)が出現!本展の会場設計・設営を担当していただいたdot architectsさんによるこの車両空間では、ホンマタカシさんが京阪沿線3箇所(京橋、寝屋川、光善寺)でカメラオブスキュラにより撮影した写真作品と、蓮沼執太さんがその撮影場所でフィールド・レコーディングして制作した音響作品が堪能できます。
まるで車窓の風景を眺めるかのような展示と、駅や車庫で採取された様々な音がつくりだす不思議な空間をお楽しみください。

 

電車空間を通り抜けると、ホンマさんが「光善寺駅」のカメラオブスキュラで撮影した映像作品、
そして対面には、ドイツのアーティストであるマティアス・ヴェルムカ&ミーシャ・ラインカウフの映像作品「蛍光オレンジの牛」を上映しています。
ヴェルムカ&ラインカウフの映像作品は、ベルリン市内で撮影された2005年の作品。街の様々な場所にブランコを設置して漕ぐというパフォーマンスを通じて、日常の中で見落としているものを感じさせられる映像です。

20151023_tetsugei5_nairankai2.JPGホンマタカシ 「列車の到着 by カメラオブスキュラ」

※本展の関連プログラム「光善寺駅カメラオブスキュラ」ツアーでは、光善寺の撮影場所(カメラオブスキュラ)を実際に体験していただくことができます。ぜひご自身の目で「見る」ことを体感してください。

そして、電車の外壁に沿って、 NAZEさん、小山友也さん、黒田益朗さん、PUGMENTさんの作品が展開されます。

20151023_tetsugei5_nairankai4.JPGNAZE 「NAZEtopiaと空飛ぶCUTEちゃん」

活動拠点の京都から大阪までの移動中の観察・妄想から生まれたドローイングと、NAZEさんが普段から収集している物で創り上げられた空想の都市"NAZEtopia"。見れば見るほど、好奇心をくすぐられる作品です。

 

20151023_tetsugei5_nairankai3.JPG小山友也「Obey individual languages.」

一般的なコミュニケーションと異なるコミュニケーションの在り方を作品化する小山さん。大阪や東京の街で出会った音漏れを音源に踊る小山さんの映像は目が離せなくなります。

 

20151023_tetsugei5_nairankai5.JPG黒田益朗「宿り木調査記録」

落葉樹の木に寄生して生息する宿り木を、京阪沿線で調査し、その記録を模型とブックレット、写真で展示した作品。グラフィックデザイナーである黒田さんならではの、美しく爽やかな空間になっています。記録写真は、会期中に増える予定です!ぜひご注目ください。

 

20151023_tetsugei5_nairankai6.JPGPUGMENT「SLEEPING PASSENGERS」

アーティストでありながら、ファッションブランドとして活動するPUGMENTさんは、今回電車の中で居眠りをする人に着目し、「電車に居るための服」としてパジャマを制作しました。
展示では、パジャマ作品と、京阪電車内でパジャマを着用したモデルが居眠りする映像、そして実際の京阪電車の座席シートを用いたインスタレーションで構成され、とてもインパクトのある展示になっています。

 

アーティストそれぞれの視点が際立つ本展覧会、是非、会場まで足をお運びいただき、「もうひとつの電車」を体感してください!

鉄道芸術祭サポートスタッフ募集中!(サポスタさんに聞いてみました!)

ただいま鉄道芸術祭vol.5の開幕に向けて、準備が進みつつあるアートエリアB1。鉄道芸術祭などアートエリアB1の主催事業に欠かすことのできない協力者「サポートスタッフ」の募集も開始しています。
サポートスタッフ(通称 サポスタさん)はどんなことをしているのでしょう?
昨年の鉄道芸術祭vol.4「音のステーション」からサポートスタッフに応募され、いまもダンサーとして活躍する傍ら、スタッフとしてアートエリアB1に関わり続けている三田さんに、サポスタの色々、聞いてみました!

三田さん01.JPGーなぜアートエリアB1のサポートスタッフに応募されたのですか?

アートエリアB1には、これまでにラボカフェなどで何度か訪れたことがあったのですが、耳で聴く音だけが、音楽なのだろうか。ということを考えている時に「音のステーション」の出展作家の一人、OPTRONプレーヤーの伊東篤宏さんがゲストに来られていたラボカフェ「放電ノイズを操る、伊東篤宏の仕事」に参加しました。
話がとても興味深く、その時に《音》をテーマにした展覧会が始まることを知り、従来の音・音楽の在り方とは異なる角度からアプローチする企画テーマに惹かれました。
展覧会を見に来るだけじゃなく、お手伝いしながら深く知りたいと思い、応募してみることにしました。
私自身、パフォーマンスをしているので、スタッフをしながら企画運営を学びたい気持ちもありましたね。

ー実際にやってみて、どうでしたか? 三田さん.jpeg

アーティストと直接対話し、目の当たりにできる。
アーティストの方々が、作りながら考えている作品制作の様子や、色んなジャンルの人が話しあいながら展覧会を作り上げていく様子が近くで見られて面白かったです。
そして何より、駅の中にあるB1だからこそ、見に来る目的だけじゃなく、偶然通りがかりに来場された人に展覧会をご案内することが楽しかったです。

 

 


アートエリアB1では、ただいま10月24日から開催する鉄道芸術祭vol.5 ホンマタカシプロデュース「もうひとつの電車 ~alternative train~」のサポートスタッフを募集中です!
*展覧会の会場設営・撤収のサポート
作品搬入・展示・撤収のお手伝いや、会場の案内サインづくりなど。展覧会をつくり上げるお手伝いをします。 

*会場運営に関するサポート

来場者の方々がより深く鑑賞していただけるよう展示のご案内をします。
*イベントやワークショップの運営・制作サポート
イベント当日のナビゲートなど。プログラムに応じてサポートします。
*スタッフブログの更新、その他広報サポート
イベントチラシの挟み込みや発送など集客のサポート。また、スタッフのコメントとしてブログの更新を行います。

search4.JPG活動内容は多岐に渡ります。サーチプロジェクトvol.4では白衣を着て粘菌のエサやりをすることも!(※注:今回、白衣の着用はありません)
 
展覧会やワークショップの運営に興味がある方。鉄道、アート、写真、映像が好きな方。ボランティアをやってみたい方。何かに取り組んでみたい方、人とコミュニケーションを取るのが好きな方、大歓迎です。まずは10月3日/7日に行うサポスタ説明会にご参加ください!
7日の説明会はラボカフェとして開催しますので、申し込み不要でご参加いただけます!鉄芸vol.5の魅力紹介や運営サポートについての素朴な疑問にもお答えする、プレトーク。
"サポスタ"に興味はあるけれど一歩踏み出せない。と迷っている方も是非、お気軽にご参加ください。

ご応募、お待ちしております!

 

『アート&サイエンス「ニュー"コロニー / アイランド"」のその先へ』

日々さまざまに会場の状況が変化し、多種多様なトークプログラムを開催しながら3ヶ月間に渡って開催してきた「ニュー"コロニー/アイランド"」もいよいよ628日に閉幕。

その前日、本展のプロジェクトメンバーと企画を立ち上げたアートエリアB1運営メンバーが勢ぞろいして、締めくくりとなるクロージングイベントを開催しました。

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ラボカフェスペシャル×サーチプロジェクト関連企画
知と感性のネットワークシリーズ
クロージングトーク 『アート&サイエンス「ニュー"コロニー / アイランド"」のその先へ』
http://artarea-b1.jp/archive/2015/0627755.php
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出演メンバーはこちらです。
ゲスト:上田昌宏(大阪大学理学研究科教授)
    中垣俊之(北海道大学電子科学研究所教授)
    dot architects(建築ユニット)
    yang02(アーティスト)
    稲福孝信(アーティスト、プログラマー)
カフェマスター(進行):木ノ下智恵子、久保田テツ(大阪大学CSCD教員、アートエリアB1運営委員)
          塚原悠也(ダンスボックス、アートエリアB1運営委員)

 

トークの前に、まずはプロジェクトメンバー全員でギャラリーツアーを開催。アーティスト、建築チームそれぞれが担当した部分を紹介しながら展示全体の概要を説明していきました。
今回の展覧会では、「アーティストと作品」というかたちはなく、企画趣旨に対してプロジェクトメンバーがそれぞれの分野で尽力しコラボレートして展覧会ができあがっています。

 サーチ4クロージング1

 サーチ4クロージング2

 

トーク前半では、研究者として本展にご参画いただいた上田昌宏さん、中垣俊之さんにそれぞれの研究についてご紹介いただきました。

北海道大学の中垣俊之さんは、本展のために粘菌の培養方法を伝授してくださり、また、本展で培養した「キイロモジホコリ」をご提供くださいました。
北海道大学電子科学研究所の教授であると同時に、「単細胞地位向上委員会」の会長であられる中垣さん。今回のレクチャーでは、ご自身の研究対象であられる「キイロモジホコリ」が含まれる「真正粘菌」の生態をご紹介くださいました

サーチ4クロージング3

彼ら(彼女ら?)は、どういった特性をもっていて、どのように生きているのか。
知性を持っているという粘菌は、迷路を解くことができるといわれています。
その方法は、粘菌が迷路全体を埋め尽くしたあと、最後に一番短いルートだけを残して他の通路にいる部分は撤退していくというものです。

粘菌はそうして最適なルートを探し出します。中垣さんが行った東京の地形を再現した実験では、駅のある場所へ粘菌と餌を置いてやると実際の鉄道網とほぼ同じ形をしたルートをつくったそうです。

サーチ4クロージング4

そのような「知性」が注目されている粘菌ですが、単細胞生物である粘菌は、「切っても切っても粘菌、くっつけてもくっつけても粘菌」だそうで、「自分と他者」という存在がない生き物です。

そして、実験に用いられた黄色いアメーバ状の状態(変形体)は、粘菌の姿のひとつでしかなく、子実体となり、胞子となり風にのって飛んでいくのも粘菌の姿です。

今回の展覧会でも、中之島の形をした培地の上で、粘菌がくっついたり離れたり、そして子実体になり胞子になり、と様々な姿を見せてくれました。

 

続いては、大阪大学の上田昌宏さんによるレクチャー。上田さんが研究されているのは、キイロモジホコリとは異なる種類の「細胞性粘菌」です。

サーチ4クロージング5

キイロモジホコリなどの真正粘菌よりもずっと微小な細胞性粘菌は、「くっつけてもくっつけても粘菌(単細胞)」の真正粘菌とは異なり、飢餓状態に陥ると細胞が集まり、多細胞体制になって子実体をつくって胞子となります。(例えていうと、米の形がなくなり全体が同一化した餅と、米の形を残したまま一体化したおにぎりのような感じでしょうか)

細胞が集まる際、細胞から化学物質が放出され、それに同調するように周囲の細胞が集まってきます。そこから子実体に変化する時、植物でいう茎にあたる部分となりやがて死んでいく細胞と、実になり胞子となって生き延びる細胞とに分かれます。全体の約20%の細胞は、残りの80%の細胞を生かすために死んでいくそうです。

このように、個々の細胞が役割をこなすことで生き延びるため、社会的な生物というふうにも言われています。

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様々に姿を変えながら、動物とも植物ともつかない曖昧で不確かな粘菌の生き方は、我々人間の目から見ると、とても合理的で潔くも見えます。
今回の展覧会では、上田さんの粘菌に対する考えから多くの重要なキーワードをいただきました。それらの言葉は、会場のキャプションに表され、来場者を導く言葉になっていたと同時に、本展の内容を様々な分野に開く(繋げる)キーワードになっていたようにも思います。

(展覧会場のキャプションに表された上田さんの言葉)
「生き続けていれば間違いでもよい」「無限のバリエーション」「1回も死んでない」「多様な性とマッチング」「閉じるのではなく、開いている状態」「マシンは最適解を目指している」「プログラムできないことに対応するためにプログラムされている」「進化のスピードは早い」

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さて、トーク後半は、プロジェクトメンバー、アートエリアB1運営メンバー、そして客席を巻き込んでのディスカッションとなりました。

サーチ4クロージング6

アーティスト、建築家、研究者がタッグを組んだ今回の展覧会。
それぞれの知恵と知識と技術を集結させた展覧会であることは言うまでもないですが、この出会い自体がとても重要な出来事でもありました。
後半のトークのなかで印象的だったのは、上田さんがこのメンバーと出会えたことが面白かったと仰られていたことや、今回の企画が初対面だったにもかかわらず、クロージングトークのなかでは、上田さんがyang02さんの活動を紹介する、という場面があったことでした。

プロジェクトメンバー同士の出会いが様々なアイデアを芽吹かせ、展覧会ができ、さらにそこから新たな知見が生まれた今回のサーチプロジェクトvol.4「ニュー"コロニー/アイランド" ~"島"のアート&サイエンスとその気配~」。展覧会はこれで終了しますが、この軌跡は記録集として出版予定ですので、ぜひご期待ください。

また、プロジェクトメンバーはじめ、展覧会のトークにご出演いただいたゲストの皆様の今後の活躍にもぜひご注目ください。

最後に、展覧会、トークプログラムにご来場いただいた皆様、本展開催にあたりご協力いただいた皆様にお礼申し上げます。

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サーチプロジェクトvol.4「ニュー"コロニー/アイランド 〜"島"のアート&サイエンスとその気配」

プロジェクトメンバー:
上田昌宏(大阪大学理学研究科教授) 
中垣俊之(北海道大学電子科学研究所教授) 
dot architects(建築ユニット)
yang02(アーティスト)
稲福孝信(アーティスト、プログラマー)

トークゲスト(開催順):
西川勝(大阪大学CSCD教員)
岡村淳(映像作家)
清水徹(一級建築士事務所アトリエ縁代表)
福島邦彦(ファジィシステム研究所特別研究員)
畠中実(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]主任学芸員)
植島啓司(京都造形芸術大学教授)
今福龍太(文化人類学者、批評家)
岡田一男(東京シネマ新社代表取締役)
江南泰佐(作曲家、鍵盤演奏者、快音採取家)
久保田晃弘(アーティスト、多摩美術大学情報デザイン学科教授)
原正彦(東京工業大学大学院総合理工学研究科教授)

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キクチ、川口

サーチ最終週!

3月28日から3ヵ月に渡る、アートや知の可能性を探求(=search)する企画展「サーチプロジェクト」のvol.4「ニュー"コロニー/アイランド"~"島"のアート&サイエンスとその気配~」http://artarea-b1.jp/archive/2015/0628705.phpが最終週に入りました。
そして今週とうとう、中之島培地のすべてのグリッドに粘菌のネットワークが到達しました!

中之島培地を覆う粘菌1.JPG中之島培地を覆う粘菌2.JPG 

展示場内の丸柱が鳥居となり、ビニールテントが張られた中には3Dプリンターが置かれ、椎茸栽培用の原木が組まれ、霧吹きは自動で霧を吹き続ける。
ハイテクのようで、アナログなような。非現実的な空間に白衣を着て立つ。
それが「サーチプロジェクトvol.4」の第一印象でした。

粘菌培地となる「中之島仮設空間」には最初は3Dモデルも粘菌もいない土が広がり、壁面にプロジェクションしている「中之島仮想空間」にはシンプルな空間にアバターが歩いていました。

そんな、非現実的でシンプルな空間に、ワークショップで参加者のみなさん・スタッフのスケッチから生まれた、バグ/ノイズを含んだ画像が「仮想空間」にGPSデータを元に配置され、その画像の3Dモデル化したものが次々に「仮設空間」に置かれていく。それを縫うように粘菌がアメーバ状に広がり、覆い、姿を変える。
日々刻々と姿を変え、リアリティが加わり、一つの生き物のような展示空間になりました。
仮想空間.JPG

粘菌としいたけ.JPG 
映像が動くだけでなく、全体が微動しているような展示。
通りがかりに立ち寄られた方が、その後何度も来られたり、長い時間滞在していただけたり。
見るタイミングによって、見る人によって、様々な印象を持たれたと思います。
粘菌をスケッチする.JPG 
日々の粘菌の変化を、スタッフみなで観察スケッチしています。
過去のスケッチと比較出来るよう、トレーシングペーパーに描いて重ねて展示しています。
会場お越しの際は、過去のものもめくって、ご覧いただけると嬉しいです。 

会期終了まであと5日。関連プログラムも27日のクロージングトーク『アート&サイエンス「ニュー"コロニー / アイランド"」のその先へ』を残すのみとなりました。
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【6月27日16:00〜19:00 クロージングトーク『アート&サイエンス「ニュー"コロニー / アイランド"」のその先へ』】
プロジェクトメンバーとともに、約3ヶ月間におよぶ本展の実験と実践の軌跡を辿り、会期中に開催した多彩なゲストトークで得られた知見や感性を踏まえ、アート&サイエンスの可能性について語り合います。
http://artarea-b1.jp/archive/2015/0627755.php
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アートエリアB1にて、お待ちしております!

コニシ

ハイブリッドなトーク

ラボカフェスペシャル×サーチプロジェクトvol.4の関連企画として、トーク「生物と工学と藝術〜ハイブリッドの創造性〜」が開催されました。
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ラボカフェスペシャル×サーチプロジェクト関連企画
知と感性のネットワークシリーズ

「生物と工学と藝術〜ハイブリッドの創造性〜」
http://artarea-b1.jp/archive/2015/0619754.php
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「粘菌コンピュータ」の研究・開発者である原正彦さんとバイオアートなどの分野で活躍されているアーティストの久保田晃弘さんをゲストにお迎えしての本イベントは、まさに生物と工学と芸術を融合したハイブリッドなトークイベントとなりました。
異なる分野を専門にされているお2人によるハイブリッドなトーク、観客の皆さんも楽しんでいただけたのではないでしょうか。

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原正彦さんのプレゼンテーションでは、自己組織化、時空間機能、揺律創発をキーワードに、「粘菌コンピュータ」についてお話ししていただきました。
現在のコンピュータは正確な答えを出すことができる代わりに、想定外やノイズに弱く、情報量が多いと処理にとても時間がかかってしまいます。しかし、「粘菌コンピュータ」は情報量が多くても、現在のコンピュータのように情報爆発を起こさずに、平均よりもそこそこ良い答えを出すことができます。

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久保田晃弘さんのプレゼンテーションでは、「計算する粘菌と芸術について」というタイトルで、地球外生命体や人工知能のための芸術や人間と依拠しない芸術など、とても興味深いお話しをしていただきました。
人間の人間による人間のための芸術ではなく、地球外生命体や人工知能のための芸術というのは今までに考えたことのない観点で、とても衝撃的でした。

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サーチプロジェクトvol.4の会期も残りわずかとなりました。
http://artarea-b1.jp/archive/2015/0628705.php
本展覧会もサイエンスとアートという異なる分野を合わせたハイブリッドな展覧会となっております。
展覧会場の粘菌たちも日々変化し、さまざまな表情を見せてくれます。
0619粘菌06.JPG
皆さまのお越しをお待ちしております。

なかくぼ

粘菌と音楽の夜

2014年秋-冬に開催した鉄道芸術祭「音のステーション」会期中に行った関連イベント「公開ラジオ 『快音採取 世界の音旅』」のパーソナリティ・江南泰佐さんが再び!
テーマはもちろん「粘菌」!
 
梅雨の夕暮れにぴったりの、一夜限りのラジオ番組になりました。
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ラボカフェスペシャル×サーチプロジェクト関連企画
知と感性のネットワークシリーズ

公開ラジオ番組「快音採取 粘菌の音楽」
http://artarea-b1.jp/archive/2015/0618753.php
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粘菌の音楽スタート.jpg

様々に姿を変える粘菌から連想して万華鏡の音楽、粘菌を用いた実験から生まれた音楽などなど。粘菌から妄想される江南さんセレクトの音楽が続きます。
前回の「快音採取」同様、今回もUstream配信を行い、Twitter、Facebook「#粘菌音楽」でお便りを募集しながら進行しました。

後半に入り、本日のカフェマスター、大阪大学教員の久保田さんを交えてラジオは続きます。
粘菌の音楽_後半.jpg
いま開催中のサーチプロジェクトvol.4「ニュー"コロニー/アイランド"島"のアート&サイエンスとその気配」のタイトル・展覧会の意図について江南さんから久保田さんへ質問が。
地下のコンクリート空間で何かを栽培できたら面白いのではないか、という企画会議でのアイデアから派生したサーチvol.4。
アートエリアB1が、中之「島」という地理的に孤立した特異な場所にあることもテーマの一つであることをお話されました。
アートとサイエンス。音楽とサイエンスも繋がるか。ということでここからはサイエンスを主題に、雰囲気ががらりと変わる選曲に。
徳島の阿波踊りを題材にした作品や、先週ラボカフェにお越しいただいた野村誠さん・やぶくみこさんの「瓦の音楽 musik genteng」から「粘土の協奏曲」など。
瓦のプロジェクトは淡路島・津井が舞台。こちらも島つながりです。瓦の可愛らしい音色が響きます。

最後は江南さんの粘菌へのファーストイメージ、久石譲で「風の谷のナウシカ〜オープニング〜」。
オープニング曲が締めくくり。驚きでしたが、形を変えて生き続ける粘菌の様に、また形を変えてラジオ番組があるのでは、、、と期待を感じずにはいられませんでした。

雨にも関わらず、会場にはたくさんの人にお越しいただき、ありがとうございました。
みなさん、思い思いに粘菌の音楽、楽しんでいただけたのではないでしょうか。

3月28日から開催しておりますサーチプロジェクトvol.4は会期残すところ10日を切りました。
仮設中之島培地の3Dモデルも密集度を増し、粘菌も華麗にネットワークを広げております。
今日の粘菌.JPG

今日の粘菌2.JPG
 
会期中に是非、お越しください。
http://artarea-b1.jp/archive/2015/0628705.php

コニシ

瓦の音

2014年秋-冬に開催した鉄道芸術祭「音のステーション」で「京阪沿線46駅の音楽」を手がけた音楽家・野村誠さん。
今回はラボカフェゲストとしてお越しいただきました!

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ラボカフェスペシャル・ミュージックカフェ
「瓦の音楽 ー伝統産業と作曲家の出会い」
http://artarea-b1.jp/archive/2015/0611750.php
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野村さん・やぶさんとNPO法人 淡路島アートセンター/淡路島の伝統産業「瓦」との出逢い、叩いてみるといい音がしたことからオリジナル音楽づくりに至るまでをお話しいただきました。
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映像には瓦の産地である津井のまち、色々な形の瓦と、瓦に関わる人たち。
野村さん・やぶさんの音づくりを不思議に思いながらも関わっていく津井の人たちのコメントが印象的でした。

いよいよ瓦のコンサート。
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鉄琴のような、聞いたことの無い可愛らしい音色。
 
なんと、「瓦の音楽」は、1曲ごとに使われる瓦が違うのです!
スタッフの方々が瓦を並び替えている間に野村さんのトークをはさみつつ。
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出番の曲を待機する瓦たち
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瓦を叩くバチも試行錯誤された手づくり!
素材はゴルフボールや漂着胡桃の殻など。。。
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「瓦の音楽」プロジェクトが今後、どのように展開していくのでしょうか。
 
野村さん・やぶさん、NPO法人 淡路島アートセンターのみなさま、素敵なトークと生演奏を、ありがとうございました!

コニシ

点が線となるつながり

ラボカフェスペシャル×サーチプロジェクト関連企画

知と感性のネットワークシリーズ
「もうひとつのネットワーク」が開催されました。

http://artarea-b1.jp/archive/2015/0603749.php

都市の工学的ネットワークとは異なる、信仰・修験道・地理・地勢がつくりあげる、

現在ではあまり見えなくなっている、もう一つのネットワークについて興味深い

お話しが繰り広げられました。

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ゲストは宗教人類学者の植島啓司さんと建築ユニットdot architectsの家成俊勝さん。

お二人とも独特の空気感をお持ちの何やら怪しげな(良い意味で)ジェントルマンです。

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植島さんが長年フィールドワークを続けられてきたネパール、タイ、インドネシア・バリ島、スペインなどの国々や、

世界遺産「熊野」をはじめとする国内各所の"聖地"を巡った経験をもとに、次々と語られていく植島ワールド、

そこに並走する家成さんの鋭く豊かな感性が相まってトークは盛り上がり、会場のお客様も食い入るように

聴き入ってらっしゃいました。

平日の水曜日。お客様の出足はどうかなと心配しておりましたが、

スタート間近になってご来場者はどんどん増えていき、スタートしてからも途中入場の方が多数。気がつけば、会場内は何かを知りたい、学びたいという方々の静かな熱気に包まれていました。

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「四国八十八ヶ所めぐり」という日本独特のネットワークについてのくだりでは、会場のお客様を巻き込みつつ様々な見解が会場内を飛び交っていました。

また、海を通して人のネットワークがつながっていくというお話しは想像と現実の狭間で思考をめぐらし、遥か昔まで思いを馳せる良い時間でした。

 改めて人の考え方は多岐に渡っていて、こういった場があることによって様々な意見を聞けて、視野が広がることは素敵なことだと思いました。

お客様の質問コーナーで、本イベントとは少し話はそれるものの、面白いお話がでました。

ロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト10」では一人で楽しむだけではなく、ネット環境を通じて

見知らぬ誰かと誰かがつながり、一緒にゲームが出来るようになっている。

これについてドラクエ好きの植島先生はどう思われますか?とのご質問。

「僕は一人でやるのが好きなのに、わざわざ他人とつながらなくてもいいと思っていましたが、

やってみると案外おもしろい」とのこと。質問者の方も実はドラクエ10をしてからひきこもり傾向が

なくなってきたということで、今や「もうひとつのネットワーク」がコミュニケーション形成の一助を担い

その仲間意識がお互いにとって相乗効果を醸し出す可能性がある。

とても興味深いなと思う一場面でした。

                クワノ

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