2020年12月 イベントスケジュール

創造的実験「パーティー08/NO PARTY」
鉄道芸術祭vol.10「GDP(Gonzo dot party)」イベントプログラム

 2020.12.10(B1事務局 清澤)

鉄道芸術祭vol.10「GDP(Gonzo dot party)」では、メインアーティストであるcontact Gonzoとdot architectsの2組が「経済」を独自に捉え直すための創造的実験「パーティー」を、会期中9回にわたって実施。経済をめぐる様々な視点から、多種多様な"創作、作業、遊び、etc...."が繰り広げられます。アートエリアB1には、「パーティー」での意図的行為と偶然の出来事の連鎖の痕跡が、会期を通じて蓄積し、鉄道芸術祭vol.10の展示空間を構成していきます。
毎回の「パーティー」を写真とともにレポートします。

鉄道芸術祭vol.10「GDP(Gonzo dot party)」詳細情報はこちら

創造的実験「パーティー」全9回のスケジュールはこちら

「パーティー08/NO PARTY」開催情報はこちら

ここまで精力的にさまざまな「創造的実験」に取り組んできたcontact Gonzoとdot architectsですが、12月10日の8回目では、「パーティー」そのものをストライキ、サボタージュし、あらゆることに「NO」を唱えるという、これまでとは逆方向の試みが繰り広げられました。


「パーティー08/NO PARTY」で繰り広げられた行為

・黒のドレスコードに身を包み、各自がお気に入りのくつろぎグッズを持ち寄る。
・「NO PARTY」のプラカードをくつる。
・天井からマイクを吊るす。
・あらゆる質問を投げかけ、全員が「NO」と答える。


party08_全体風景

今回は、労働者の権利主張の手段として行われる集団での職場放棄や、仕事の能率を下げるというアクションを「パーティー」に対して起こすという実験です。

party08_くつろぐ風景

party08_くつろぐ風景2メンバー全員が黒い服を着て集合。各自がダラダラ過ごすためのお気に入りのくつろぎグッズを持ち寄りました。そして、どこから始まったとも分からないうちに、パーティー08が始まりました。

party08_ハンモック

メンバーは思い思いにくつろぎます。ハンモックも吊られ、居心地がよさそうです。

party08_プラカード制作1party08_プラカード制作2party08_プラカード制作3

「パーティー」のストライキということから、「NO PARTY」を訴えるためのプラカードやフラッグも(ゆるゆると)制作されていきます。作業をするメンバー以外は、基本的にダラダラと過ごします。

party08_配信画面

また、今回はオンライン配信画面でも「本日の配信は終了いたしました。」のテロップが終始流れて、ストライキの様相を呈しています。

party08_会場風景

会場ではマイクを天井から吊り下げる他、数本のマイクを設置してメンバーの音声を拾えるようにしています。

party08_マイクで質問を投げかける

「Party」という単語には「政党、党派」や「同じ目的で集まった一団」といった意味もあります。つまり「NO PARTY」は、あらゆる質問に「NO」と答える政党、グループでもあるということで、メンバーがくつろいでいる合間に交代で投げかける質問に対して、他の全員が「NO」と返すという行為が、繰り返されます。

party08_質問する塚原さん

「そろそろ働かなあかんと思ってるんちゃうんか?」
「Nooooo」

party08_質問をする家成さん

「速い車は好きか?昨日締め切りの原稿進んでるんか?」
「Nooooo」

こういった調子で、すべての問いかけに対して「No」が返答されるという行為が繰り返し続けられていきます。

party08_自動書き起こし&翻訳1

配信画面上では、音声認識で自動的に書き起こされた質問文が、英語に自動翻訳されていきます。当然ながら、自動聞き取りと自動翻訳はエラーを起こすので、意味の通らないテキストが表示されたりもします。これもまた、仕事能率を下げるサボタージュ的な要素といえるかもしれません。

party08_自動書き起こし&翻訳2

次々と投げかけられる一見脈絡のない質問には、質問でありながら主張とも異議申し立てとも取れるような内容も含まれていきます。

party08_全体風景

90分を通じてストライキ、サボタージュ、そして「NO」を唱え続けたパーティー08は、最後にはいつ終わったとも分からないなかで、終了となりました。


「パーティー08/NO CREDIT」の痕跡

party08_痕跡パーティー08の痕跡:「NO」のステンシル型

party08_痕跡1

パーティー08の痕跡:床面の「NO」

party08_痕跡2

パーティー08の痕跡:「NO」フラッグ

party08_痕跡3

パーティー08の痕跡:くつろぎグッズのハンモック

撮影:吉見崚

創造的実験「パーティー07/Party manner 2: How to dance」
鉄道芸術祭vol.10「GDP(Gonzo dot party)」イベントプログラム

 2020.12.3(B1事務局 スタッフ 下津)

鉄道芸術祭vol.10「GDP(Gonzo dot party)」では、メインアーティストであるcontact Gonzoとdot architectsの2組が「経済」を独自に捉え直すための創造的実験「パーティー」を、会期中9回にわたって実施。経済をめぐる様々な視点から、多種多様な"創作、作業、遊び、etc...."が繰り広げられます。アートエリアB1には、「パーティー」での意図的行為と偶然の出来事の連鎖の痕跡が、会期を通じて蓄積し、鉄道芸術祭vol.10の展示空間を構成していきます。 
毎回の「パーティー」を写真とともにレポートします。

鉄道芸術祭vol.10「GDP(Gonzo dot party)」詳細情報はこちら

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「パーティー07/Party manner 2 : How to dance」開催情報はこちら

12月3日に開催したパーティー07では、メインアーティストたちがパーティーにおける作法、所作としての「ダンス」をダンサーの中間アヤカさんに習いました。 ダンスには様々な振り付けや動きがありますが、その背景にある考え方なども含めて教えてもらった上で、"パーティーをやり過ごすためのダンス(ゴージャスver.)"を踊ってみるという実験です。


「パーティー07/Party manner 2: How to dance」で繰り広げられた行為と出来事

プロジェクターで明かりを工夫する。
スピーカーで三ヶ尻さんのダンスチューンを流す。
ストレッチをする。
中間アヤカさんにダンスを習う。
シーンを組み立てる。
ストレッチをして終わる。


party07 ゲストダンサーの中間アヤカさん.JPG  party07_ゲストダンサーの中間アヤカさんその2

展示会場の空間をプロジェクターで明かりを調整して、壁面にカラフルなグラデーションとシルエットが浮かび上がるように工夫。即席の舞台が出来上がりました。contact Gonzoのメンバーである三ヶ尻敬悟さんがMIXしたダンスチューンをかけて、中間アヤカさん(上写真)によるダンスレッスンが始まりました。

party07_ストレッチ風景 ストレッチ中.JPG

まずは、しっかりとストレッチから。中間さんによるストレッチ指南を受けながら、本展メインアーティストたちも身体をほぐしていきます。ダンスオーディションでは、すでにこの時点から勝負がスタートしているそうです。

party07 メンバー達の踊りを見る中間さん.JPG

準備体操が終わったところで、「パーティーで音楽がかかっていた時、皆さんだったらどのように踊るか見せてください」と尋ねる中間さん。メインアーティストたちの踊りをひととおり見て、横揺れの動きがメインであること、あんまり楽しそうに見えないことなどを指摘。ここからボックスステップや縦の動き、さらに手の振りも加えた「ゴージャスver.」のダンスを指導していきます。

party07 ダンス指導を受けるメンバー達.JPG

party07_ダンスの練習風景

手の動かし方や、服や顔を触る仕草を取り入れるだけで、みなさんの動きにぐっと表情やダンスらしさが出てくるのが不思議です。表情などアーティストたちの細かなアレンジを褒めながら、中間さんのダンス指南が進行します。 

party07_ポージングの練習

party07_ポージングの練習02

続いて、各自が離れて踊りながら合図で瞬時に定位置でポージングを決める練習です。最初のダンスから打って変わって、メンバーの動きがますます大きく自在になっていくと同時に、ポージングよってひとつのシーンの区切りが生まれるのが、よく分かります。

party07 ダンスバトル発生中.JPG

時間が進むにつれ、ダンスの流れの中で人のダンスを真似してとデュオやダンスバトルが発生し、その周りにはそれに参加する、囃し立てる、またはそれに参加しないといった動きが起こっていきます。

さらに誰かがソロダンスを始めると、その周りにはソリストを引き立てる役割が発生するなど、ダンスの輪の中で自然と様々な動きが連動しては新しい動きが生まれ、移り変わっていくことが実践の中で徐々に明らかになってきました。

party07 ダンス実践中のメンバー達_01.JPG party07 ダンス実践中のメンバー達_02.JPG

今回のパーティーの締めくくりとして、これまでに展開したダンスを組み立て、ひとつのシーンを作り上げることを目指します。「ライオン」「お金持ち」「川」といったキーワードを基にした塚原悠也さん(contact Gonzo)の即興ソロダンスから、さまざまな動きや、小道具(花びら)などが付け足され、パーティーダンスのシーンはますます大きくゴージャスに展開し、決めのポーズで締めくくられました。

party07_ゴージャスver.のポージング

最後に再びストレッチを丁寧に行いクールダウン。パーティー08は無事に終了しました。

party07_再度ストレッチ中.JPG

現在の展覧会場では、今回のパーティーの痕跡として、腰痛のため本パーティーに参加できなかった三ヶ尻さん(contact Gonzo)のアバターが、今回のダンスをトレースして踊っている様子を映像投影しています。

次回の8回目では、「パーティー」そのものをストライキ、サボタージュするという実験を行います。


「パーティー07/Party manner 2: How to dance」の痕跡

party07の痕跡_三ケ尻さんアバター

パーティー07の痕跡:三ケ尻さんのアバター映像

party07の痕跡_反射材フィルム

パーティー07の痕跡:中間さんの背景に使用した反射材フィルム

party07の痕跡_会場風景

パーティー07の痕跡:会場風景

撮影:吉見崚

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