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創造的実験「パーティー05/No credit」
鉄道芸術祭vol.10「GDP(Gonzo dot party)」イベントプログラム

 2020.11.19(B1事務局 清澤)

鉄道芸術祭vol.10「GDP(Gonzo dot party)」では、メインアーティストであるcontact Gonzoとdot architectsの2組が「経済」を独自に捉え直すための創造的実験「パーティー」を、会期中9回にわたって実施。経済をめぐる様々な視点から、多種多様な"創作、作業、遊び、etc...."が繰り広げられます。アートエリアB1には、「パーティー」での意図的行為と偶然の出来事の連鎖の痕跡が、会期を通じて蓄積し、鉄道芸術祭vol.10の展示空間を構成していきます。
毎回の「パーティー」を写真とともにレポートします。

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去る11月19日、「貨幣シリーズ」の最終回となる創造的実験「パーティー05/No credit」が実施されました。「パーティー03、04」で製造された5種類の"貨幣"について、その価値や信用をめぐる実験が座談会形式で展開しました。


「パーティー05/No credit」で繰り広げられた行為

・テーブルを出し、丸太を切って椅子にする。
・作った貨幣を並べてその価値を話し合う。
・ソーセージを茹でホットドッグを作る。
・単位が「パーツィー」に決まる。
・1パーツィー=100,000円とする。
・絵柄ごとに単価を決める。
・貨幣を撮影する。


party05 準備風景

パーティー実験場には、赤いカバーをかけられたテーブルが置かれています。その上に、前回製造し乾かしてあった貨幣を並べていきます。

party05 乾いた貨幣

乾いて色が明るくなった貨幣は、その絵柄もはっきり見えるようになっています。

party05 会議の雰囲気でスタート

テーブルの周りにcontact Gonzoとdot architectsのメンバーが着席し、「パーティー05」がスタートしました。今回は、ゆったりとしたヒーリングミュージックのようなBGMが流れる厳かな雰囲気のなかで、「GDP(Gonzo dot party)」が発行する新貨幣の価値を協議する重要会議としてのパーティーです。

party05 貨幣を確かめる

メンバーは思い思いに貨幣を触ったり、持ち上げたり、叩いてみたりしながら、その触感を確かめます。乾かしただけの貨幣をさらに完成させるために、焼成する、シリコンやチョコレートといった液体を流し込み、固めて型を取るなどのアイデアが出ました。

party05 ソーセージを茹でる

手前に置かれた小鍋では、並行してホットドッグを作るためにたくさんのソーセージが茹でられます。

party05 単位は「パーツィー」に決定

この新しい貨幣について、まず単位が「パーツィー」と定められました。通貨記号のデザインと、1パーツィーは日本円に換算して10万円ということも決まりました。

ADS_1823.jpg

続いて、5種類の絵柄ごとの単価が話し合われます。

party05 パーツィー一覧

上の写真のとおり左から2パーツィー、5パーツィー、10パーツィー、50パーツィー、100パーツィーとなりました。 下段は金塊化された各パーツィーのイメージです。

party05 パーツィー山分け

テーブル上にある財産を、一旦ここにいるメンバーで山分けすることになりました。好きな貨幣を選んで取り分けていきます。

 party05 塚原さん party05 三ケ尻さん

山分けの結果、例えば塚原さんは217パーツィー(=2,170万円)、三ヶ尻さんは49パーツィー(=490万円)を保有していることになりました。

party05 パーツィーと1万円札

パーツィーの価値について話す中で、1万円札とパーツィーを交換したいかどうかという問いには、今はまだ交換したくないなぁとの声も。当たり前ですが、パーツィーの価値に対する「信用」はまだないということですね。

party05 話し合いの様子.jpg

どうすればパーツィーを流通させられるかというテーマでは、展覧会を見にきてくれた方は、会場に展示してある貨幣を持ち帰ることができるようにして、それを後日何かと交換できるようにする、というアイデアが出ました。この案は、引き続き具体的に検討される予定です。

party05 パーツィーの金塊イメージ

最後には、松見さんがパーツィー貨幣の単価ごとの絵柄を撮影し、CGを使って絵柄を型にした金塊イメージを作成して「パーティー05」は終了となりました。

撮影(プロセス):吉見崚


「パーティー05/No credit」では、新しい貨幣「パーツィー」の価値と信用をめぐって、お金にまつわる各メンバーの感覚や思い出の話、またお金のかたち、お金と情報の関係などさまざまな方面にも話が展開しました。
会場には、痕跡として今回のテーブルと丸太の椅子が残され、パーツィーの見本が展示されています。また、見本以外の貨幣はお持ち帰りいただくことが可能です。持ち帰ったパーツィーは、今後価値が上がった時に備えて、大切に保管していただければと思います。

party05_テーブル

テーブルの上のパーツィー貨幣見本

party05_丸太は切って椅子として使われた丸太は切って椅子として使われた

party05_痕跡風景パーティー05が行われたエリアの全体風景

party05_持ち帰り可能な貨幣お持ち帰りが可能なパーツィー貨幣

撮影(痕跡):松見拓也

 

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