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創造的実験「パーティー03/Make the money factory」
鉄道芸術祭vol.10「GDP(Gonzo dot party)」イベントプログラム

 2020.11.5(B1事務局 清澤)

鉄道芸術祭vol.10「GDP(Gonzo dot party)」では、メインアーティストであるcontact Gonzoとdot architectsの2組が「経済」を独自に捉え直すための創造的実験「パーティー」を、会期中9回にわたって実施。経済をめぐる様々な視点から、多種多様な"創作、作業、遊び、etc...."が繰り広げられます。アートエリアB1には、「パーティー」での意図的行為と偶然の出来事の連鎖の痕跡が、会期を通じて蓄積し、鉄道芸術祭vol.10の展示空間を構成していきます。
毎回の「パーティー」を写真とともにレポートします。

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11月5日に実施した3回目では、「貨幣工場を作る」というタイトルの下、貨幣を制作・発行するためのファクトリーを始動させました。この大掛かりな実験は、今回を含めて「パーティー05」まで3回にわたるシリーズで展開される予定です。創造的実験"貨幣シリーズ"の初回はどのようにして進んだのか、ご紹介します。


「パーティー03/Make the money factory」で繰り広げられた行為と出来事
・鉄骨の支柱に丸太を立てかけ貨幣工場をつくる。
・テーブルと冷蔵庫を移動し炊き出しの準備をする。
・丸太を彫って貨幣の判型を作る。
・彫る音をサンプリングしてBGM にする。
・料理が出来上がる。
・貨幣の判型が出来上がる。


party03準備風景

まずは、アートエリアB1に貨幣工場を設置するところから始まりました。単管を縦横に組み合わせて支柱とし、丸太を乗せる作業台をつくります。作業台の乗せられた5丸太の切り口に紋様を彫り、貨幣の判型を制作するという計画です。

party03貨幣工場風景

作業台上部にはラッシングベルトで2本のベルトコンベアが吊り下げられ、カメラが水平移動する簡易な撮影装置も完成しました。

party03炊き出し準備

労働には食べるという行為が欠かせません。どんな労働現場にも必ず食事の場があります。今回は作業をしながらcontact Gonzoの塚原さんが炊き出しをすることになりました。

party03 道具の確認

丸太を彫るための道具を確認するdot architectsのメンバー。ノコギリ、手斧、ノミなどに加えて、グラインダーや丸ノコ、チェーンソーも準備されました。

party03丸太を彫る家成さん

いよいよ木を彫る作業が開始しました。5人のメンバーがそれぞれ一本の丸太に取り組みます。思い思いの貨幣のイメージを思い描きながら、前半は丸太を大まかに成形するためにチェーンソーやノコギリを用いて加工していくパワフルな展開です。

party03丸太を彫る作業party03作業する土井さん

会場には、木屑が舞い散り、さまざまな機械音や作業の音が鳴り響きます。

party03録音する三ケ尻さん

そうした作業の音をcontact Gonzoの三ヶ尻さんが集音マイクで録音し、その場でサンプリングしながらBGMを制作し流していきます。

party03 BGM制作風景

三ヶ尻さんが即興で制作するBGMは、現場や配信映像の雰囲気に独特の起伏とリズムを生み出します。

party03カメラを設置する松見さん

主に撮影と配信を担当するのはcontact Gonzoの松見さん。ベルトコンベア上を流れていくカメラは、落ちる前に誰かが気づいて向きを変えるというルールです。

party03撮影する松見さん

複数台のカメラを用いてさまざまな位置と角度から撮影した映像が、ランダムに切り替わりながらライブ配信が進んでいきます。

party03作業風景

「パーティー03」の全体風景。手前では、BGM制作とライブ配信作業が行われ、その奥で貨幣の判型を彫る作業が進み、最奥の壁際では塚原さんが炊き出しをしています。

party03石田さん貨幣判型プロセス作業が進むにつれ、徐々にそれぞれの貨幣の判型が浮かび上がってきます。

party03家成さんの貨幣判型プロセス

dot architects石田さん(上)と家成さん(下)はいずれも、人の顔のような判型を彫り進めています。そういえば各国の通貨のコインでも、その国の重要な人物の肖像がデザインとして多く採用されていますよね。

party03土井さんの貨幣判型プロセス

一方dot architects土井さんの判型では、丸みを帯びたフォルムに幾何学的な紋様が刻まれていきます。

party03炊き出し

炊き出しも順調に進み、美味しそうな煮込み料理が出来上がりました。
そして貨幣の判型も完成。写真のとおり、形も紋様もさまざまな5種類の判型が出来上がりました。

party03貨幣の判型1 party03貨幣版型2

party03貨幣の判型3 party03貨幣の判型4

party03貨幣の判型5


「パーティー03/Make the money factory」の痕跡としては、貨幣工場コーナーと判型となった丸太、そして木屑が会場に残され、作業時の雰囲気を彷彿とさせます。
そして次回「パーティー04/The factory is movin'」では、この判型を実際に粘土板に突いて、貨幣を製造する実験に取り組むことになります。引き続き、この創造的実験の行方をお楽しみに!

party03痕跡1

完成した貨幣の判型と貨幣工場、そして作業の痕跡

party03痕跡2

party03痕跡3

パーティー03の痕跡(木屑)

party03痕跡4

パーティー03の痕跡(貨幣工場全景)

撮影:吉見崚

 

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