スタッフブログ > 鉄道芸術祭

鉄道芸術祭vol.7クロージングイベント「IL TRENO(THE TRAIN)」
鉄道芸術祭vol.7イベントプログラム

 2018.1.20(B1事務局 三ヶ尻)

11月10日より、約2ヶ月半にわたり開催してきた鉄道芸術祭vol.7「STATION TO STATION」

展覧会最終日の前日となる1月20日(土)、ゲストとして太陽バンド野村卓史さん(a.k.a.グットラックヘイワ)、そして鉄道芸術祭vol.7メインアーティストの立花文穂さんにお越し頂き、鉄道芸術祭vol.7クロージングイベント「IL TRENO(THE TRAIN)」 を行いました。

太陽バンド(=畑俊行さん)と野村卓史さんによる音楽ライヴは「ハタチのわたし」を皮切りにスタートしました。

1.20鉄道芸術祭vol.7クロージングイベント「IL TRENO(THE TRAIN)」

■セットリスト

M1.ハタチのわたし

M2.ガールフレンド

M3.UZMAKI

M4.つらら

M5.東京グラフィティ(with とんちピクルス)

M6.夢の中で泣いた(with とんちピクルス)

M7.セレナーデ

M8.IL TRENO(THE TRAIN)

M9.かつて彼らが旅したように

アンコール. 夏の終わりの大三角形

 

今回ライヴ会場となったのは、鉄道芸術祭vol.7「STATION TO STATION」の展示会場の真ん中。

壁に写る立花文穂さんの映像作品「川の流れのように」を背中に、太陽バンドの力強く熱のこもった声と、野村卓史さんの心地よく五感に染み込むような音が混ざり合います。

 

1.20鉄道芸術祭vol.7クロージングイベント「IL TRENO(THE TRAIN)」メロウな曲で会場をしっとり、そしてうっとりさせていた時、今回シークレットゲストとしてお越しいただいたとんちピクルスさんに登場して頂きました。

「東京グラフィティ」では、痛快でリズミカルなとんちピクルスさんのラップで一気に会場を盛り上げます。 全国津々浦々、鈍行電車を乗りついでライヴ会場へと向かうとんちピクルスさん。乗り継ぐ電車の中でつくられた曲「夢の中で泣いた」では、参加者の方々が左右に揺れたり、目を瞑ったりして、音に心地よく身を委ねる様子が度々みられました。

 

1.20鉄道芸術祭vol.7クロージングイベント「IL TRENO(THE TRAIN)」

そしてライヴのクライマックスとして、鉄道芸術祭vol.7の為に用意された曲「IL TRENO(THE TRAIN)」を初生演奏していただきました。

こちらの曲は、鉄道芸術祭vol.7のはじまりとなったポルトガルの旅の途中、立花さんが蚤の市でみつけた古楽譜「IL TRENO(THE TRAIN)」を野村さんに託したことからはじまりました。今回のライヴでは曲の最後に「中之島ブルース」をミックスし、クロージングイベント特別バージョンとして演奏されました。客席から手拍子が起こり会場が一体となります。(ポルトガルの旅については、使節団トーク『車窓の窓から〜ポルトガル編〜』からご覧下さい。)

さらに、こちらも鉄道芸術祭vol.7に出展された作品のひとつ「かつて彼らが旅したように」でライヴは締めくくられました。こちらは、本展参加アーティストであり、ポルトガルの旅のメンバーでもある作家・石田千さんが作詞され、そして作曲を太陽バンドにして頂きました。

1.20鉄道芸術祭vol.7クロージングイベント「IL TRENO(THE TRAIN)」

続いて会場は、立花文穂さん、太陽バンドと野村卓史さんによる鉄道芸術祭vol.7クロージングトークへうつります。

はじめに、さきほど演奏いただいた曲「IL TRENO(THE TRAIN)」からトークはスタートしました。

「IL TRENO(THE TRAIN)」は、約50年前にウォルター・ベルトラミという音楽家が即興で演奏した音を譜面に書き起こしたものです。とくにこの曲は、タイトなリズム、曲芸のような変拍子基調というようにウォルターの超絶テクニックを持ち合わせた演奏だったため、譜面をみた者を驚かせるほど難解な楽譜となったそうです。
立花さんからこの楽譜を渡された野村さんも例外ではなく、真っ黒になるくらいに音符が並ぶ譜面をひとめ見ただけで、これは難しい曲だと感じたと言います。しかし、野村さんは一度曲を聞いてみて興味が湧き、立花さんからの申し出を受けたくなったと言います。

 

そして話題は、本展のタイトル「STATION TO STATION」へ。

そもそもこのタイトルは、デヴィッド・ボウイが "いかに異文化を取り入れるか" をテーマに制作した9作目のアルバムのタイトルから引用したものでした。このアルバムには、新しい文化を取り入れるメタファーとして、タイトルに「駅」が使用されたと言われています。

展覧会が進むにつれ立花さんは、《AからB》《場所から場所》《文化から文化》へなど2点が繋がること、その繋がる過程、またはレールのように2本の鉄が横に並ぶことによりはじめて鉄道が走ることができるなど、ひとつではなく【ふたつある】ということの重要性に改めて気がつき、「STATION TO STATION」というタイトルが本展に相応しいと日々重ねるごとにさらに実感していったと言います。

1.20鉄道芸術祭vol.7クロージングイベント「IL TRENO(THE TRAIN)」クロージングトーク

本展は【鉄道と身体・知覚・行動】をテーマに、21組の異なるジャンルのアーティストたちによって展開されました。立花さんが責任編集長を務める雑誌『球体七號』としても展開していた本展では、「七號(上リ)」「七號(特別臨時便)」「七號(下リ)」「七號(下リ・最終便)」を刊行。本展のオープニングトーク『立花文穂、STATION TO STATIONを語る』で立花さんがおっしゃった「『球体』はできあがってからできていく。」という言葉のとおり、展示会場も日々進化していきました。

たくさんの点と線が行き交い、約2ヶ月半にわたり開催した鉄道芸術祭vol.7「STATION TO STATION」。ご来場くださいました皆様、展覧会を支えてくださった皆様、誠にありがとうございました。

 

  2018年12月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

スタッフブログ カテゴリ一覧

スタッフブログB1 日々の記録