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歩きながら活断層を体感する(大阪の活断層を巡るツアー)

3月11日から開催してきたサーチプロジェクトvol.5「ニュー "コロニー/アイランド"2 〜災害にまつわる所作と対話〜」。最終日も目前の6月25日は、ナビゲーターに本展アドバイザーである惑星地質学・鉱物学研究者の佐伯和人さん、ゲスト解説者に活断層研究者の廣野哲朗さんをお招きして、「大阪の活断層を巡るツアー」を開催しました。 

 

当日、通天閣の下にツアー参加者の皆さんが集合。ゲスト解説者である廣野さんの服装から、活断層を巡るというこれからの道のりの険しさを想像して、身が引き締まります。

 通天閣の下で説明をする佐伯先生と廣野先生通天閣の下で集合

 

まずはじめに、通天閣に登って上町台地を俯瞰しながら、これから巡るルートの解説を伺いました。

通天閣俯瞰

 

続いて地上に戻り、次のポイントへ向かいます。向かいながら安居神社の急な石段を上り下りしたり、坂道を歩いたりしながら、上町台地の高低差を体感しました。 

次のポイントは清水寺の「玉出の滝」です。流れ出る滝と崖を見上げながら、断層の解説を伺います。

玉出の滝

 

続いて、清水寺墓地の「清水の舞台」へ向かいます。玉出の滝からさらに急な石段をあがって、清水の舞台へ到着しました。
舞台の下の地域は、以前は海だったそうです。潮位の変化の話から解説は宇宙へと及びました。寒冷期と温暖期の変動があるのは、地球の自転軸や公転の軌道が、同じく太陽のまわりをまわっている他の惑星の引力の影響でぶれること。また、太陽系が銀河の中を移動する際に受ける引力の影響すら関わっているそうです。地形の変動と宇宙の営みがつながっているとは!壮大な話に、皆さん熱心に耳を傾けられていました。

清水の舞台

 

坂を下り、どんどん歩きます。歩きながら、上町台地にはとてもたくさんの寺社があることにも気づかされます。

続いては、「大江神社の階段下」にたどり着きました。こちらの神社には狛犬ならぬ狛虎がいて、タイガーズファンの参拝が多いそうです。大江神社への階段は、やはり急な石段が101段もありました。

 

そして最後に「昔の海浜跡」を眺めます。周囲には建物が立ち並び、海の面影はありません。けれどよく見ると道路が大きく波打っていて、かつてここが海であった名残を確かに見ることができました。

 

知識として知るだけではなくて、活断層の史跡を歩きながら巡ってみることで改めて地形を体感したり、地球や宇宙の営みに想いを馳せたり。生憎の雨天でしたが、とても新鮮で充実したツアーでした。

 

  2017年6月

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