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カメラのひみつ〜ひみつは秘密のままで 2015〜

本日はラボカフェスペシャル。いよいよ今月26日までの開催になってしまった「鉄道芸術祭vol.5」とのコラボ企画。
今夜は「カメラのひみつ2015」、なんとなくお母さんの眼を盗んでいるような密やかな気分になるタイトルです。
ゲストは、以前、ソニーマーケティング(株)に在籍していらっしゃった因幡雅文さんと、変心装置制作者のおっとさん、、、、、。変心装置???気になります。

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まずは、因幡さんの「ピントとはそもそも何語でしょうか?」の質問からスタート。
意外と知らないもので、オランダ語とのこと。英語ではフォーカスといいますよね。
次に、「ピンボケの「ボケ」は英語でいうと、なんといいますでしょうか???」との質問。
英語では「アウトオブフォーカス」、そのものズバリではありますが、この日本のボケという表現は外国では、素晴らしい!と言われているようです。

写真はありのままが写る、しかし言葉ではっきりと決めつけない境界線上を漂うような表現方法もある。
想像力に遊びの部分を残すこの、「ぼけ」というあいまいな日本語は海外の方の感性にもぴったりとくるのかもしれませんね。20151209-2.jpg

その後も因幡さんから、カメラの変遷についてのいろいろなお話しが続き、参加者のみなさんもとても興味深くお話しに聞き入ってらっしゃいます。

「カメラは画像をいくらでも記憶できるが、感性として残すには人の心にのこるものでなければ。感性、当然ひとの感性があってそれを写真で表現するのですが、人間の感性は、カメラでは表現を変えることで喚起することもできる。」とおっしゃる因幡さん。

 カメラの変遷を語る因幡さんはとてもイキイキとされていて、また、それを聴いている私もカメラがそんなにも日々進化していたことにあらためて驚きました。

デジタル化が進んだカメラは、ますます使い易く、鮮明な画像を残せるようになっています。
余談として、「シャッターチャンスとは日本しか言わないらしく、外国ではクールな言い回しで、ひそかに人気の言葉だそう。」とは、今回のカフェマスターcontact Gonzo の塚原さん。
海外でも多く活躍する塚原さんならではの面白いカメラにまつわるお話しも飛び出します。

カメラの進化についてどうおもわれますか?という会場からの質問に、
「動画的な要素がはいっているのには賛成。だけど値段はあまり高くなってほしくない。適正な機能が適正な価格で手に入る進化をしていってほしい。一部の買えるひとだけのものにはしたくない。」とおっしゃる因幡さんの回答を聞き、きっと日常的にカメラを持って街中へでて写真を楽しんでもらいたい気持ちで、ずっとお仕事をされてきたのだなぁと感じました。

 

 次に変心装置制作者、おっとさん登場です。
なんと!おもむろに会場のみなさんに3Dメガネを配り始めました!
「僕はほとんどしゃべらないので、作品をみることを中心にしよう」というまさに僕は人見知りだと公言するコメントからスタートです。

虫が苦手な方は大きくうつるので注意がアナウンスされました!一体どんな画像たちが次々に現れてくるのでしょうか。

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いわゆる、赤と青の画像が少しずれている写真(動画)を3Dメガネで見ることによって飛び出してみえる、昔懐かしい飛び出る絵を思い出します。
おっとさんは、3Dの原始的なアナグリフ手法や、目の錯覚を利用した映像作品、写真を手がけています。

そもそも、おっとさんが立体に惹かれる理由は?印象的なコメントがいくつも出てきました。

20151209-5.jpg「山が小さくみえるのはなぜだろう、僕がおおきいからだ。自分が見られない世界がみえるから、立体がおもしろいとおもう。人間としての縮尺を小さくしたり大きくしたりできるところがおもしろいから。」

「巨人の眼になると、日常の風景がすごくゆっくりと見えるが、小人の眼になると世の中がすごく速く動いているように見える。眼で見えない世界がひろがるとき、人間の眼でみている以上のものをとらえられたとき。巨人がみた世界とこびとがみた世界はちがう。」

目の前の世界を3Dにすることで、日常から全く違う世界へ旅立つことができる。

おっとさんの眼は、たぶん私たちが子供の頃にわくわくした想像の世界を今もずっと見つめていて、それを写真や動画で表現しつづけているのではないかな、と思います。
おっとさんの作品に触れた瞬間、子どもの頃のあのワクワクした頃に戻れる。
私には3Dメガネで一生懸命に映像を見てらっしゃる会場のお客様それぞれが子どもに戻っているように見えたステキなひとときでした。

20151209-9.jpg

写真や動画はありのままを写すだけのツールではないのか、、、、
カメラには、まだまだ私の知らない「ひみつ」がたくさんありそうです。

 
△ 電車公演「走る、もうひとつの電車」開催しました! - 2015.12.12(B1事務局 宍戸)
▽ 建築を考えることは「振る舞い」を考えること - 2015.12.5(B1事務局 サポートスタッフ林、菊池)

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