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束芋氏オリジナル作品「心中慰留」完成!

 2013.12.3
デビュー作《にっぽんの台所》をはじめとする《にっぽんの》シリーズや、
吉田修一『悪人』の挿絵、「杉本文楽曾根崎心中」の舞台美術など、
近・現代社会に潜む "人々の心の闇" を描き、日本を代表する現代美術家として世界で活躍する束芋。 本展で束芋は、上方文化の真骨頂とも言える文楽・近松門左衛門の『曾根崎心中』をテーマにした
オリジナルの新作を創って頂きました!
その名も「心中慰留」。
束芋「心中慰留」 『曾根崎心中』は、希代の人形浄瑠璃・歌舞伎作者・近松門左衛門が、
梅田曾根崎天神の森で実際に起こった、醤油屋平野屋の手代徳兵衛と
堂島新地の遊女お初の心中事件を元に芝居に仕立てた不朽の名作。
『近松浄瑠璃集 上・下』校注:松崎仁、原道夫、井口洋、大橋正叔/岩波書店/1995

2011年、これを現代美術家の杉本博司が再構成し、
2013年、新たに冒頭の『観音巡りの段』の映像部分を束芋が担当しました。
「世話物」というジャンルの第一作としても知られる本作は、
世間の様々な不条理や人の心の闇の美学が描かれている点で、
現代社会の出来事を独自に切り込む美術家である束芋作品に通じているのかもしれません。
  オリジナル作品「心中慰留」は、現代に生きる束芋から江戸の世に不合の死 を遂げようとする"お初"への想いをしたためた手紙とドローイングによる作 品です。この手紙は、封筒・切手・スタンプ等々の全ての要素に思考をこらし、 巻物風の長文は束芋自らの筆によって紡がれ、ドローイングは束芋節が詰まっ た逸品です。正しく、言葉と名物(名作)による希代の美術家の最新作をお見 逃し無きよう!
束芋「心中慰留」(部分)束芋「心中慰留」(部分)

そして、12月20日(金)のトークプログラム「上方本談 ─其の七」には束芋が登場します!
この日の本談は対談企画!
お相手は、『憑霊信仰論』や『京都魔界案内』などの著作を通じて、
"日本文化に潜む闇と日本人の心性"について特異な文化論を展開する小松和彦氏です。
本展ならではの対談企画。こちらもお見逃し無く!

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【予告】

上方本談、どこまでも話す年。─其の九

小松和彦×束芋・対談「日本とにっぽんの"闇の文化"〜その魅力と想像力について〜」

日時12月20日(金)19:00─21:00
定員80名程度(参加無料・事前予約優先)
ゲスト小松和彦(民族学者、文化人類学者、国際日本文化研究センター所長)、束芋(現代美術作家)


『憑霊信仰論』や『京都魔界案内』などの著作を通じて、"日本文化に潜む闇と日本人の心性"について特異な文化論を展開する小松和彦。かたや、デビュー 作《にっぽんの台所》をはじめとする《にっぽんの》シリーズや、吉田修一『悪人』の挿絵、「杉本文楽曾根崎心中」の舞台美術など、近・現代社会に潜む "人々の心の闇"を描く束芋。それぞれの"闇への想像力"と、その魅力について語り合います。

 

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鉄道芸術祭vol.3

松岡正剛プロデュース「上方遊歩46景~言葉・本・名物による展覧会~」

会期2013年10月22日[火]ー12月25日[水]
12:00─19:00 月曜休館(祝日の場合は翌日・12/24は開館)
入場料無料(一部有料イベント有り)

主催アートエリアB1【大阪大学+NPO 法人ダンスボックス+ 京阪電気鉄道(株)】
監修・企画・構成松岡正剛
協力ほんばこや、イシス編集学校、編集工学研究所
会場設計dot architects
特別協力(株)海洋堂、graf、ジュンク堂書店、スタンダードブックストア、
     パナソニック(株)
助成おおさか創造千島財団、大阪市
認定公益財団法人 企業メセナ協議会

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